AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ):かつてはGOTと呼ばれていましたが、
酵素の命名法が変わったためこの名前になりました。
肝臓以外にも心臓や筋肉にも多く存在します。
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)かつてはGPTと呼ばれていましたが、
酵素の命名法が変わったためこの名前になりました。
主に肝臓に分布しています。

これら2つの酵素は異常値マークが付いていたら両者のバランスを見るのがよいでしょう。

酵素の値が100U/L以下の場合でAST/ALT(ASTの値をALTで割り算する)が1以上

この場合軽いアルコール性肝障害、脂肪肝が考えられます。
このときγ-GTPも100U/L以上に上がっていたらまず間違いありません。
また心臓に病気がある人(心不全)、
筋肉に異常がある人(筋ジストロフィー症など)もこのパターンとなります。

酵素の値が100U/L以下の場合でAST/ALTが1以下

この場合は慢性肝炎などの肝臓の病気を疑います。
日頃だるい、疲れやすいなどの症状もともなっているはずです。

酵素の値が100U/L~500U/Lの場合でAST/ALTが1以上

これは中等度以上のアルコール性肝炎が疑われます。
飲酒の状況を思い出してください。
またγ-GTPも上がっていないかどうか必ずみてください。

酵素の値が100U/L~500U/Lの場合でAST/ALTが1以下

心筋梗塞、筋疾患が疑われますが、このくらいの値になると胸が痛い、
だるくて動けないなど何らかのかなり強い症状があるはずです。

酵素の値が500U/L以上の場合

重症の心不全でない限り急性のウイルス性肝炎、
中毒性肝炎などが疑われますが、かなりひどい症状があるはずですので、
健康診断でこの検査結果を受け取ることはまず無いはずです。

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)
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