20年、30年後の健康を・・・医学博士 内山明好、管理栄養士 鶴田真子によるアンチエイジング・ダイエット・メタボ対策を掲載した健康情報サイトメタボヘルプ.com。
Q.
こんにちは。
このようにメールでご相談させていただきますこと、感謝いたします。
9月で4歳になる娘がいます。
赤ちゃんの頃に、母乳とミルクの混合で育てていまして、ミルクの量が多すぎたのか、その頃からぽっちゃり気味でしたので、食事やおやつなど気をつけているつもりなのですが、現在も太り気味です。
最近、牛乳ばかり飲みたがりごはんをあまり食べないので、それも良くないと思い、日に何度かは水やお茶に切り替えたりしています。
牛乳は低脂肪を利用していますが、無脂肪のものに変えても問題ないでしょうか?
また、その他、食事面、運動面などでのアドバイスをお願いいたします。
▼ドクター内山からの回答
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もうすぐ4歳ということで、かわいい盛りですね。
でもしっかり自分ができてくるのもこの年代なので、なかなかいう事を聞いてくれないのではないでしょうか。
お子様の体重ですが、標準的な成長曲線と比較すると、ご指摘の通り体重がやや多めになっています。
ご心配かと思われますが、気になさっているミルクに関してはあまり神経質にならなくても良いのではないでしょうか。
と申しますのはこれからのお子様の成長にはカルシウムが欠かせません。
このカルシウムを効率よく摂取するには「牛乳」は優秀な食品の1つだからです。
もちろん、低脂肪、無脂肪にすることで脂質摂取を控えると言うのもとてもよいアイディアだと思います。
ですが、せっかくですのでこの機会に食育の観点からもお子様のお食事全体を見直してみてはいかがでしょうか。
食卓に並ぶ食材の色や種類は豊富でしょうか?お子さんは偏食や好き嫌いがないでしょうか。
「牛乳」はもちろん、全体のお食事内容を確認することで、栄養バランスが改善されることが期待できます。
ぜひ今日からなさってみてください。
この時期の子供たちは味もしっかり自分のものができて、好き嫌いがはっきりしてきますので、
いろいろな味のものを経験させることが重要です。食事は楽しいものということがわかってもらえれば、
偏食も少なくなってきます。また子供だからと安い食材を使っていると、
実は味覚については大人よりもはるかに敏感なので、嫌いな食べ物を増やしてしまいます。
美味しい食材で食事を作ってあげてください。
子供たちのぽっちゃりは、多くの場合動かないことが原因ですので、お子様もしっかり外で遊ばせてあげてください。
危ないからと気を遣いすぎるとつい家の中が多くなってしまいがちですが、一緒になって走り回る様なことも重要です。
大人が動けば子供も動きますので、一緒にしっかり遊んであげれば、お母さんのダイエットにも効果的ですね。
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