男女問わず若々しく健康に年齢を重ねて欲しい・・・医学博士 内山明好によるアンチエイジング・ダイエット・メタボ対策の取組みを掲載した情報サイトメタボヘルプ.com。
メキシコから始まり、世界的なパンデミックの状態となっている「新型インフルエンザ」。
季節性のインフルエンザを含め、新型インフルエンザ対策においては、
ひとり一人が正しい知識を持ち、適切な行動をとることが大切です。
2009年10月6日(火)のラジオで語った後の情報について、ドクター内山がさらに分かりやすく解説!
新型インフルエンザ対策講座のその後について、ご覧くださいませ。
⇒もっと聞きたい方は、「ドクター内山に聞きたい」まで、お問い合わせくださいませ。
さて新型インフルエンザは相変わらず猛威を振るっているようですが、
感染者の多くは高校生以下の子供たちのようです。
テレビ番組でもときどき特集されていますが、どうも正確な情報ではないことが多いと思います。
先日見た番組でもゲストで招かれた専門家たちは正確なことを言っているに、
画面の下にはいるテロップでは間違った事が書いてあることもありました。
新型インフルエンザは以前に騒がれていたかなり毒性の強い鳥インフルエンザとは異なります。
今回のものはブタから来たインフルエンザウイルスですが、
ヒトとブタの間では昔からウイルスは行ったり来たりしています。
今回のウイルスはヒトからヒトへと伝染するように変異したため新型インフルエンザといわれていますが、
実は毎年流行する季節性インフルエンザと近い関係にあり、毒性はそれほど強くありません。
感染力は比較的強いのですが、発熱、咳、関節痛など一般的なインフルエンザの症状が出て
速やかに治ります。
ただ異なっている点は、数は少ないですが中に重症の肺炎を起こす人がいます。
これは通常の季節性インフルエンザウイルスが喉や気管支で増殖がとどまっているのと異なり、
新型では肺で増殖することがあるからです。
肺で増殖するとやっかいで人工呼吸器が必要になるほど重症化することがあります。
しかしどんな条件の人がこうなるかがまだわかっていません。
喘息などの呼吸器合併症があるとそうなりやすいとか言われていましたが、
必ずしもそうではないようで、持病のない大人や子供でも重症肺炎で死亡例がでています。
ですから、あまりあまく見ないで、インフルエンザにかかってしまったらしっかり暖かくして寝ていることが重要です。
ウイルスをばらまいて、他の人へも迷惑をかけることになりますし、
無理して学校や会社に行くなどとんでもないと心得てください。
治療法はインフルエンザにかかったかな、と思ったらタミフルかリレンザという抗インフルエンザ薬を
使うのが今のところいちばん安心です。まだ増殖の少ない48時間以内に使うのが効果的です。
タミフルは内服薬で使いやすいですが、季節性インフルエンザではタミフルが効かない耐性ウイルスがでています。
新型ではまだ耐性ウイルスはでていないので安心して使えます。リレンザは吸入剤で、
専用の器具がついているので、薬剤の入ったディスクをセットして、吸い込んで使います。
ちょっとコツがいりますが、練習すればすぐ慣れます。リレンザでは耐性ウイルスの報告はまだないようです。
どちらの薬剤も効果があると、すっと解熱して症状が1日程度で軽くなります。
2年ほど前にタミフルの副作用として服用した子供たち何人かが高いところから
飛び降りて死亡するという痛ましい事故が発生しました。
その後大規模な調査が行われ、まだ最終結論には至っていないようですが、
薬剤とは関係なくインフルエンザそのものの症状であると考えられています。
おそらく発熱に伴い、意識がもうろうとしてでる行動だと考えられています。
これは昔から知られていた症状で、ある精神科の先生に言わせると
「そんなことは精神科医の間では当たり前の話なのに、誰だか知らないが、
そんなことすら知らないお偉いさんがタミフルと結びつけて騒いだために大騒ぎになった」ということのようです。
インフルエンザそのものの症状にしても、夢遊病のように動き回る危険性はいっしょですので、
お子さんがインフルエンザにかかったら、とんでもない行動をすることがあることを認識して、
しっかり見張っていましょう。
さて、予防をするためにはワクチンが最も強力です。
インフルエンザに感染すると、ウイルスをやっつけるために血液中に抗体というタンパクが作られます。
このときに作られる抗体の量が多ければ、感染してからのインフルエンザも軽く済みます。
ワクチンとは、この感染状態を事前に作り出すことによって感染を未然に防ごうというものです。
そのため抗原といって抗体を作らせるタンパク(毒性を弱くしたインフルエンザウイルスから作るタンパク)を
注射することによって、感染する前に、インフルエンザウイルスに対して有効な抗体を作らせるのです。
新型インフルエンザウイルスはまだかかったことがないため、一端かかってしまうと抗体ができる前に
ウイルスが増殖してしまい、症状が出てしまうのです。
さてこのワクチンについてですが、新型インフルエンザワクチンは数に限りがあり、
すべて政府が買い上げて接種計画に基づいて投与されるので、
まだ誰でも受けられるわけではありません。
国内産ワクチン4社合計で2700万人分、輸入ワクチンは欧州の大手製薬企業2社から5000万人分が準備されています。
国内産ワクチンメーカーは中小企業で、かつては国内大手の製薬企業も作っていたのですが、
政府のワクチン政策の影響で利益がでないと撤退してしまいました。
そのためこんな緊急事態では大量に生産できなかったというわけです。
今回の新型インフルエンザの国内産ワクチンと輸入ワクチンとの違いは、
輸入ワクチンではアジュバントという免疫補助剤を使う点です。
臨床試験結果では若干注射したところが腫れたりする頻度が高いようですが、
その他の副作用の出方はほぼ同じです。
アジュバント(免疫補助剤)を使うことによって、高齢者など、前述した抗体のでき方が悪い人たちにも効率よく抗体を作らせることができます。
またアジュバントを使うことで、注射する抗原の量を減らしても、同じ抗体の量を作り出させることができ、抗原の量を節約することができます。
よくテレビ番組などで間違われるのですが、ワクチンの作り方に関して、
輸入ワクチンは細胞培養を使って作っているといわれていますが、
一部の海外企業ではそのような企業もありますが、今回の輸入ワクチンの大部分は
国内産ワクチンと同様にニワトリの卵を使った培養法で生産しています。
国内ワクチンと輸入ワクチンでは注射の仕方も異なります。
それは、国内産ワクチンはアジュバントがないので皮下注射ですが、
輸入ワクチンは筋肉内注射で、長めの注射針で深くに注射します。
このように注射の仕方が違うので、輸入ワクチンの接種が開始された場合、
医師や看護師が間違わないか心配です。
国産ワクチンはすでに医療関係者に接種が始まっていて、
次は妊婦や合併症など病気のリスクが高い人たちへの接種がもうすぐ始まります。
ただ現在の流行の中心は学童なので、こちらを優先すべきとの意見も出ているようですが、
まだ変更されるかどうかは現時点ではわかっていません。
ワクチンを接種してもすぐに抗体ができて感染予防ができるわけではなく、
抗体が上がってくるのには1ヶ月程度かかります。新型ワクチンは二回接種が原則で、
これは一回目で抗体をつくりだす素地を作り、二回目の投与はブースターといって
抗体の産生を一挙に高めるための注射となります。
一部のマスコミなどでは、輸入ワクチンは危険という情報を流しているところもありますが、
これはおそらくアジュバントという免疫補助剤を一緒に投与するため、
注射したところの反応が強く出たりすることが多少多いことを捉えて言っていると思われますが、
それを除くと安全性全体としては国内ワクチンとほとんど変わらないといえます。
むしろ高齢者など抗体のでき方が悪い人たちでは、抗体を作らせる力は国内産より高いとされています。
気になる副作用ですが、季節性インフルエンザワクチンでも同様ですが、
注射したところが腫れる、かゆいなど局所症状がほとんどで、軽い発熱やだるさなどがでることもあります。
ただ10万人に一人くらいの割合で、アナフィラキシーといって強いアレルギー反応が出る人がいます。
これはたいていうって30分以内に、息苦しくなる、血圧が下がる等の症状が出ます。
すばやく医療処置をすれば助かりますが、処置が遅れると命に関わることもあります。
残念ながらどの様な人にこのアナフィラキシーが起こるかわかっていませんが、
食べ物や持病としてアレルギーのある人はちょっと注意しておく必要があります。
心配な方はワクチン投与を受けた直後に病院からでないで、
30分くらいは医療関係者がいる近くでうろうろしているのが身を守る術でしょう。
一般的な予防法としては手洗いとマスクはもちろん有効で、
手洗いはきちんと殺菌作用のある石けんを使って指の間までしっかり洗います。
マスクは、ウイルスそのものは通してしまいますが、ウイルスが咳やくしゃみの飛沫に乗っていることを考えると、
それがマスクの表面で捉えられるので有効です。
したがって人混みで使ったマスクの外側には触らないようにして、
自分の目、口、鼻を触るときにはよく手洗いしてから触りましょう。
結構しっかり意識しないと知らず知らずに目をこすったり、鼻や口を触ったりしています。
その意味でもマスクは有効かもしれませんね。

メキシコから始まり、世界的なパンデミックの状態となっている「新型インフルエンザ」。
季節性のインフルエンザを含め、新型インフルエンザ対策においては、
ひとり一人が正しい知識を持ち、適切な行動をとることが大切ですね。
インフルエンザの症状、ワクチンについて、薬の種類など、ドクター内山がラジオで分かりやすく解説!
医学博士、内山先生が、ラジオ生出演で『寒くなってからかかる病気』の特集で、『インフルエンザ』について語りました。
出演番組は、bayfm(ベイFM [78.0MHz] エフエムサウンド千葉)の朝の番組「POWER BAY MORNING」です。
◆日時 2009年10月6日(火) AM.7:30~
「POWER BAY MORNING」とは、朝の5時~9時まで放送しているラジオ番組です。
ラジオ出演の内容、ぜひご覧くださいませ。
◆最後に
![]() |
新型インフルエンザと、いわゆる従来型の「季節性インフルエンザ」、症状に違いはあるのでしょうか? |
![]() |
症状はほとんどいっしょで区別はつきませんが、熱が少し高めだったり、症状が若干強かったりするようです。 経過もほとんど一緒です。ただ新型では妊娠中の人や小さいお子さんなどで重症の肺炎になる人の確率が少し高めですので、発熱がいつもの年に比べると高めであるとか、症状がきついとか心配な方は、このシーズンは早めに医療機関で抗インフルエンザ薬をもらった方が安心かもしれませんね。 |
![]() |
病院での検査で、新型は季節性かの見極めはできるものなのでしょうか? |
![]() |
病院の簡易キットではわからず、ウイルスの遺伝子検査をしないとわかりません。 |
![]() |
インフルエンザの治療薬としては、タミフルとリレンザが知られていますが・・・この2つの薬、どんな違いがあるのですか? |
![]() |
タミフルは内服薬、リレンザは吸入薬です。 吸入薬というのは吸入器具がついていて、カプセルから粉の薬を押し出してそれを吸い込む形になります。 新型ではまだタミフルの耐性ウイルスは出ていませんが、季節性では昨年耐性の問題で騒がれましたね。吸入薬が使える人はリレンザが安心かもしれません。 |
![]() |
もうすぐ新型インフルエンザのワクチン接種もスタートしますが・・・ ワクチンにも『国産』と『輸入』の2種類があります。これはどんな違いが!? 「こういう人は国産がいい」「こういう人は輸入がいい」など、あるのですか? |
![]() |
誰にどちらがよい、ということはありません。 ただ輸入ワクチンの特徴はアジュバンドといって、免疫を増強する物質がワクチンの中に入っています。その分、ウイルスに抵抗する抗体のでき方もよいので、効果の面では安心なのですが、若干打ったところが腫れるといった作用が国内ワクチンより強いようです。 |
![]() |
とにもかくにも、予防にはまずはうがいや手洗い、マスクなどが重要ですよね!? |
![]() |
そうですね。今シーズンは特に徹底しましょう。 |
![]() |
インフルエンザとともに、これから寒くなってくる季節、注意しておきたい 病気や症状というと、どんなものがありますか!? |
![]() |
寒くなって注意を要するのは心筋梗塞や脳卒中などの血管系の病気です。 |
![]() |
なぜ、寒くなると、血管系の病気に注意、なんですか? |
![]() |
急に寒い所に出ますと、血管が収縮して血圧が上がりますので、高血圧、動脈硬化など血管系の病気を抱えている人は心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなります。特にお年寄りで夜中トイレに行ったりするときが危ない。 |
![]() |
予防法などはあるのでしょうか!? |
![]() |
ご家族にそんな危険性のある方がいらっしゃる場合は、廊下とかトイレとかあまり寒くならないような工夫が必要です。エアコンを弱くてよいので、ずっとつけておく、といったところでしょうか。 |
![]() |
最後に、内山先生から、寒くなってくるこれからの季節、病気をしないための 過ごし方を教えて下さい! |
![]() |
風邪のはやるこの季節、免疫強化のために、ビタミンA,C.Eの補強を。特にカボチャなどは美味しい季節ですし、ビタミンAとEが豊富ですから最適ですね。それからビタミンCはフルーツからと野菜と果物をしっかり取ってこれからの季節に備えましょう。 |





メタボヘルプ.comでは携帯サイトでも「メタボリック対策レシピ」を配信しております。下記の方法でアクセス可能です。
ドメイン指定をしている場合
「metabo-help.com」を受信できるように指定してください。
QRコード
携帯のバーコード読み取り機能で「メタボリック対策レシピ集」に簡単アクセス!