20年、30年後の健康を・・・医学博士 内山明好管理栄養士 鶴田真子によるアンチエイジング・ダイエット・メタボ対策を掲載した健康情報サイトメタボヘルプ.com。

スーパー病原菌「多剤耐性菌」のおはなし

スーパー病原菌「多剤耐性菌」のおはなし

今、多剤耐性菌が話題になっていますね。では、「多剤耐性菌」とはどういうものでしょうか?
この多剤耐性菌というのは、さまざまな種類の「抗生物質」というお薬によってもやっつけられない病原菌のことです。
「抗生物質」というのは、肺炎とか、怪我をしたところが化膿したといった感染症を起こしたときに処方されるお薬です。
「多剤耐性菌」を理解するためには、「抗生物質」についても理解してもらえると分かりやすいです。

今回はこの2つについて解説してみましょう。

スーパー病原菌「多剤耐性菌」のおはなし

様々な病気を起こす細菌

世の中には様々な病気を起こす細菌(あるいはバクテリアともいいます)がいますが、これらを病原菌といいます。
いくつかの病原菌を紹介してみましょう。

◆食中毒を起こす病原菌・・・大腸菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌
◆赤痢を起こす病原菌・・・赤痢菌
◆コレラ菌を起こす病原菌・・・コレラ菌

同じ病気を起こすもので細菌よりもっと小さいものがウイルスですが、ウイルスには「抗生物質」は効果がありません。

様々な病気を起こす細菌

最初に作られた抗生物質とは?

最初に作られた抗生物質はペニシリンといわれるもので、この発見は偶然の産物でした。
病原菌をやっつける物質を見つけようと実験していた研究者が、うっかり細菌を培養していたお皿をそのまましまい忘れたところ、
そのお皿に青カビが生えてしまいました。

その研究者は実験に失敗したと思ってがっかりしましたが、そのお皿をよく観察しますと、何と青カビが、病原菌の増えるのを
防いでいたことがわかり、そこがペニシリンの発見の糸口になりました。
これはどういう意味かと言いますと、青カビは自分の育つ場所を確保するため、他の細菌が育つのを邪魔する物質を作り出していたのです。
それ以来、ペニシリンの化学的な構造を変化させて、様々な種類の抗生物質が作り出されてきました。

penicillin.gif

最初に作られた抗生物質とは?

病原菌が抗生物質を無効にする?!=「多剤耐性菌」

しかしどんなに強力な抗生物質を作っても、病原菌というものは、遺伝子を変化させ、その抗生物質を
無効にしてしまう方法を身につけてしまうのです。
しまいに、現在一般的に使われている抗生物質ではやっつけられない病原菌が出てきてしまいました。
これが多剤耐性菌といわれる病原菌です。

病原菌が抗生物質を無効にする

病原菌が抗生物質を無効にする?!=「多剤耐性菌」

通常の多剤耐性菌と最近の多剤耐性菌

ただ、通常こういった多剤耐性菌は感染する力が弱く、免疫力がしっかり備わった普通の人には
うつることは出来ません。感染する人のほとんどは入院して体が衰弱している患者さんだけです。
ところがつい最近インドからの帰国者から見つかった細菌はNDM-1(New Delhi Metallo beta lactamase -1)と
いう遺伝子をもつ大腸菌です。
この遺伝子は抗生物質を効かなくしてしまう酵素を作る遺伝子で、これを備えた病原菌ではいろいろな
種類の抗生物質が効きません。この遺伝子は別の細菌にも移動することができて、たとえばもっと感染力と
病気を起こす力が強い菌などに、この遺伝子が入ってしまうと、通常の人にも感染することになってしまいます。

通常の多剤耐性菌と最近の多剤耐性菌

スーパー病原菌、多剤耐性菌ができた背景

そもそもこんなスーパー病原菌がなぜできてしまったかというと、抗生物質を使いすぎているからです。

何かにつけて感染を起こさないようにと、必要もないのに抗生物質が処方されているのが原因です。
確かにちょっとした風邪などでも安易に抗生物質が処方されているのが現状です。
風邪はそもそもウイルスが原因ですから、抗生物質など効果はないのですが(インフルエンザで使われる
タミフルやリレンザは抗ウイルス剤ですので別物です)、ではなぜ処方されるのかと言いますと、
風邪に伴って二次的に喉や気管支に病原菌がくっついて肺炎などを起こさないようにと使われているのです。

通常の免疫力を持っていればそんなことは起こらないので、本来は必要ないのですが、お医者さんとしては
万が一でもそんな感染症を起こされては自分の責任になるとばかりにせっせと処方するのです。

通常の多剤耐性菌と最近の多剤耐性菌

スーパー病原菌、多剤耐性菌ができた背景

多剤耐性菌感染を予防する方法

どんな多剤耐性菌が出てきても、普通に生活している人にとっては、基本的に自分の免疫力がしっかりしていれば
感染は防げるわけですから、やたらと大騒ぎする必要はなく、自分の免疫力を如何にあげるかを考えましょう。

免疫力は夜更かしや不規則な日常生活、ストレスなどで簡単に落ちてしましまいます。
従って変な病原菌にとりつかれたくない人は、可能な限り規則的な生活を送り、栄養も炭水化物や
脂肪に偏った食事から、タンパク質とビタミンの豊富な食材にシフトさせるようにしましょう。

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心配な方はメタボヘルプのレシピから免疫力強化メニューを参考にしていただくのもひとつの方法です。
よくわからない方や心配な方は遠慮なくメタボヘルプまでお尋ね下さい。

免疫力アップレシピ

多剤耐性菌感染を予防する方法

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ドクター内山こと内山明好(うちやま あきよし)
Dr.内山(内山 明好)

浜松医科大学医学部卒業。医学博士。
同大学整形外科学入局、ハーバード大学骨疾患研究所留学。
その後エーザイ株式会社、グラスソ・スミスクライン株式会社にて薬事、薬剤安全性臨床開発等の部門長、 担当役員を歴任後、株式会社アーテイジ代表取締役社長及び、アーテイジ栄養代謝研究所の所長として健康増進事業に取り組む。現在、医療法人社団宗友会パークサイド広尾レディスクリニック理事長。

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【遺伝子検査・肥満・ダイエット外来】アーテイジ栄養代謝研究所

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管理栄養士 鶴田真子
鶴田真子(管理栄養士・健康運動指導士・調理師・製菓衛生師)
企業の特定保健指導やクリニック・行政の栄養指導にたずさわるとともに、ヘルシーメニューの提案や栄養・健康に関するセミナー・講演を多数行っている。
留学中にル・コルドンブルーで仏料理・菓子をはじめ、各国料理を学んだ経験を生かし、
ヘルシーで見た目にも美味しいメニューを提案する管理栄養士として活躍、さまざまな料理教室も開講している。
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