20年、30年後の健康を・・・医学博士 内山明好、管理栄養士 鶴田真子によるアンチエイジング・ダイエット・メタボ対策を掲載した健康情報サイトメタボヘルプ.com。

先日の「ユッケ集団食中毒事件」で、改めて、食中毒の怖さを認識した方も多いのではないでしょうか?
一言で食中毒と言っても、様々な種類があり、症状や対処も違ってくるようです。
これからさらに暑くなる季節を前に、どんなことに注意したらいいのか・・・?
ドクター内山が解説いたします!
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食中毒と一言で言っても、原因となる菌はいろいろなんですか? |
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食中毒は原因によりウイルス性、細菌性、毒素性などに分けられます。
患者数の多い順ではノロウイルス、カンピロバクター、サルモネラとなります。これらは一般的でそれほど危険な食中毒ではないですが、毒素型の中にはキノコやふぐなど危険な食中毒もあります。滅多に起こりませんが、ボツリヌスという菌は繁殖すると神経毒を出して体の筋肉が麻痺してしまい、亡くなる方も出るような危険な菌です。 |
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今回のユッケでの食中毒は「O(オー)-111(イチイチイチ)」という菌によるものだということですが・・・亡くなった方もいて、かなり怖い菌ですね。どんな特徴があるんですか? |
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今回のO-111は腸管出血性大腸菌のひとつで、何年か前にやはり死亡例が出たO157の親戚です。
この大腸菌による食中毒は菌が体内に感染して増えて、増えるだけでなく菌から毒素がでるために重症化するということです。大腸菌は本来それほど強い毒性はないのですが、赤痢菌の毒素であるベロ毒素を出すようになった大腸菌の変種です。 |
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潜伏期間、最初の症状なども、いわゆる一般的な食中毒とは違うんですか? |
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大腸菌の仲間ではありますが、かなり感染力が強く、腸に感染してそこで増えます。
潜伏期間というのはある程度菌が増えて悪さをするようになるまでの期間ですが、体の抵抗力にもよりけりで、増える速度が速ければ1日くらいでも症状が出ます。 一般的な食中毒の原因となる病原菌は腸の中で増えて悪さをするだけですが、この菌は極めて毒性の強いベロ毒素という赤痢菌と同じ毒素を作ることが特徴で、出血性腸炎を起こしたり、血液が溶けて腎臓の機能がダメになり尿毒症を起こす、溶血性尿毒症症候群も起こしたりますので、大変怖い大腸菌です。 |
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これから暑くなるにつれて、ますます食中毒が怖いシーズンになりますが・・・自分でできる対策、そして、万が一なってしまった際の対処を教えて下さい。 |
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ウイルスや細菌が原因の食中毒は食品を加熱調理すれほぼ防ぐことができます。特に梅雨から夏にかけては最近が増えやすい環境ですので、しっかり熱を通したものを食べましょう。
生肉は菌が繁殖しやすいので、いずれのシーズンでもお勧めしません。
症状としてはまずだるいなどといった風邪を引いたような症状が出て、それからだんだん気持ちが悪くなって、腹痛や下痢、嘔吐が起こります。普通は水分補給程度で寝ていれば直りますが、下痢や嘔吐がひどいと脱水になりますので、医療機関での治療が必要です。また集団食中毒となった場合には保健所への届出も必要ですので、お医者さんにかかってください。 下痢するとお水を飲んではひどくすると勘違いしている方も多いのですが、体から水分が失われていきますので、下痢がひどければ水分補給は欠かせません。 また食中毒の下痢は菌を排出するための防御反応ですから、下痢止めは使わないでください。菌を殺す抗生物質は有効なことも多いようですが、もちろん勝手な判断で飲まないようにして、医師の診断を受けてからにしてください。 |
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この夏は、節電モードということもあり、食中毒だけでなく、熱中症など、気を付けなければいけないことがたくさんあると思います。食中毒、熱中症のほか、どんな症状や病気が考えられますか? |
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節電でエアコンの設定温度を上げると、汗を多くかいたりして知らないうちに水分不足になりますので、喉が渇く前に水の補給を忘れずに行ってください。またお年寄りではもともと脱水気味ですので、この脱水状態が長く続きますと、血液が固まって詰まってしまい、脳梗塞や心筋梗塞をおこしますので、くれぐれも水分補給や適度なエアコンの使用を忘れずにやってください。昨年もこういった高齢者の脳梗塞や心筋梗塞がかなり多く出ました。 |
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