20年、30年後の健康を・・・医学博士 内山明好管理栄養士 鶴田真子によるアンチエイジング・ダイエット・メタボ対策を掲載した健康情報サイトメタボヘルプ.com。

ドクター内山ラジオ出演!「卵子凍結保存」について解説!

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ドクター内山がラジオで分かりやすく解説!
出演番組は、bayfm(ベイFM [78.0MHz] エフエムサウンド千葉)の朝の番組「POWER BAY MORNING」です。

◆日時 2015年3月3日(火) AM.7:30~

「POWER BAY MORNING」とは、朝の5時~9時まで放送しているラジオ番組です。
POWER BAY MORNING ブログ

今回は、先週ニュースで取り上げた「卵子凍結保存」についてのお話について・・

「卵子凍結保存」はいつ頃からできるようになっていたものなんですか?

卵子を凍結保存する対象になる年齢、条件など決まっているんですか?

今回なぜ自治体が、この「卵子の凍結」というところに助成しようということになったんでしょうか?

卵子凍結保存について「推奨しない」とする見解はリスクが高いから?

体外受精卵の着床前スクリーニングの利点とリスクは?


ドクター内山ラジオ出演!「卵子凍結保存」について解説!

「卵子凍結保存」はいつ頃からできるようになっていたものなんですか?

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先週、浦安市が助成を決めたということで、ニュースになった「卵子凍結保存」ですが...
そもそもはいつ頃からできるようになっていたものなんですか?

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1986年オーストラリアで初めて凍結卵子からの出産成功が報告されました。以後卵子の凍結融解技術は改善され、妊娠確率は高くなってきています。しかし最新の技術をもってしても新生児出生の失敗率は30歳女性で77%、40歳女性で91%であり決して高いものではなく、妊娠出産が遅くなっても若い頃の卵子を凍結しておけばよいという安易な期待は禁物です。
この凍結保存には100万円程度の費用が必要ですので、今回の浦安市の場合は、卵子の凍結保存、その先の体外受精、妊娠、出産を調査する順天大学浦安病院の臨床試験に浦安市が協力して、この料金の一部などを助成するようです。

「卵子凍結保存」はいつ頃からできるようになっていたものなんですか?

卵子を凍結保存する対象になる年齢、条件など決まっているんですか?

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健康な女性が将来の出産のために卵子を凍結保存しておく...というものかと思いますが、対象になる年齢、条件など決まっているんですか?

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まず卵子がどういう運命をたどるのかをお話しましょう。
卵子は女性が生まれたときにすでに持っています。それを大事にしながら思春期以降、毎月一つ一つ排卵して妊娠の準備をしていきます。そこで受精、子宮への着床が起こらないと月経となります。その後、体が年をとっていくのと同じように卵子も年をとっていきます。

ですから女性の健康状態、薬、タバコやお酒も卵子に影響します。そこで卵子が元気なときに凍結保存をしておいて、必要なときに人工授精で子宮に戻して妊娠させるというのが、卵子の凍結保存の考え方です。

統計的に35歳を過ぎると卵子も急に元気がなくなりますから35歳前に卵子をとっておくという発想が出てきます。昨今の35歳というと肉体的にはまだまだ元気ですが、妊娠、出産の領域では35歳以上は今でも高齢出産ということになります。

今回の話題になっている浦安市の臨床研究の場合、年齢制限は20歳~34歳です。従来でも医学的適応として卵子の凍結保存はたとえばガンになって、抗がん剤や放射線治療をして卵子がだめになってしまうことが予測されるときに、その治療をする前に卵子をとっておいて、子供がほしい時には体外受精、妊娠というのは行われてきました。今回はこのような医学的適応の制限なしに、健康女性でも卵子凍結保存に助成金を出すということで話題になったのです。

卵子を凍結保存する対象になる年齢、条件など決まっているんですか?

今回なぜ自治体が、この「卵子の凍結」というところに助成しようということになったんでしょうか?

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今回、浦安市と順天堂大学病院がタッグを組んで、女性の卵子の凍結保存を受け付け、市が凍結保存にかかる費用や技術者の人件費の一部を補助する計画を発表したわけですが...
今回なぜ自治体が、この「卵子の凍結」というところに助成しようということになったんでしょうか?

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順天堂大学浦安病院の臨床研究は、妊娠適齢期の卵子凍結保存が出生率の向上に役立つのかどうかを調べるということです。浦安市が今回の決断をしたのは昨今の晩婚化と少子化対策だそうです。

これは個人的見解ですが、臨床研究への支援は、将来を見据えてこの技術の発展をささえることになりますので賛成ですが、自治体の行う少子化対策としては、むしろ婚活だとか子育て支援を充実させて晩婚化を防ぐ方が先決のような気がします。

今回なぜ自治体が、この「卵子の凍結」というところに助成しようということになったんでしょうか?

卵子凍結保存について「推奨しない」とする見解はリスクが高いから?

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これに対し先週、日本産科婦人科学会(日産婦)は、卵子凍結保存について「推奨しない」とする見解をまとめました。
これはやはりリスクが高いから?

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卵巣はおなかの中にありますから、そこに管を刺して卵子をとってくるわけです。
また成熟して排卵される直前の卵子をとってくる必要があるので、タイミングも重要です。しかも1個だけ凍結保存してもだめなので、複数個保存しておく必要があります。

また凍結卵子を使って体外受精をやっても受精卵を戻すときに子宮という受け皿の条件が整っていなければなりません。当然子宮も年をとるので、35歳以上の高齢出産となると成功率はそれほど高いものではありません。そのため健康女性にそこまでのリスクを課してまでやる話ではなかろうというのが、日本産婦人科学会の主張です。

卵子凍結保存について「推奨しない」とする見解はリスクが高いから?

体外受精卵の着床前スクリーニングの利点とリスクは?

radio10_powerbay.jpg その日産婦は先週末、体外受精卵の着床前スクリーニングの実施を決めました。
これはいったい何?どんな利点とリスクが考えられますか?
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これは浦安の件とは事情が異なります。
実はこの話も臨床研究で、実際に体外受精をする時には複数個の卵子を受精させて、いちばん状態のよい卵子を使うのが通常です。そのときにどういう規準で選べば体外受精の成功率が上がるのかを調べるものです。

この規準では流産になる確率が高い染色体異常などをはじくことになっています。もちろん妊娠の成功率を上げるためなのですが、ダウン症などの染色体異常をもった出生児を恣意的に減らすことにもなり、倫理的にどうかという意見をお持ちの方もおられるようです。

とはいっても実際体外受精でお子さんを希望されている人たちにとっては、元気な赤ちゃんが欲しいのは当然なことで、さらに議論を尽くしていく必要がありそうです。

体外受精卵の着床前スクリーニングの利点とリスクは?

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ドクター内山こと内山明好(うちやま あきよし)
Dr.内山(内山 明好)

浜松医科大学医学部卒業。医学博士。
同大学整形外科学入局、ハーバード大学骨疾患研究所留学。
その後エーザイ株式会社、グラスソ・スミスクライン株式会社にて薬事、薬剤安全性臨床開発等の部門長、 担当役員を歴任後、株式会社アーテイジ代表取締役社長及び、アーテイジ栄養代謝研究所の所長として健康増進事業に取り組む。現在、医療法人社団宗友会パークサイド広尾レディスクリニック理事長。

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【遺伝子検査・肥満・ダイエット外来】アーテイジ栄養代謝研究所

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