「優等生」のAさんの場合
「メタボリックシンドローム」という言葉が昨年より飛び交い、
今年は本格的「メタボ元年」。そんな中、危機感を感じられたAさん、
ご自身の生活習慣を見直したいとやってこられました。
一言で栄養指導といってもスタイルはさまざま。事前ご本人の情報はまったくなく、
当日(初対面時)に聞き取りをしていくというケースもあります。
Aさんの場合も、お名前(Aさん)・年齢(40代半ば)・
ご相談内容(メタボ予防のための食事指導)のみが予約表に記入されているだけでした。
栄養指導日、当日・・・
Aさんとお会いしてビックリ!
すらっとした理想的スタイル!はつらつとしたさわやかな笑顔!
「メタボ」とはほど遠い姿がそこにはありました。
私は「?????」のまま、栄養指導へと移ります。
Aさんの
健診データ→異常なし
体重・腹囲→異常なし
BMI(体格指数)→もちろん異常なし
「やっぱり・・・」
「なぁ~んの問題もなし!」というより、
「理想的!」
通常はこの時点でなんらかの問題が発生し、
(たとえば血圧が高いとか、空腹時血糖が高め等)そこから指導するケースが多いので、
少々調子のくるった私は、もう一度予約表をチェック。
やはりそこには「メタボ予防のための食事指導希望」と書いてあります。
おもいきってAさんに「メタボ予防とありますが、
いままで(詳細を)伺って特に問題点は見受けられませんが・・・
なにかご自身で気になることがございますか。」
するとつかさずAさん。
「そうなんです。いまのところ、特に問題はないんです。」と堂々ご発言。
「・・・」(じゃ、なぜ?)絶句の私
「だから、来たんです。メタボ予防です。
なってからでは遅いでしょ。(と、きっぱり)
今のうちに正しい生活習慣を身につけておかないと・・・」
「そ、そうですね。」
内心「すごい!」
ちょっと長くなりましたが・・・
何が言いたいかというと、
Aさんの「予防」に対する姿勢のすばらしさ!
と同時に、「こういう意識の高い人の少なさ」(私も含め)もあらためて感じました。
恥ずかしながら、私自身「予防、予防」といいながら、
無意識のうちに「栄養指導」は多かれ少なかれ、
何らかの問題を抱えた方に対して指導するものと思いこみ、
それに慣れてしまっていたのです。(もちろん、それも重要な指導のひとつではありますが)
これからは未然に防ぐ「予防」が重要な時代です。
メタボリックシンドローム予防もその一環です。
「肥満」は病気であるという意識のもとに、もう一度自分自身の生活習慣を見直し、
各々のライフスタイルに合った、無理のない改善策をみつけて実践していく。
でもそれって
「わかってはいるけれど・・・」
「当たり前のことだけれど・・・」
なにかきっかけがないと、なかなか難しいものなんです。
というわけで、いまこのブログを読んでくださっている、そこのあなた!
この機会に、Aさんを見習って「予防」を意識してみませんか?
そのためのお手伝いをさせていただけたら、我々栄養士もうれしいかぎりです。
最後にAさんの生活習慣ですが、案の定、自己管理をしっかりなさっていました。
「予防」の意識が高まると、自然と生活習慣改善も身についてくるようです。
さぁ、みなさん、今年は「メタボ予防元年」を実践してみませんか。
そのお役にたてるような情報を提供できるよう、我々もがんばります!!
投稿者 : 2008年01月15日 11:27
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