2008年度から健康保険組合に義務付けられる、メタボリック対策の健診も担当する「ドクター内山」が、長年の臨床や製薬企業の医療コンサルタントとしての経験を元に健康維持のための様々な情報を気軽に書き綴るブログ

日常生活における『カロリー(kcal)』を読み解く


普段の食生活において、また運動をする際に『カロリー』の数値を気にしますか?

答えは「Yes」、「No」のどちらを選択されるでしょうか?

そして、その答えは、どんな情報を元に出した答えでしょうか?

食事のカロリーや運動のカロリーは、栄養士さんの栄養指導などでよく使われている単位ですが、それにまつわる話をひとつしてみましょう。

ヒトが生活していく上で食事はもちろん不可欠ですが、食事量を測る単位として『カロリー』が使われます。

20180422_01.jpg

よく摂取カロリーが消費カロリーを上回ると肥るとか、痩せるためには摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やせばよいといわれ、我々は当たり前のようにこれを信じています。

ところが、この点に関連して研究論文は数多く出ていますが、実は医学的にきちんと証明されたデータは無いのはご存知でしょうか?

では、この話がどこから来ているのか調べてみると、結局は熱力学の第1法則「エネルギー不滅の法則」からではないかということでした。

よく考えてみれば食物のもつ『カロリー』は食べる前の熱量であって、体の中に入って消化吸収、代謝を受ける過程でそのままの熱量がすべて体で使われるエネルギーになるはずがありません。

またもう一方の運動量も『カロリー』で表現されますが、人体が使う運動エネルギーをカロリーに置き換えるためにさまざまな仮定をおいた計算方法で基準値が算出され、通常使われているのは運動の種類毎の基準値にその人の体重とか強さのレベルなどをかけ算して計算されたものです。

したがって、よく厚生労働省の指針などに『カロリー』の話が出てきますが、実はかなり大雑把な数字であって、それを如何に細かく計算しても個人にあてはまる数字であるかどうかはわからないということになります。

そんなわけで、一般によくいわれている摂取カロリーより消費カロリーが多ければ痩せられるというのは基準となるカロリー値がそれほど信頼のおける数字ではないので、単にカロリーの足し算、引き算で体重管理ができるほど甘くはないということです。

もっとも毎日満腹になるほど食べて、「私全然痩せない」というのはカロリー以前の問題ではありますが・・・。

以上『カロリー』を気にするみなさんはもちろん健康意識やダイエット意識が高いことを表しているのでたいへんよいことだと思いますが、こんな落とし穴もありますので気をつけましょう、というお話しでした。

正しい情報をつかまえ、皆さんの生活に反映させていただけるよう、今後も有意義な情報を発信してまいります。

2018/04/20 12:56:21 | コメント (0) | トラックバック (0)

「受動喫煙防止法」についての見解

20180301_01.jpg
東京オリンピッをひかえて、厚生労働省と自民党間で、レストランなど公共の場での
喫煙をどうするかという受動喫煙防止法が話し合われていますね。

私の父は医師でしたが、かなりのヘビースモーカーで、心筋梗塞により私が21歳の
時に亡くなりました。父の亡くなった年齢に近づくにつれ、喫煙者でなければ父も
もう少し長生きできて、いろいろなことを話せたろうと残念に思います。

そんなこともあって私は「喫煙は百害あって一利無し」という立場ですので、
議論している間にもタバコ関連の心筋梗塞や脳卒中での死亡が増えているわけです
から(タバコを吸うことによって減る病気はありません)、とりあえずさっさと
全面禁煙に踏み切って、それで問題があったら議論してはどうか といいたいのですが、
政治家は色々な有権者とのしがらみから簡単に結論が出せないでいるようです。

ところで禁煙外来に来る多くの人に聞いてみると、1日20本以上吸うような
ヘビースモーカーでは色々健康被害が出てくるでしょうが、『本数を減らせば
問題ないのでは?』と考えている人が多いようです。

実際禁煙治療が必要な目安として使われるブリンクマン指数も1日あたりの
本数×喫煙年数であり、多く長く吸った人に害が出るような印象を与えています。

ところが最近、141件の疫学試験の論文データを集めて再解析 (システマティック
レビューといいます)したデータが発表になりましたが、この中で、1日1本吸う人と
1日20本吸う人のリスク比較をしています。

細かい計算の説明は省略しますが、1本吸う人のリスクは20本吸う人のリスクの
何%であるかという計算をしています。

タバコの本数と心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中を起こすリスクが直線的に
比例するのであれば(つまり多く吸えば健康被害も出やすくなるのであれば)、
1日1本の人は20本の人に比べてリスクは5%(20分の1)程度のはずです。

ところが結果は、冠動脈疾患では、男性で53%、女性では38%、脳卒中のリスクは、
男性で64%、女性で36%となることがわかりました。

1本でも吸うと予想よりはるかに高いリスクが押し寄せるとう結果です。
つまり本数を減らす減煙は、ほとんど無駄ということになります。この結果を少し
拡大して考えると受動喫煙も予想以上に高いリスクがあることになるでしょう。

禁煙派の私としては、分煙などと中途半端なことは止めて、早く全面禁煙に
しましょうと強く言いたいところです。

皆さんは、喫煙派、禁煙派、分煙派、どんな意見をお持ちでしょうか?
また、どのような情報を元に、その考えをお持ちですか?

健康的な生活を送るためには、自身の身体と向き合うだけではなく、
正しく有意義な情報を集めていきたいものですね。

その一役を担えるよう努めてまいりたいと思います。

2018/03/12 11:42:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

【スタッフ投稿】ラジオ出演のお知らせ

180213_radio


ドクター内山がラジオで分かりやすく解説!
出演番組は、bayfm(ベイFM [78.0MHz] エフエムサウンド千葉)の朝の番組「POWER BAY MORNING」です。

◆日時 2018年2月13日(火) ≪6時45分頃≫フィールド・レポート

「POWER BAY MORNING」とは、朝の5時~9時まで放送しているラジオ番組です。
POWER BAY MORNING ブログ

さて、きょうのキーワードは...「インフルエンザ」。過去最多の患者数を更新中。なぜこんなに流行ってるのか?そしてこの寒い冬...インフル以外の要注意の病気についても伺っていきます。パークサイド広尾レディスクリニック理事長、内山明好先生と電話がつながっています。もしもし!よろしくお願い致します!


今年はなぜインフルがこんなに大流行しているのですか?

「隠れインフル」、「隠れインフル」って何ですか?

このインフル大流行、いつまで続きそう?

今年5月にインフルの新薬が発売されるそうですね?

この冬増加傾向にある病気や、寒い時、気を付けてほしい疾患というと・・・?

この今シーズンの寒い冬を元気に過ごすポイントをお願いします!

ぜひ、ご覧くださいませ!!

2018/02/15 15:56:20 | コメント (0) | トラックバック (0)

監修本「GB社大人女子のセルフ健康診断」のお知らせ


GB社 大人女子のセルフ健康診断

2017年10月にGB社という出版社から「大人女子のセルフ健康診断」という書籍が出版されましたが、その医学監修を担当しましたので、ご紹介させていただきます。

この本は女性が普段遭遇する症状からどんな病気が考えられるか、をまとめたものです。

病気については、幅広い分野をカバーしていて、膨大な情報の中から医学的に妥当なものを取捨選択し、一般の方にもわかりやすい表現で、かつ医学的に可能な限り正確な表記となるように努力しました。

ライターの方もこれだけの情報を集めるのは大変だったろうと感じます。また私自身も、読者を間違った方向に導かないよう細心の注意を払いました。

家庭医学の本では病気の記載がありその症状はどんなもの、というのが基本ですが、現実はその逆で、症状がまずあり、そこからどんな病気を考えますか?となります。

人は誰しも常に何らかの症状に悩まされている、といっても過言ではないでしょう。
でもその症状が心配しなくてはいけない病気なのか、それとも放っておいても良い症状なのかを区別するのは一般の方々にとってとても難しい問題です。
大したことがない病気でわざわざ病院に行くのも何だし、かといって「なぜもっと早く来なかったのか」と病院でいわれるのも困るし、また昨今ドクターも専門分化が激しいので、今ある症状は何の診療科にかかればよいの?といった、日常的なお悩みを解決しましょうという本です。

昨今、インターネットで調べるとさまざまな健康情報についての記載が見つかりますが、それが本当に自分に当てはまるのか、医学的に妥当なのか、さらに今年はインターネットの健康情報の信頼性を揺るがす事件もあり、本書はそういったネット検索の欠点を補うものでもあります。

また書籍の良い点はその一覧性にあります。お手元において何かの時にパラパラとページをめくっていただくと、『何だそうだったのか』という新たな発見があるかも知れません。

是非ご一読ください。

2018/01/25 14:40:02 | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
2018年が皆様に取りまして健やかな年になりますよう祈念致しております。

さて、健やかな年にしたいというのはまさに私自身の実感でもあります。実際2017年は、いくつか病気を経験しました。ずばり厄年ではありませんでしたが、60歳を過ぎて体調が大きく変化する年齢ということだったのでしょう。

しかしながら、普段から『病気にならない予防医学』をめざして情報提供している身にとっては挫折感を痛感した1年でしたし、気をつけていても病気にはなる、というのが教訓となりました。

そこで、経験したいくつかの病気を今後ご紹介していきたいと思っておりますが、
まずはめまいのおはなしです。

ある朝、目が覚めて上体を起こしたところ、部屋がぐるぐる回っています。
『回転性めまい』といいますが、外来の問診でよく周りがぐるぐる回るという訴えを聞いていましたが、自分ではじめて経験してどんなものか良く理解できました。

『ぐるぐる回転』はじっとしていたらすぐに止まり、立ち上がったらまたぐるぐる。最初は何が起こったのかよくわからず、不安になりましたが、回転性のめまいを起こす病気をいくつか思い浮かべ、鑑別診断を試みました。

症状は、体位を変えると回転性のめまいがある、動かないとすぐに止まる、耳鳴りはない、耳の聞こえも変化はない。
以上のことから、メニエール病ではなさそうです。

また、めまいがなければ片足で立つことはでき、目を閉じても立っていられるので平衡感覚は失われていないことから小脳出血、梗塞など中枢性のものでもなさそうなので、考えられるのは『良性体位性めまい』(または良性頭位性めまい)だろうという結論になりました。

医学知識があり鑑別診断ができても不安になるくらいだから、一般の人たちが患者になるというのはさぞかし不安なことだろうと実感しました。

その日は日曜日でジムに行く日だったので、とりあえずどうなるか分かりませんでしたが、ジムへ行ってみました。
いつもと同じように筋力トレーニングは支障なくできましたが、ヨガをやってみたらポーズを取るたびにぐるぐると回ってしまい、バランスポーズはとても取れる状態ではありませんでした。

この良性体位性めまいは『良性』と名前がついているように、放置してもそのうちよくなると教科書には記載がありましたので、そのまま様子を見ることにしました。


201801_01.jpg

この病気は、上図に示した内耳の半規管の下、前庭という体の位置を感知する装置の上に乗っているカルシウムの固まり(平衡紗)の一部が欠けて、半規管のリンパ液の中に浮遊するのが原因です。このかけらがうまく外に出ればめまいは治るということで、頭の位置を色々変えたり、激しく振ってみたりしてみました。

幸い徐々にめまいの頻度は減って、程度も軽くなり、結局2週間くらいで無くなりました。
特に薬剤などは使いませんでしたが、ゆっくり動けばめまいは来ないことがわかり、体位を変える時は能の舞のように、ゆっくりと動くとめまいを感じることなく動けました。

以前読んだ本の中に『医者は病気になるべきだ』と書いてあったかと思いますが、2017年はいくつかの病気になってみて、患者さんの気持ちがより一層理解できるようになった1年であったように思います。

この経験を踏まえ、今後ともより良い医療を皆様に提供してまいります。どうぞよろしくお願い致します。

2018/01/09 14:11:13 | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年締めくくり


もうすぐ2017年も終わりを迎えますね。
皆様はどんな年越しをお迎えになるのでしょうか?

2017年のできごとで印象に残ったのはやはり6月に乳癌にて闘病中であった小林麻央さんがお亡くなりになったことです。

ステージ4ということでしたので余り長くはと予想はしていましたが、こんなに早く最後が訪れるとは。ご家族や関係者に深く哀悼の意を表したいと思います。

亡くなられた後、乳がん発見後標準的な手術療法を選択せず、民間療法に頼ったのが死期を早めたとかいろいろ議論がありましたが、私は本人が選択したその意思を尊重すべきと思いますし、救命できたかどうかあくまでも確率の話でしかないと思います。

それより私が残念に思うことは、麻央さんが闘病中は乳腺の検診が増えたのに、亡くなって3ヶ月目くらいから途端に乳腺健診者数が減り始めたことです。私のクリニックだけかと思ったら、近隣の大きな病院の健診施設でも同じ現象とのこと。

せっかく麻央さんが注意喚起してくれて健診の重要性が認識されたかと思ったのですが、喉元過ぎればということで、日本人の悪い癖です。健診は定期的にしっかり受けましょう。

もう一つ2017年の科学技術分野の話題でAI、人工頭脳の発達がありましたね。
今やさまざま機器に応用され、AIが更に発達すると人間の仕事を奪ってしまうということまで心配されています。医師は大丈夫でしょうか?

医師は、患者さんを診察する時にまず『問診』といって症状やその経過を聞くのはご存知ですね。
そうすると、医師は頭の中でその症状や経過に当てはまる病気を思い浮かべ、別に思い浮かんだ病気を区別するために検査をします。

その検査結果と症状を合わせて考え、最終的な診断を下し、診断した病気や症状を軽快させるための治療法を選択します。

もうお分かりのように、さまざまな症状と検査結果の組み合わせから可能性のある病気を選び出すのはAIがもっとも得意とするところです。

さらに病気が診断できたら病気そのものや症状を軽快させる薬剤や治療法の選択も、膨大な臨床試験論文の結果を調べて最適な治療法を選択するということにもなりますので、これまたAIの得意科目です。

とすると、AIが発達すると医師は必要なくなるのでしょうか?

すでに高機能AIのひとつであるIBM ワトソンは、このようなドクターの代わりになる機能を持ったものができています。おそらく医師支援者としてドクターワトソンの存在は今後重要性を増すのかも知れません。

このような世の中になった時に、医師に求められるほんとうの役割はいったい何なのだろうと考えている今日この頃です。

2018年を迎えますが、年末年始のお休みの間に自身の身体について、少しでもご心配なことがありましたら、いつでもご相談をお待ちしております。

2017/12/26 10:16:22 | コメント (0) | トラックバック (0)

【スタッフ投稿】ラジオ出演のお知らせ

161129_radiosebn.jpg


ドクター内山がラジオで分かりやすく解説!
出演番組は、bayfm(ベイFM [78.0MHz] エフエムサウンド千葉)の朝の番組「POWER BAY MORNING」です。

◆日時 2017年10月31日(火) ≪6時45分頃≫フィールド・レポート

「POWER BAY MORNING」とは、朝の5時~9時まで放送しているラジオ番組です。
POWER BAY MORNING ブログ

さて、きょうのキーワードは...「インフルエンザ」。今シーズンは、かなり早くから流行の
注意喚起が行われています。今年のインフル、傾向と対策について...パークサイド広尾
レディスクリニック理事長、内山明好先生に伺います。もしもし!よろしくお願い致します!

◆今年は全体的に時期が早いみたいですね?

◆そもそも「型」は何種類くらいあるの?今年はどの「型」が流行しそうですか?

◆<毎シーズンピークは、1月~2月かと思いますが、流行のピークが前倒しになる可能性は?

◆今年は「ワクチンが不足?!」これはなぜ!?大丈夫なんですか?

◆『「殺人インフルエンザ」が日本上陸秒読みか?』何ですかこれは!?

◆新薬の申請が行われたようですね?どんな薬なんですか?

ぜひ、ご覧くださいませ!!
http://www.metabo-help.com/2020/2053.html

2017/11/13 09:45:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

【スタッフ投稿】ラジオ出演のお知らせ

161129_radiosebn.jpg


ドクター内山がラジオで分かりやすく解説!
出演番組は、bayfm(ベイFM [78.0MHz] エフエムサウンド千葉)の朝の番組「POWER BAY MORNING」です。

◆日時 2017年5月9日(火) ≪6時45分頃≫フィールド・レポート

「POWER BAY MORNING」とは、朝の5時~9時まで放送しているラジオ番組です。
POWER BAY MORNING ブログ

さて、きょうのキーワードは...「妊活」。先週、妊婦の妊娠菌が付いた「妊娠米」
なるものが高額売買されているという問題がニュースになりました。
また、妊活とか不妊治療のニュースもかなり多いです。今、不妊に悩む方々、
妊活している方々はどんな問題に直面しているのか?

◆妊娠菌がついた妊娠米...が売買されている現実...、どう思いましたか?

◆妊活と不妊治療は違うもの?

◆不妊治療をする人、相談者が増えた...など影響はありますか?

◆今、日本で一番一般的な不妊治療法とは?

◆改めて、「卵子凍結・保存」について教えてください。

◆ 子供が欲しいけどなかなかできない、となった時の心構え、大切なことを
お医者さんの立場からお願いします!

ぜひ、ご覧くださいませ!!
http://www.metabo-help.com/2020/2052.html

2017/05/19 10:30:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

【スタッフ投稿】ラジオ出演のお知らせ

161129_radiosebn.jpg

ドクター内山がラジオで分かりやすく解説!
出演番組は、bayfm(ベイFM [78.0MHz] エフエムサウンド千葉)の朝の番組「POWER BAY MORNING」です。

◆日時 2017年1月31日(火) ≪6時45分頃≫フィールド・レポート

「POWER BAY MORNING」とは、朝の5時~9時まで放送しているラジオ番組です。
POWER BAY MORNING ブログ

今回は、日本中で猛威をふるっている「ノロウイルス」と
「インフルエンザ」について...。そのほかにも今気になる病気について伺っています。

◆今年のノロの傾向とは!?

◆ノロウイルスの場合は、予防接種はないんですよね!?

◆インフルエンザの今シーズンの特徴・傾向というと・・・?

◆この冬流行っている病気や、内山先生が今気になっている病気はありますか?

◆耳掃除ダメなの!?「月に1~2回でいい」という説もあるそうですが・・・

◆ズバリ...内山先生が考える「正しい耳掃除」を教えてほしいです!!!

ぜひ、ご覧くださいませ。
http://www.metabo-help.com/2020/2050.html

2017/02/14 09:47:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

人生100年の時代!

2017年年頭のごあいさつで「暦年齢は当てにならない」ということを書かせていただきましたが、
1月5日に日本老年学会と日本老年医学会が、『高齢者の定義』を見直すことを提言しました。

現在、65-74歳を前期高齢者、75-89歳を後期高齢者と定義していますが、これを65-74歳は
准高齢者、75-89歳を高齢者とするとしています。

国の各種健康関連のデータベースを用いた調査では、特に前期高齢者は加齢に伴う身体
機能変化が、以前に比較して5-10年遅れて出ている現状で、社会活動が可能な人が
ほとんどであるとの知見が得られたとしています。

つまり、65-74歳はまだ十分働けるのだから退職して遊んでいる場合ではないぞということです。
なんとなく年金や健康保険の財政状況を考えると、つい国の裏の意図を考えてしまいますが、
実際科学的にも5-10年若返っていることは事実のようです。

ただこの年代層では、個人差が大きく、元気に社会活動している人もいますが、そうでない
人達もいます。一般的に暦年齢が上がるに従い多様性(個人間の違い)は大きくなります。
熱力学の第2法則にエントロピーは増大するというのがありますが、人のカラダもまさに
この通りです。

『エントロピー』というのは説明すると難しいので省きますが、秩序だっていたものが時間とともに
乱れてくるということで、20歳代、30歳代など個人差はもちろんありますが、健康度も含めて
ほぼ同じようなカラダの状態ですが、50歳代くらいから個人間のばらつきが大きくなってきます。

これは環境から受ける影響が蓄積してくるともいえるわけで、そうなると自分の健康に直接
かかわる食事、運動などの生活習慣を見直して人生後半の環境から来る影響力をよい
方向に持っていく必要があるわけです。

平均的には5-10年若返っているというデータが出たということは、今後の国の政策をこの事実に
基づいて決められてくるわけですから(国の施策は平均値がものをいいます)、50歳代で疲れ
切っている人は自分で何とか健康を取り戻すことが喫緊の課題というわけです。

今まで遺伝子検査を使って遺伝体質を知り、それに合わせた食事、生活習慣を指導して
きましたが、今後ますますこういった対策が必要となってきます。

メタボヘルプ関連医療施設であるパークサイド広尾レディスクリニックでは、このような状況を
踏まえ、個人に合わせた老化対策を総合的にご支援していきたいと考えております。

2017/01/18 14:38:38 | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォントサイズ変更エリアここまで

プロフィール

医師、医学博士。メタボリックシンドロームに精通し、大手製薬会社にメタボ体策健康栄養指導を提供。

著作一覧

ラジオ出演履歴(2015~2018)

radio_bn.jpg2018年2月13日(火)
「2018年のインフルエンザ」について
radio_bn.jpg2017年10月31日(火)
「2017年のインフルエンザ」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2017年5月9日(火)
「任活」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2017年1月31日(火)
「ノロウィルス」と「インフルエンザ」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2016年11月29日(火)
「インフルエンザ」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2016年8月16日(火)
「夏バテ対策最新情報」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年10月6日(火)
「乳がん」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年8月18日(火)
「夏バテの時期、気を付けたい病気」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年3月3日(火)
「卵子凍結保存」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年1月13日(火)
今年1年を健康に過ごすコツ
(ベイFM78.0MHz)

過去の履歴へ>>

TV出演・メディア掲載履歴