インフルエンザウイルスが新型かどうかを判定するのに結構時間がかかっているようです。前回のブログにも書きましたが、ゴールデンウィークに海外旅行に行かれる方は、帰国するときは飛行機に数時間缶詰になることも覚悟した方が良さそうです。
今後この流行がどうなるかはなかなか予想が難しいところですが、少なくとも日本ではこれから高温、多湿の気候状態になってきますので、それほどの大流行にはならないような気がします(これは全く私の個人的予想です)。ただ一端夏の期間に終息はしますが、秋頃にまた復活してくるかもしれません。
今度のウイルスはブタのウイルスですが、基本型はH1N1ですので、ある程度既存のヒト型H1N1と交差反応性があるのではないかと思われます。メキシコで重症患者が多数出ているのは、過去にあまりワクチン接種が行われていないことも原因といわれ、一部では既存のヒト型H1N1ワクチンをメキシコに送って接種を始めたとの情報もあります。従来のヒト型H1N1ワクチンにある程度でも交差反応性があるようでしたら、ちょっとは安心です。この場合は既存ワクチンで誘導される抗体価を、アジュバンド(ワクチンの免疫力を増強する薬剤)などを使って増強してやれば、専用のワクチンをあわてて作らなくてもすむからです。
いずれにしろ、情報がころころ変わっている状況ですので、まだどうなるかわかりません。少なくともWHOがフェーズ5を宣言したので、対策マニュアルのできている企業ではインフルエンザ対策として、感染国から帰国して数日は出社せずに自宅待機で、症状が出ないことを確認することを命ずる会社もあるかもしれません。まだこのような対策マニュアルのできていない会社は連休中に考えておいたほうがよいと思います。何事も先手のリスクマネジメント重要です。
投稿者 Dr.uchiyama : 2009年05月01日 23:15
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