2008年度から健康保険組合に義務付けられる、メタボリック対策の健診も担当する「ドクター内山」が、長年の臨床や製薬企業の医療コンサルタントとしての経験を元に健康維持のための様々な情報を気軽に書き綴るブログ

タバコの依存性と治療薬のおはなし

連日、元野球選手清原の覚醒剤問題がマスコミを賑わしています。
今回はタバコに含まれるニコチンも覚醒剤に匹敵する依存症を引き起こすというお話を
したいと思います。

ご存知のとおり、タバコには煙の中に有毒物質が含まれており、
これが様々な健康被害をもたらします。
これだけなら誰もタバコなど吸わないと思いますが、一度吸ったら止められなくなるのは
タバコの煙の中に含まれるニコチンが強力な依存を誘発するからです。
ただ覚醒剤と異なり幻覚などの精神症状は出てこないので、犯罪に結びつかないことから
野放しにされていますが、本人への健康被害という面ではほぼ同じですし、
また受動喫煙を考えると他人への加害という面でも考えないといけませんね。

私がクリニックで行っている禁煙外来では、タバコが如何に健康にとって
危険なものであるかをまず説明しています。

WHOでは、
◆死亡する10人に1人はタバコが原因である、吸わない人に比べて
肺ガンになる確率は50倍とか70倍といった報告がある

◆肺ガン以外にも咽頭がん、喉頭がん、胃がん、大腸がんとほとんどすべての
がんになる確率を上げている

◆がん以外にも閉塞性肺疾患(COPD)といって肺の組織を壊して酸素交換が
できなくなる病気になる

等々、これでもかというくらいの状況証拠を示して、禁煙の方向に意識を向けます。

しかし、そのようなことを頭では理解していても吸うのを止められない人が
ほとんどではないでしょうか。
どうやらヒトの脳は、ネガティブなことは自分に当てはめた場合に割り引いてしまう
習性があるようです。

そこで最近では、逆にタバコを止めるとどんなによいことがあるのかを説明するように
していますが、その方がむしろ積極的に止めようという気になってくれるようです。

たとえば、女性で一番多いのは肌の改善です。
タバコを止めて2,3週間くらいでカサカサの乾燥肌がもちもち肌になりました、という人が
大多数です。もちろん咳や痰が多かった人は止めた途端に減ってきますし、
体に染みついたタバコ臭もなくなります。
においの感覚も戻ってきて敏感になるので、禁煙したほとんどの人は、喫煙者が
こんなに臭かったのかとびっくりしています。

よく禁煙できないのは根性がないからだ、とか意志が弱いとかいわれますが、
そんな問題ではありません。それくらいニコチンの導く依存症は強力なのです。
脳の中には、特にニコチンがくっつきやすい場所(ニコチン受容体)があり、
ここにニコチンがくっつくと、脳の中でごほうび物質が放出されます。
そうすると脳はうれしいと感じ、また脳はうれしいと感じた行動を強化するくせが
ありますので、どんどんこの喫煙という行動が強化されてしまい、最後には
止められなくなってしまうのです。

「禁煙はお医者さんと相談だ」というテレビコマーシャルをご存じですか?
最近では子供がお父さんに作文を読むというコマーシャルになっていますね。
これは、チャンピックス(一般名バレニクリン)という禁煙補助剤を医療機関での
処方薬として発売している製薬会社のコマーシャルですが、
このチャンピックスというお薬は脳の中でこのニコチンがくっつく場所を先取りして、
ニコチンがくっつかないようにしてしまうお薬なのです。

つまり、『ニコチンがくっつかない→ごほうび物質がつくられない』ため、
タバコを吸っても、脳がタバコを美味しく感じられなくなります。
それに加えてタバコを止めようという意識が後押しすれば、
脳の中で強化されたタバコを吸うという行動が弱まってくるのです。

タバコが非常に吸いたくなる時期を無事に過ぎれば徐々にタバコなしでも
いられるようになります。
この治療方法はいくつかの条件はありますが、該当すれば健康保険が使えます。

しかし、この治療法を続けられなくなる一番の原因として、副作用があります。
脳に作用するお薬のため、吐き気、便秘などの胃腸症状が出やすいのです。
副作用の出方は人により様々ですが、このため継続できなくなってしまう人もいます。
そのような人には吐き気止めなどを一緒に飲んでいただき、なるべくがんばって
継続するようにしてもらっています。
保険で認められている治療期間は12週間、3ヶ月ですが、もう少し幅広く、
柔軟性をもって使えるようになると禁煙に成功する人も増えるのではないかと思います。

東京オリンピックをひかえ、全てのレストラン等人の集まる場所を禁煙にしましょうと
いう法律案が出されようとしています。もちろん政治家の中には愛煙家の人たちも
多いので、成立するか微妙なところですが、病気の原因になることがわかっていて、
その原因となるものを禁止もしくは制限できないのはなぜなのでしょうか?!

健康被害をもたらす行動を取っていながら同じ医療保険料を払うのは、
納得できないと思うのは私だけではないでしょう。

2016/02/05 09:32:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

ヒトにはなぜ体に毛がないのか?


現在、医学と栄養学の知識を日常の生活でいかして、健康的な生活を実践していただこうと、
オンライン講座の作成をしています。言い訳になりますが、この準備で忙しかったので、
しばらくブログをお休みしてしまいました。一段落したのでまた再開したいと思います。

今年の夏はほんとうに暑い日が続いています。
こんな季節では汗を大量にかきますが、ほ乳類の中でこんな水みたいな汗を大量にかくのは
人類だけです。これはもちろん汗をかいて、その汗が蒸発することによって熱を奪う、
いわゆる気化熱で体温を下げるためです。

1日あたり最大で12リットルもの汗をかきますので、水分補給をきちんとしないと、
熱が体にこもって、体温が上がってしまう熱中症になってしまいますので、要注意です。
この大量の汗は人類が体毛を失ったことに関係しているといわれています。
拙著「Q脳ダイエット」では、ホモ・エレクトスというホモ属の人類が出現した頃に
脳が急速に大きくなった、それは肉食の始まりでもあったというお話しを書きましたが、
まさに同じ時期に体の毛が失われていったようです。
でもそれは何のためだったのでしょうか。
寒い冬に走ると最初は凍えるような寒さでも走っていくうちに暖かくなってきますね。
それは筋肉を使うことによって熱が作られたからです。
この人類の祖先もおそらくアフリカの草原で、走って獲物を追いかけるようになり、
筋肉を使うので熱が体にたまりやすくなりました。
その上がった体温を効率的に下げるために、大量の汗をかき体毛を失ったのだと
考えられています。その方が生存に有利だったからです。

それでは同じくアフリカの草原にいるライオンやチーターたちも獲物を求めて
走り回るのに、体毛を失っていないのはなぜなのでしょうか。
それはおそらく走るスピードと距離のちがいでしょう。
彼らは四足で、走るスピードも速く、強い牙をもっています。
従ってそれほど長く走らなくても獲物を捕らえることができます。
逆にいえば長い距離は走れないのです。
チーターは実に時速100kmくらいのスピードが出るようですが、せいぜい走れて
500mだそうです。人類にそこまでのスピードは出せませんが、
マラソン選手は42km以上かなりのスピードで走ることができます。
つまり長い距離を走ることによって獲物を得ていたことになります。
それはたぶん集団での狩りだったのでしょう。

また脳も神経細胞の集まりで、多くのエネルギーを使っていますので、
当然熱も多く発生します。その熱も効率的に下げる必要があったわけです。
ここから先は卵かニワトリかの議論のようになりますので止めますが、
脳が大きくなったことと体毛を失って汗を大量にかくようになったのには
深い関係があるようです。

2010/08/02 10:07:37 | コメント (0) | トラックバック (0)

仏像が笑う?

日曜日朝の美術番組で、あるゲストが仏像の表情が毎回見るたびに変わるという話をしていました。
これは奈良薬師寺の金堂にある本尊の薬師如来のお話しです。
ゲストさんは薬師寺が好きで、機会がある度にここを訪れ、この薬師如来をお参りするのだそうですが、
お参りするたびに薬師如来の表情が違っているというコメントをおっしゃっていました。

皆さまはこのお話をどう思われますか?

まさかミステリーではあるまいし、
金銅性の仏像が表情を変えるなど現実にはあり得ないように思えますが、
実は、他者の顔の表情は自分の心の表象でもあるのです。

人の脳は、こと顔の表情に関しては誠に敏感で、ほんの数ミリの違い、
数ミリの動きを読み取ります。また顔と同じような配置の物体も顔として認識してしまいます。
よく車や機械の部品が偶然顔のような配置になっていたりすると、
怒っている顔や笑っている顔をそこに見てしまうことを経験した方は多いのではないでしょうか。
ことほど顔に敏感なヒトの脳ではありますが、敏感すぎて自分の心の有り様をそこに反映してしまいます。


先の仏像もその現象で、光の当たり具合で微妙に表情に変化が出て、
それに自分の心が反映されるのです。
ある有名な類人猿学者はヒトを定義して、他者に自分を見る動物といっています。
たとえば自分が嫌いだと思っている人は相手も同じように自分のことを嫌っているように感じることは多いと思います。
ところがよくよく話をしてみると、それはとんでもない誤解であることも多いのです。
それは自分の心の有り様を相手の表情に写し出して、それを見ているのです。

人という動物はそれだけ他者とのつながりを求めていますし、そのつながりの中で生活を営んでいます。
そんなわけで目があったときに無表情だったり、暗かったりすると、
相手は途端に自分のことを嫌っていると思ってしまうかもしれません。

せめて目があったら、ほんの少しでも微笑んでみてはいかがでしょう。
そこから何かが生まれるかもしれませんね。

2010/05/06 09:36:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

『癒し』の手に入れ方

癒しが欲しいとき、皆さんはどんなことをしていますか?

先週の朝のニュースで女優の宮崎あおいさんが趣味で陶芸をやっていて、
それが癒しになっているというお話しがありました。

なぜ陶芸が彼女にとって癒しになっているのかというと本人曰く、
『何も考えずに作品づくりに打ち込めるから』だそうです。
でも何も考えずに作品を作れるわけでもなく、きっと『ああすればこうなる、こうすればああなる』と
いろいろと考えているのでしょうが、集中しているので本人にとっては何も考えていないように感ずるのでしょうね。

何も考えなくていいということが癒しにつながる人は、たくさんおられるのではないでしょうか?

普段仕事であれこれ考える、それは仕事として考えるので、多くは左脳が優位に働いています。
ところが脳というのは別のことを考えると、いつも使っているところと異なる部分が活性化するものだから、
普段使っている左脳は休んでいることになり、それが脳の疲れを取っているように感じるのだと思います。

体の疲れは筋肉疲労が主体ですので、1、2日休めば回復します。
ところが脳の疲れは15分寝ただけで取れることもあれば、休みの日に昼過ぎまで寝ていても取れないこともあります。

そんな「脳の疲れが取れた」、というのが実は「癒し」というものなのです。
脳は全く自分勝手な臓器です。
そもそもブドウ糖しかエネルギー源にできませんし、血液脳関門という特殊な仕掛けで、
脳にとって必要なものしか脳の細胞に入り込まないようになっています。
そんなわがままな脳の疲れを取るのは、
もちろん何も考えないことが一番ですが、それはそれで難しいことです。

禅とかヨガに「瞑想」というのがありますが、これは「何も考えない」という作業です。
これができるようになれば、いつでも脳を休めることができますが、
なかなか修行を積まないと、この「頭を無にする」という行為は大変難しいようです。

それよりもっと簡単な癒しは、普段使っていない部分の脳を使うことです。
別の言い方をすれば普段やらないことをやることです。これが癒しになります。
よく温泉だとかリゾートだとかに行って、それが癒しになったといいますが、
普段と違うことをやる、別の場所を体験することによって、
脳の普段使っている部分と異なる部分が活性化され、それが癒しとして感じられるのです。

冒頭の宮崎あおいさんも女優という職業柄、セリフを覚えたり、演技をしたりということに必要な、
おそらく左脳を主に働かせているのだと思いますが、作陶では立体造形ですから
右脳を中心に脳を使うことによってそれが脳を休めることになっているのでしょう。

癒しが欲しいとき、普段と別の体験をすることにチャレンジしてみてください。
それは何でもよいのです。
普段会社で文字、数字を扱うことが多ければ、右脳を使う絵とか陶芸とか、
あるいはそういった作品を見ることでもよいと思います。

逆に普段右脳を使っている人は数学の本を読むとか、計算問題をとくとか、
左脳を思いっきり働かせてやるのがよいと思います。是非お試しください。
それでは、ドクター内山こと私は、一体何を癒しにしているのか、といいますとそれは「茶道」です。

あんな堅苦しくてややこしい作法が何で癒しになるのかというご意見もあろうかと思いますが、
普段と異なるシチュエーションで、違う脳を使っているので癒しになるのです。
ちなみに癒しとは関係ありませんが、世界文化社からでている裏千家茶道の教科書シリーズの
いくつかにモデルとして登場していますので、茶道をやっておられる方は是非ご覧下さい。

世界文化社お茶のおけいこ28
「裏千家茶道 炉の点前」より
世界文化社お茶のおけいこ28


世界文化社お茶のおけいこ40
「裏千家茶道 茶席の会話」より
世界文化社お茶のおけいこ40

2010/03/15 17:35:23 | コメント (0) | トラックバック (0)

あるスポーツジムのサウナでの会話

人と人、人と機械の葛藤は、脳の習慣化回路が原因していることもしばしばです。
では、習慣化回路とは一体どんなものだと思いますか?

先日、スポーツジムのサウナでみた一例をご紹介します。


サウナには私ともう一人の客の二人だけでした。
その客は明らかに苛立っている様子。
理由はよくわかりませんでしたが暑さに苛立っているようでした。
サウナだから暑いのに決まっていますが、躍り食いで焼かれるアワビのように、
体をくねらせていました。そこに若い従業員スタッフが元気に入ってきました。

そのサウナには15cm四方の小さなタオルが、汗で濡れた腰掛けや床を拭くために
7、8枚掛かっています。スタッフ君はそのタオルを換えに来たのでした。
さっそく中にいた客がくだんのスタッフ君に「温度が高い」と文句を言い始めました。

黙々とタオルを換えているスタッフ君、すかさず「今見てきます」と返事はよかったのですが、
タオルを換えるのが先、とばかりにいっこうに行こうとしません。
その客はなかなか調節に行かないスタッフ君にいらいらして、
「普段は温度設定が100度以下なのに今日はなぜ102度もあるのだ」、とより詳細に文句を言いました。


きっとこの客は温度が高いといっただけでは説得力がないとでも思ったのでしょう。
スタッフ君は再度「すみません、今見てきます」といいつつ、
相変わらず彼の義務であるタオル換えをしています。

しかしスタッフ君もさすがに客の視線を感じてか、見てきますだけでは済まないと
思ったのか、お客さんの出入り具合で温度も変わってきますので、とすぐに
設定を変えに行かない言い訳し始めました。

私には最初、その客の意図が全くわかりませんでした。
暑いと思ったら短めに切り上げて出ていけばよい話です。
入っていられるのはせいぜい5分から10分、スタッフ君が機械室に行って調整しても、
温度が低くなるまでその客がいるとは思えませんでした。

体調によっても温度の感じ方は変わります。しかしその客はあくまでも機械の再調整を要求しています。
機械は調節できるが、人間の体は調節できない、とでも言いたげでありました。
しかしこの場合、どう見ても人間の側で調節した方が早いと思われるのですが、
意外とそれは難しいのです。


ヒトの脳には習慣化回路があって、行動が一端習慣化してしまうと、
そこからはずれた場合、非常に居心地が悪くなります。
たとえばサウナは10分、と決めていると1分でも早く出てしまうと
とんでもない敗北を喫したような気分になってしまうというのもよくあるパターンです。

またこのスタッフ君もタオル換えのためにサウナに入ったら、
全部すませることが習慣化されてしまっているのです。

さて、スタッフ君が出て行って2分ほどの後、その客も出て行きました。
そしてサウナに戻ってくることはありませんでした。
私もサウナから出てシャワーを浴びた後、気になったのでもう一度はいって温度を確認してみました。
相変わらず温度計は102度を示していました。

習慣化回路に入っている行動は記憶にも残りにくいのです。

皆さんの習慣化された行動には、どんなものがあるでしょうか?

2009/12/15 09:50:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

特売食材に飛びつく脳のしくみ

毎月の食材費にみなさんはどれくらいかけているでしょうか。
世の中不景気の真最中で、まず減らされるのが食材費、食費でしょう。

今回は、『無意識に特売の食材に飛びついてしまう』ことについてのお話です。


例えば、スーパーで見かける下の2つのうち、どちらを選びますか?

・一袋5本入りのキュウリ100円(残りわずか3袋)

・かたや1本100円の有機栽培のキュウリ


次に、健康に気を遣って肉売り場に行ったら、2つの商品がありました。さあ、どうしますか。
手持ち予算が1000円だとしたら、どちらを選択するでしょう?

・有機野菜で育てた豚肉

・輸入牛肉が本日限りの特売(信じられないくらいの量と値段)


家計や食事をまかなう主婦のみなさんはこんな選択の毎日ではないでしょうか。
一家全体の食事をまかなうために、ともかく量を確保する方に、ついつい選択肢がいってませんか?

当然、食品は買ってしまったからにはある一定期間で消費する必要がありますから、
体が必要とする以上に食べてしまうかもしれません。

でも、健康のことを優先して考えるならば、顔の見える生産者が作った、
栄養価の高いものを食べたいところですね。

健康を害して、たとえば入院などしてしまったら、その医療にかかる費用で、
食費を削って節約した分なんて吹っ飛んでしまいます。

「そんなことは言われなくてもわかっている」、と言う声が聞こえてきそうですが、
ではなぜもっときちんとした食材ではなく、より安い食品に飛びついてしまうのか?
節約したければよりよい食材をより少なく買えば良いのに、なぜそのような選択ができないのか?


それは脳の構造に関係しているのです。


金銭授受を中心とした貨幣経済が出現したのは、人類の歴史の中でごく最近のこと、
ヒトが作り上げた文化のひとつとして発展してきました。
ですからヒトの脳はお金を扱うことに慣れておらず、お金に絡んでは、
時としてとんでもない選択をしてしまうのも良く経験することです。

逆にヒトの脳は類人猿よりもっと前の先祖のころから、食物を扱うこと、
すなわち食物を如何に手に入れるかを主要テーマとして発達してきました。
この遠いご先祖様からいただいた脳に選択を任せていると、
どうしても少ないお金で多くの食物を手に入れることに集中してしまいます。

そこでは、ヒトの文化形成を担ってきた新しい脳である、前頭前野による理性的判断ができにくくなっています。

お金を使うときのかしこい選択は、脳の仕組みを予め知っておくとうまくコントロールすることが出来るのです。
つまり、類人猿からヒトになって初めて発達した、脳の前頭前野をもっと働かせれば、安さと量には惑わされないのです。

メタボヘルプ.comをご覧のみなさんには、特売の食材にはそれなりの特売する理由がある ということを頭の片隅にでも入れていただききたい。
ヒトが少ないお金で多くの食品を手に入れたいという脳の働きを理解し、日常のお買いものをしていただきたい。
それが健康や肥満の解消にもつながるのですから。

2009/08/14 10:54:31 | コメント (0) | トラックバック (0)

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プロフィール

医師、医学博士。メタボリックシンドロームに精通し、大手製薬会社にメタボ体策健康栄養指導を提供。

著作一覧

ラジオ出演履歴(2014~2017)

radio_bn.jpg2017年1月31日(火)
「ノロウィルス」と「インフルエンザ」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2016年11月29日(火)
「インフルエンザ」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2016年8月16日(火)
「夏バテ対策最新情報」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年10月6日(火)
「乳がん」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年8月18日(火)
「夏バテの時期、気を付けたい病気」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年3月3日(火)
「卵子凍結保存」について
(ベイFM78.0MHz)
radio_bn.jpg2015年1月13日(火)
今年1年を健康に過ごすコツ
(ベイFM78.0MHz)

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