2008年度から健康保険組合に義務付けられる、メタボリック対策の健診も担当する「ドクター内山」が、長年の臨床や製薬企業の医療コンサルタントとしての経験を元に健康維持のための様々な情報を気軽に書き綴るブログ

2014年の総括

今年もあっという間の1年でした。昨年のお正月がつい先週くらいの感覚です。
先日の誕生日で私もついに60歳、還暦となりました。お祝辞をいただきました皆様に
改めて御礼を申し上げます。

昔の還暦というとすごい老人のように感じていましたが、いざその年になってみると
まだ40歳代とあまり変わらない感覚です。とはいえ人やものの名前が思い出せなかったり、
短期記憶もメモリーの容量が減ったりと多少は老いを感じてはます。

さて2014年のできごとで私の中で最も印象深かったひとつはSTAP細胞騒動でしょうか。
最初は単に熱処理すると細胞が先祖返りしていろいろな細胞に分化する能力を
取り戻すということで、夢のような話と驚きましたが、結局その後様々な、
研究者にあるまじき行為が明るみに出て最終的に論文取り下げ、再現実験も
ネガティブな結果で終わったようで、あの騒動は何だったのかという感じです。

ある現象を説明するためには「仮説」が必要になります。
その「仮説」が正しいかどうかを証明するために実験を行います。
しかし最初に考えた「仮説」通りに実験結果が出ることはほとんどありません。
そうすると最初の現象と実験結果の間をつなぐ別の「仮説」が必要となります。

新たな発見というのはこうした実験と検証の積み重ねで矛盾のない説明が
できて始めて公になるものです。たとえば自分自身の立てた仮説に反するような
実験結果が出たとき、元の仮説に無理矢理つじつまを合わせるような解釈をすると、
それに都合のよいデータだけを拾ってきて仮説を組み立てるようになります。
そうすると必ずどこかに矛盾が生じてつじつまが合わなくなるのです。
ちょうどジグゾーパズルの1ピースを合わないところに無理矢理はめると
後で完成できなくなるのと一緒です。

とはいっても世の中で出回っている情報のほとんどは仮説の域を出ていません。
特に健康や栄養に係わるものは仮説だらけと言っても過言ではありません。
これは検証のための実験を行うことが極めて困難だからです。テレビの健康番組で
次から次へと異なる情報が出てくるのはこのためです。たとえばちょっと前まで
20分以上連続して運動しないと脂肪は燃焼しないといわれていました。
しかし厳密に臨床試験を行ってみると、運動の最初から脂肪は使われていることが
わかりました。もちろん運動の初めに使われるのは糖分が主体なのは変わりがなく、
ただ20分以上運動して筋肉内の糖分が枯渇してきてはじめて脂肪が使われるという
話の方が「仮説」としてはきれいでわかりやすいため、それが一般化したのでしょう。

ところが実際はそうではなく、小刻みな運動でも十分脂肪は燃焼するとなったわけですが、
もしかしたらこの説にしてもこの先別の実験結果が出た途端に間違った仮説でした、
となってしまうかも知れません。

そんなことをいったら何を信じてよいかわからない、と怒られそうですが、
現実の科学のレベルとはその程度なのです。ですから科学の限界をよくわきまえた上で、
現在得られる情報の中で最も正しい思われる情報を選択してそれを実行するしか
ありません。その意味ではしっかりした指導者について指導を受ける中で、
『自分に合っているものを自分自身が見つけて行んだ』、という気概が大切になります。

もう一つ印象に残ったものとしては、手前味噌で恐縮ですが、遺伝子ダイエットが
話題になり、いくつかのマスメディアに取り上げていただいたことです。

3月にBLENDAという女性誌にダイエット情報として一般の方からの素朴な疑問と情報の真偽についての特集がありました。
◆雑誌「BLENDA」(2014年3月発売)
http://www.metabo-help.com/0060/0061.html#1403_blenda

また同じく3月にシティリビング誌で女性のかくれ肥満について、さらに3月に
HANAKOの通常版と5月に特集号のカラダ企画書で遺伝子ダイエットについて
特集していただきました。

◆2014年3月シティリビング掲載
http://www.metabo-help.com/0060/0061.html#1403_cityliving

◆2014年5月15日発売のHanako特別編集「カラダ徹底メンテBOOK」掲載
http://www.metabo-help.com/0060/0061.html#1405_hanako

同じく3月にTBSのスゴ腕専門外来スペシャルで、特殊外来として遺伝子ダイエット外来を
取り上げていただき、その後かなりたくさんの方が当院へ来院されました。

11月には「日経朝とく」というテレビ東京系BS放送の朝のニュース番組で
メタボ特集として4日間、鶴田真子とともにメタボの原因から栄養指導を含む治療までを
解説させていただきました。

前段で科学は仮説だらけというお話をしたばかりですが、そんな中でも可能な限り科学に
基づいた信頼できる情報をわかりやすくお届けしようと努力しております。

2014年ももうすぐ終わりますが、2015年も皆様に取りましてよい年になりますよう
祈念申し上げます。くれぐれも正月太りにはご注意を。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

2014/12/25 16:26:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年を振り返って・・・健康、医療の話題


2013年に起こりました健康や医療に関連した話題を振り返ってみたいと思います。
ひとつは春先に大流行した風疹。
感染症自体は大したことはないのですが、妊娠初期の人が感染するとおなかの赤ちゃんに
障害が起こるということで、大きな話題になりました。
このため妊娠を考えている女性ばかりでなく、すでに妊娠している人のパートナーまで多くの人達が
ワクチン接種を行ったためワクチンが足らなくなる事態にもなりました。
12月の時点で流行はおさまっていますが、またいつ流行するかわからないので、
今のうちにワクチンを接種していくことが重要です。
一端接種しておけば通常は10年くらいは大丈夫です。

また私のクリニックで健診していると麻疹(はしか)の抗体価が低い人が多いようです。
こちらも2007年に大学生を中心に大流行しましたので、また流行する可能性があります。
風疹と麻疹はMRワクチンとして混合ワクチンが出ていますので、どうせならこちらを
接種しておくことがお勧めです。
なおこのワクチンは生ワクチンなのですでに妊娠している人は接種できませんので、
ご注意を。出産したらすぐに接種しましょう。

もう一つは5月に、女優のアンジェリーナジョリーさんが乳ガン遺伝子を持っていることがわかり、
両側の乳房を予防的に切除したということを発表し、話題になりました。
これはBRCA1、BRCA2という本来ガンを防ぐ遺伝子に変異があり、この変異をもっていると
乳ガンや卵巣ガンが起こりやすくなるというものです。
乳ガンは検診で診ていけば早期発見も可能なので、予防的に切除するのは行き過ぎだとか、
ガンが起こることにおびえながら生活していくよりは予防的切除を選ぶといった意見など
いろいろありました。
日本人の場合にはこの遺伝子検査そのものがあまり行われておらず、この遺伝子変異が
あった場合、どの程度のリスクがあがるのか、まだはっきりしたデータはありません。
検査を受ける場合は、遺伝子検査のもつ意味合いをしっかり説明できる専門家から話を
聞いた上で検査を受けることが重要です。

その関連で、現在遺伝子で何かわかるのかという特集がTBSの報道番組Nスタであり、
私にも取材がありました。私のクリニックでは遺伝子検査を使ったダイエットということで、
このプログラム体験者のインタビューを交えて紹介していただきました。
体質に合ったダイエットが出来ることで、効率的なダイエットが実現できるだけでなく、
体に合う食事をすることで体調不良も改善されたということが体験者からお話しがありました。

遺伝子検査も今急激に進歩している分野です。
来年の2014年にはまたびっくりするようなニュースが出てきてもおかしくはない状況です。
これからも同様に健康や医療に関連した最新のニュースを捉えて解説していきたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願いします。

2013/12/27 09:05:52 | コメント (0) | トラックバック (0)

単品ダイエット再び - サバの缶詰で痩せる??

先日、テレビのある健康バラエティ番組でサバの水煮缶が紹介されました。
料理の話ではなく、『サバ缶を食べると痩せる』ということで、
放映後、例によってスーパーの棚からはサバ缶がなくなったようです。

ダイエット外来をしている医師からはっきり申し上げると、
何度こんなばかげたことを繰り返せば気がすむのでしょうか。
今までこのような話はしいたけ、バナナ、キャベツ、トマトなどなど何度も繰り返されてきました。

つい最近ですが、私もテレビ番組の制作会社の方とダイエット番組企画について
お話しする機会がありましたが、テレビ局側でもさすがにもう単品ダイエットを取り上げることはやめよう、
というところが多くなったということでした。
そんな訳で、しばらくこの手の話はなかったのですが、またやってしまったというわけですね。

「やせたい」
「健康になりたい」
こういう思いを持つこと自体は何も悪いことではないのです。
ただ、単一の食品でそんなことが実現できるかどうか、ちょっと考えればわかることです。

もし仮にひとつの食材だけで本当に痩せる効果があるとしたら、
それは体に有害な作用がある食材だと認識してください。
逆に言えば通常の食物、今まで流行った単品ダイエットの食材や、今回のサバ缶も含めて
有害な作用があるわけではありませんので、それはつまりその食材だけでは
簡単に痩せられるわけではないのです。

さて、話を元に戻してみましょう。
ではこのサバ缶で痩せられるという根拠はいったい何なのでしょうか???
どうやら番組でも紹介された「GLP-1」というタンパクが関係しているようです。
このタンパクについて説明しますと、これは消化管に炭水化物が入るとそれを認識して
消化管から分泌されるインクレチンというホルモンのひとつです。
このホルモンが出ると、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌が上がります。
それによって血糖値が下がるわけですが、そのインスリンを通じた作用以外にも食欲を抑えたり、
消化管の運動を抑えて満腹感を強めたりといった作用があります。

インスリン分泌を増やすということから、すでに糖尿病の薬として日本でも認可が取られ、
治療に使われています。またこの薬剤を糖尿病のない肥満症の人たちに使った臨床試験もいくつかあり、
いずれもよい減量効果が得られています。

「GLP-1」は体内で作られるタンパクですから、食事中の糖分、炭水化物のように
脂肪として蓄積される食事成分ではないもので、この分泌を刺激する物質があれば痩せられるという
わけで、その成分がサバ缶に含まれているというのが、例のテレビ番組で紹介されたのです。

お分かりでしょうか?
少し考えればわかることなのですが、食事をすればGLP-1は分泌されますので、
サバ缶(テレビではサバの水煮缶が紹介)を食べるとGLP-1が余計に分泌される
かもしれませんが、不健康な食材を一緒に、しかも大量に食べていれば何の役にも立たないということです。

このGLP-1に関連した薬剤は、すでに医療現場で使用されています。

このホルモンを人工的に作った注射剤以外にも、このタンパクの分解を邪魔してGLP-1濃度を上げる
薬剤も内服薬として承認され、糖尿病の治療薬として使われているのです。

今後は糖尿病がある肥満の患者さんの治療には使われていくかと思いますが、
糖尿病のない人は適応外使用になるため保険は使えません。
では自費でとなると、かなり高額な薬剤です。
それよりも医師の指導なしにこれらの薬剤を使うことは極めて危険ですので、
どうしても痩せたいからといって、決して勝手に使用することのないようお願いします。

「薬に頼らない生活を、20年、30年後の健康」を提唱する側からすると、
もっと体に優しい、健康的に痩せる方法があるのです。
その方法は個人個人によって異なりますが、少しでも多くの方にその方法を
伝えていきたいと思っております。

2013/08/19 14:02:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

薬を利用したダイエット方法について


最近、メタボヘルプ.comアーテイジ虎ノ門クリニックへ『肥満ダイエットプログラムで薬を使っていますか』というお問い合わせが増えてきましたたので、肥満と薬の治療についてまとめてみます。

肥満は様々な原因で起こります。
単に食べ過ぎや運動不足だけではありません。
比較的多いものでは、甲状腺機能低下症があり、これは首の前側、喉仏のちょっとしたあたりにある臓器ですが、この臓器で作られる甲状腺ホルモンは体全体の代謝を調節しています。
ときどきこの甲状腺機能が落ちている人がいて、そうなると代謝全体が落ちてきて、元気がない、だるい、
すぐに疲れるといった症状が出て、それに伴い体重も増加します。
このような食事や運動とは関係のない肥満には薬物療法が必要です。
もちろん薬物療法に合わせて食事療法も行うことがより効果的ではあります。

おそらく寄せられた質問の主旨はこのような内分泌臓器の病気もなくて肥満した場合に、薬を使って
痩せるような方法をやっているかという事だと思います。
日本で承認されている肥満治療薬は唯一「サノレックス」という薬剤です。
サノレックスというのは製品名で、一般名をマジンドールといいます。
この薬剤は食事療法や運動療法をやってもBMI(Body Mass Index:体重÷身長(m)2)が35以上の肥満の人に使うことになっています。個人輸入で勝手に使っている人もいるようですが、インターネットの
ブログなどを見ていますと、間違った使い方をしている人も多いように思います。

この薬剤はときどき重大な副作用をおこしますので、きちんと医師の指導の下で使っていただくことを
お勧めします。飲めば痩せるといった単純な薬ではありません。

この薬は脳にある食欲中枢を抑えて、食欲を減らすことが主な作用です。
副作用で多いのは、
◆口が渇く
◆便秘になる
◆眠れなくなる
◆めまい
◆ふらつき
◆気持ちが悪くなる

上記のように、軽いものがほとんどですが、長期に使っていると肺の血管に障害が出たり、うつなどの
精神症状が出たりすることが希ではありますが、報告されています。

この薬剤は食欲を抑えることが主な作用ですので、この薬剤を使っているからとどんどん食べていて
はまったく効果がありません。

それではどういう人が使うべきかというと、空腹感と精神状態が密接にリンクしている人です。
拙著Q脳ダイエットのQ脳度アンケートでQ脳支配の強い人にこの薬剤が効果的な人がいます。

食事と精神状態が密接にリンクしている人とは、下記のような行動を取る人です。
◆お腹が空くと眠れない
◆食べ物がなくなると不安になる
◆常に食べ物を近くに置いている
◆ストレスがあると思わず食べてしまう

どうしても肥満を治療する過程で食事をある程度コントロールしていくと、お腹が空いて眠れないなどの
症状が強く出てくる場合には当院でも使用することはあります。

しかし、アーテイジ虎ノ門クリニックではリバウンドのないダイエットを目標としていますので、このような空腹感の来ない食事管理方法を指導していますのでこのような例はほとんどありません。

サノレックスはうまく使えば効果的ではありますが、食欲がなくなり、食べ物が美味しく感じられなくなるといった事をよく聞きます。やはり食べ物を美味しく楽しみながらダイエットをやるのが一番よいと思いませんか??

2012/06/19 12:58:38 | コメント (0) | トラックバック (0)

肥満の人はなるべくして肥満に?― 肥満者へのインタビュー ―

あるテレビ番組の企画で数人の肥満の人たちにインタビューする機会がありました。
肥ってしまう人たちの性格的な特徴を捉えていてたいへん興味深く、皆さんにも知っていただきたかったので、
ちょっとまとめてみたいと思います。
肥ってしまう行動の特徴については拙著「Q脳ダイエット」にまとめてありますが、今回集まっていただいた
みなさんもQ脳アンケートをやっていただいたら全員満点に近いQ脳タイプになってしまいそうなお話の
内容となりました。

質問1:自分が肥ってしまった原因についてどう考えていますか?

Aさん:ある程度の年齢になったのに若い頃と同じように食べているから。
Bさん:体重が増えたので、痩せようと食べずにがんばって痩せた。しかしリバウンドして更に肥った。
Cさん:夜空腹になると眠れないので、つい食べてしまう。
Dさん:ストレスがあるとついたべてしまう。ストレスで4Kg肥った。
Aさん:ストレスが溜まると食べることが止まらない。
Eさん:自分は代謝が悪いと思う。食べなければ痩せられる。
Bさん:遺伝だと思っている。親が肥っているので仕方がないと思う。
Cさん:親が次々に食事を出す。食べたいだけ食べることが習慣化している。

<解説>
世の中にはいろいろと情報が出ているので、ある程度肥満してしまうメカニズムについては理解している
ようです。しかし肥っている人の多くは、心理状態と空腹感が結びついている人が多く、そうなると心理的な
圧迫があると、食事のコントロールがきかなくなる傾向にあります。

また本人はあまり自覚していないのだと思いますが、自分の責任ではない、周囲が悪いといった自分以外に
原因を転嫁する傾向も強いようです。もう一つは食べ過ぎを自覚しているのはよいのですが、食べなければ
痩せられると考え、ダイエットというと空腹感をひたすら我慢して食事を減らすことだと思い込んでいる場合も
けっこうあります。

これをやりますと体を動かす筋肉などのタンパク質が減って、その分脂肪に置き換わっていきます。
体重が減っても体脂肪が減らない、手足は細くなって体重が減ったのにお腹周りは相変わらず太いまま、
という体型になります。

質問2:肥っている人を見てどう思いますか?

Aさん:他の肥っている人を見ると、ああはなりたくないと思う。
Bさん:自分より肥っている人を見ると安心する
Eさん:肥っているとやさしそうに見える。

<解説>
肥っている人はとりあえず自分と比べるが自分のことはあまり自覚していないか、自覚しようとしない場合が
多いようです。また肥っていることを正当化しようとする傾向もあるようです。まず自分のことにもっと関心を持って、自分の体を自分で管理するという発想が重要になります。

質問3:食べ方や食事の量で気がつくことはありますか?

Aさん:満腹でも甘いものを食べたい。
Bさん:デザートがないと食事が終わらない。
Cさん:出された食事を残すことはあり得ない。全部食べないと気が済まない。
Dさん:明日死んでもよいから食べたい、あるいは明日死ぬかも知れないから食べる。
Eさん:自分としては食べ過ぎてはいないと思っている
Bさん:そんなには食べていないと思っている
Eさん:少なくとも若い頃よりは食べていない

<解説>
肥っている人では食事の止め時がつかめない場合が多いようです。
出されたものはすべて食べないと気が済まないというのは、子供の頃から残さずに食べなさいという教育かも
知れません。また食べ物に対する執着心も強いといえるでしょう。食事が終わったのにどうしてもアイスクリームが
食べたくなる、これはひとつの食べ癖ですが、糖分は麻薬にも匹敵する習慣性を引き起こしますので、
この習慣の修正が重要です。

もっとも麻薬と異なる点は、麻薬は判断力を失わせますが、糖分では習慣性は引き起こしても判断力までは
失いません。そこで当院では食べたくなったらまず理性を働かせる訓練を行っています。

またボリューム感覚も食い違っている場合がかなりあります。肥っている人では一般的に食事量を小さく
見積もる傾向にあります。
アーテイジ虎ノ門クリニックの肥満ダイエットプログラムではこの辺の行動上の問題点の矯正にも力を入れています。

質問4:自分の肥った姿を見てどう思いますか?

Bさん:もうあきらめている
Eさん:鏡で全身を映さないようにしている。全身の写真を撮らないようにしている。
Cさん:ウィンドウショッピンでガラスに映った自分を見ないようにしている。

<解説>
肥っている人もそれでよいとは思っていない場合がほとんどです。
しかし逆に人に自分の肥った姿を見せたくないという思いが強いと、外に出なくなり、動かなくなり、それが原因でますます肥ってしまうという悪循環が繰り返されてしまうようです。

質問5:食事の内容については憶えている方ですか?

Aさん:食べたものを憶えていない
Cさん:自分で作ったものですら憶えていない

<解説>
人の記憶の曖昧さはQ脳ダイエットにも書かせていただきましたが、今回のインタビューでもほとんどの方が食事内容を憶えていないとの回答でした。一端食べ始めると食事を楽しみながら食べると言うよりは、食べられればよいという気持ちが占拠してしまう特徴が現れていると思います。

ということで、以上が肥満の方に集まっていただき、インタビューした結果の一部です。もし自分もそうだ!
と思い当たる節がありましたが、習慣がガチガチに固ってしまわないうちに是非ご相談ください。

2012/05/25 17:27:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

ダイエットって、我慢しないといけないもの?

ようやく季節も本格的な春になって日に日に暖かさが増してきた昨今です。
今年も早いものでもうゴールデンウィークですね。
ゴールデンウィーク中は旅行に行くとか家でごろごろするとか、普段と変わった生活になります。
夏の薄着の季節に向けてそろそろ体形が気になり出したり、日頃ダイエットを気にしたり、と
食事に気を遣っているみなさんは、大いに悩む時期なのではないでしょうか。

ではなぜ悩んでしまうのか??
みなさんの頭の中には、ダイエットは我慢しなくてはいけないもの、つらいものというイメージが多いのでは
ないでしょうか。実は、このイメージがある限り、ほんとうの意味でのダイエットは成功しないのです。

食事をするという行動は、みなさんご自分の自由意志で行っていると思われていますが、実は食行動の
多くが無意識の行動、習慣化された行動なのです。
それが証拠に、よほど注意しませんと、何を食べたのかがあまり記憶に残りません。
これはどういうことかといいますと、目の前にある食事を見ておいしそう!と思い、さらにいいにおい!と
鼻で感じてしまうともうそこから先は食べ物を口に運ぶという習慣化された行動が起こるだけなのです。
特に肥満になってしまう人の多くが、ものごとを考えずに食事をしてしまう、という傾向があるのです。

したがってダイエットのポイントは食事に対して習慣に支配された行動に任せるのではなく、もっと意識して
食事をいただく事が大事で、そうすることによりダイエットはもっと簡単に、楽しく確実なものとなります。

それでは具体的にどうやるのかといいますと、まず食事に関心を持ちましょう。
どんな食べ物が体の代謝のどんな部分に役立つのか、今や健康ブームですので、あらゆる場面で
そのような情報に触れることができます。
もう少し深く勉強したいという方には宣伝になりますが、レッスンモールというオンライン通信教育の
講座の中で、ニュートリマイスター協会提供の健康栄養講座があります。

◆ニュートリマイスター講座>>http://lessonmall.jp/

ここで管理栄養士の鶴田と私、内山が日常生活に役立つ栄養や体の健康について解説していますので、
ぜひご利用ください。
次に食べる前に目の前にある料理の内容をよくみます。
何よりこれから食事をするという自覚を持つことが大事です。そしてその料理を憶えるようにします。
自分で作る場合は食材選び、調理法の工夫をして、いつも同じような自分の好物だけを食卓に
乗せるのではなく、しっかりとバランスを考えてください。食事を意識するという行為、それだけで
ダイエットの大切な第一歩がスタートできます。

レコーティングダイエットという事を聞かれたことがあるかと思います。
体重を記録するだけで体重が減ってくるというものです。食べ物の記録も同様です。
それほど細かく記録する必要はありませんが、何を食べたというキーワードを書き込むだけでも人の記憶は
よみがえるので、ごく簡単で大丈夫です。
そんなことでも食事を意識するという面では非常に重要になります。

連休中出かけるにしても家で過ごすにしても、簡単にできますので、ちょっと始めてみませんか?

2012/04/27 09:03:19 | コメント (0) | トラックバック (0)

最近流行のダイエットに思うこと


Sustainability(サステナビリティ)という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。

最近ビジネスや環境問題でよく使われる言葉で、日本語では「継続性」とか「持続可能性」と訳される
ことが多いようです。経済や社会が将来にわたって継続していくことを重視し、そのために今何を
すべきか、という概念で、現代文明は限りある地球の資源を大量に消費する上に成り立っていて、
ちょっと考え直さないと資源を食い尽くしてしまう、そんな懸念から生まれた概念でもあります。

この概念はいろいろな面にあてはめることができます。

私どもの手がけている、肥満対策、ダイエットはこの概念を基本においています。
つまり一時期じっと我慢してむりやり体重を減らそうというのは間違ったダイエット法ということです。
典型的なものが1品ダイエットです。かつて流行ったリンゴダイエット、キャベツダイエット、バナナダイエット、
最近ではトマトが流行っているようですが、でもちょっと考えてみてください。
これを一生続けていくことが可能でしょうか。
体重やスタイルを気にする人の多くが短期で勝負!という考え方を取りやすいようで、こんなものでも
がんばってやればそれなりに体重は減りますが、止めた途端に体重は元に戻るどころか逆に
増えてしまうのが大半です。

ダイエットにももっとサステナビリティの考え方を入れましょう。

「そんなことはいわれなくてもわかっている」と怒られそうですが、ではわかっているのに、なぜみなさん
飛びついてしまうのでしょうか。美容クリニックをやっている私の友人と会ったときに1品ダイエットが
話題になりました。私がなぜそんなダイエットに皆飛びつくのだろうというと、彼女の解説はこうでした。
「これはファッションの流行と一緒で、それをやること自体を楽しんでいるだけで、誰も真剣に健康が
どうだとか考えてやっているわけではない。女心を理解しなさい」と。
みなさん、どうですか?

確かにあるスタイルの服がでて、タレントさんやモデルさんが着始めると、皆つられるようにそんな服を
着るようになります。そうするとブティックの店頭に並ぶのもそんな服ばかりで、自分に似合うかどうか
判断しないままに、身にまとうという状態になるわけです。

ただ一方で、過去に比べると流行の広がり方が限定的になってきたような印象もあります。
1960年代後半にミニスカートが流行ったのを懐かしく思い出すのはもうおじさん、おばさんの年代
でしょうが、このときは日本全国誰しも程度の差はあれ皆ミニスカート!婦人警察官の制服まで
ミニスカートという時代でした。
これは70年代前半にはほとんど姿を消して、今度は長いスカートが流行、誰もがみんなロングスカート、
世の男性にとっては「暗黒時代」ともいわれる時代になってしまいました。
その後80年代に入ってバブル景気にわく時代にふたたびミニスカートがはやり始めましたが、
今度はある程度の年代層に限っての節度ある流行だったように思います。

最近では確かに女性雑誌などを見ますと(といっても電車のつり広告だけですが)、今年はこれが
流行る、と業界が騒ぐ割には一斉にそれになびくということはなく、みなさん冷静になってそれぞれ
よいところを取り込んで、個性に合った着こなしをする人が増えてきたようにも思います。
おそらくファッションに対する美の基準が各人の中で確立してきたということでしょうか。

ダイエットもそろそろ、みんなそろって○○ダイエットではなく、個人の体質に合ったダイエットをやりませんか。
個人の体質は皆違いますので、それがダイエットのサステナビリティにつながる第一歩です。

2012/03/05 11:27:01 | コメント (0) | トラックバック (0)

あらためてQ脳ダイエット

3月号のボディプラスという健康誌にQ脳ダイエットを取り上げていただきました。

記事をまとめていただいたレポーターの方はたいへん熱心に著書「Q脳ダイエット」を読み込んで
いただいたようで、私もたじたじになるような質問を数多くいただき、何とか回答のつじつまを
合わせてできあがったのがあの記事です。
とてもすてきなイラストでまとめていただきレポーターの方にはたいへん感謝しております。
そんなこともあって、改めてQ脳ダイエットについて整理してみました。今回はそんなQ脳ダイエットの
本質について書きたいと思います。

最近は健康情報が数多く出回っています。
またテレビでも健康バラエティ番組がたいへん多く放映されるようになっています。
これでみなさんがより健康になってもらえるならそんなうれしいことはありません。
しかし、なかなかテレビで言うようには実行できませんよね?それはなぜなんでしょうか。

以前NHKの番組で昨年の大震災のときに人々がどの様に行動したかについて分析をした番組が
ありました。津波が来ると情報を受け取っていながら避難しなかった人々の心理はどうなっていたのか、
を読み解くという特集でしたが、自分だけは大丈夫、という心理、他の人も逃げていないので大丈夫、
という心理、そのような心理状態が働いて人々の避難を遅らせてしまったと番組では語っていました。

健康についてもまったく同じ事が言えます。血圧が高いですね、血糖値が高いですね、コレステロール
も高いです、このままでは脳卒中か心筋梗塞を起こしますよ、と健康診断でいわれたにもかかわらず、
何もしようとしない人が多くいらっしゃいます。ここまで深刻でなくても、少しお腹周りが気になって
きたのでダイエットを始めてみたが、三日も続かなかった、なんていう方も多いのでは?
これには自分だけは大丈夫という心理が働いているでしょうし、治療をはじめると食事制限を
いわれるからいやだ、という人もいますし、三日も続かないとやっぱり自分は意志が弱かった、と
あきらめる方など色々です。

でもちょっと考えてみてください。
もしあなたのご両親や最愛の人がこんな状況であれば、早く何とかして欲しいと口うるさく注意を
促すと思います。自分以外の人には言えてもなぜ自分自身では行動できないのでしょうか。

そこに注目したのがQ脳ダイエットです。手の届くところにある食べ物は何でも食べてしまう、
好きな食べ物は止められない、出された食べ物は全部平らげないと気が済まない、お腹がいっぱい!と
わかっているのにさらにデザートを食べないと気が済まない等々、誰でも思い当たる節があるのでは
ないでしょうか。

食行動の基本は、
1.脳が視野に入ったものが食べ物であると認識する
2.お腹が空いているかどうかチェックする
3.食べ物を消化する胃や腸に指令を出して準備させる
4.食物に手を伸ばして口に入れろと指令を出す、
こんな一連の脳のシステムに則って行われます。

この脳の回路を私はエネルギー摂取をひたすら追い求めるという事からQuest脳(Q脳)と名付けました。

自分の脳の中にこのQ脳が存在することを意識することで、それを如何にコントロールするかと
考えるもう一人の自分がいれば、自分自身の行動をしっかりと客観的にみることができ、
よりよい判断ができるのではないかと考えました。そしてこのよりよい判断をするもう一つの脳を
Self脳(S脳)と名付けました。

ですからQ脳ダイエットというのは、三日坊主で何をやっても続かない、といったなかなか思うように
ならない自分自身を客観的に見ることによって、目標に向かっての行動を強めていくことが
このダイエット法の基本的な考え方です。食事の取り方、食材の選び方、運動の推奨と行動自体は
一般的にいわれていることと大きな違いはありません(もちろん組み合わせ方にQ脳ダイエットなりの
工夫はありますが)。ただそういったダイエットに向けた行動が三日坊主にならずに続けられる方法と
理解していただければ幸いです。

2012/02/02 17:02:18 | コメント (0) | トラックバック (0)

恐ろしや甘いもの


最近メタボヘルプの相談コーナーに甘い物好きさんからの相談が続いています。
実は甘いもの(お砂糖系)は麻薬に匹敵する依存性を誘導するという少し怖いお話をしましょう。

「依存性」という言葉は医学用語ですが、普通に使われる「依存」とほぼ同じ意味で、
つい頼ってしまうという事です。
つまりタバコや麻薬を一端始めたら止められなくなることをいいますね。中毒という言葉もありますが、
これは別の意味で使われることも多いので、今回は依存性、依存症でいきましょう。

あるものに対して依存性ができてしまったときの特徴としては、
1. 乱用:たくさん使ってしまうこと
2. 禁断:無くなると通常で無い状態となる(イライラする、気分が悪くなる等)
3. 渇望:使わないではいられなくなる
4. 増感、鋭敏化:敏感になる、ちょっとしたきっかけでそればかり考えてしまう

改めていわれてみると、甘い物好きの方、思い当たる節があるのでは?

甘いもの、たとえばチョコレートやケーキなどのコマーシャルや写真を見ると食べたくなる(増感、鋭敏化)、
食べ始めると次々食べてしまう、止められなくなる(乱用)、また一端止めてもまた食べたくなる(渇望)。
しばらく食べないでいるとイライラする(禁断)。といった具合です。

甘いものを食べたとき脳の中で起こっていることは、ドーパミンなど脳が気持ちよいと感じたときにでる、
ご褒美物質がでて、その行動を習慣づける部位が活性化されます。
このような一連の脳内の反応は、麻薬を使ったときと同じであることが実験的に確認されています。

甘いものの最小単位であるグルコースは脳の唯一のエネルギー源ですから、当然グルコースを欲しくなって
当然なのですが、人工的な甘味は限度を超えて脳を刺激してしまいます。
通常はお腹がいっぱいになると満腹中枢が働いて、それ以上は食欲が抑えられて食べることを
止めるのですが、人工的な過度の甘味はこの満腹中枢を麻痺させてしまいます。

さんざんフルコースの料理をこれ以上無理というほど食べても、デザートをみてしまうと満腹中枢が
リセットされてしまうのです。依存性ができていない人は、メニューを見せられたくらいでは、満腹中枢は
リセットされず、お腹がいっぱいだからもういいや、となるのですが、依存性ができている人は
甘味に対して感覚が鋭くなっていますから、メニューを見ただけでその味を想像し、満腹中枢がリセット・・・
もう止めることはできません。

グルコースを大量にとっても何も悪いことがおこらなければよいのですが、必要以上に摂るとまず肝臓に
グリコーゲンとして貯まります。それでも処理しきれないほど大量に余ってきますと、実は脂肪に変えられて脂肪組織に貯められるのです。
これを繰り返すと、もう立派な肥満です。

依存性のできてしまった人は、これから脱却しない限り夜中にお腹が空いて眠れなくなり、甘いものを探して、
手当たり次第食べてしまうという事も起こります。こうなってしまうと自分でダイエットしようと思っても、とても無理で、病気に近いため専門家の手助けが
必要になります。

この依存性をリセットするためには、強い甘味になれた体や脳を再教育する必要があります。
食事の組み立てを変え、特に甘味の少ないものを食べるといったカウンセリングが必要となりますが、
個人によって有効なやり方が異なります。

いろいろな手段で脳をリセットしていくわけですが、ご心配な方は一度ご相談ください。

アーテイジ虎ノ門クリニック
http://www.artage-clinic.jp/

2011/07/13 15:46:59 | コメント (0) | トラックバック (0)

「骨粗鬆症」の怖いところとは?

さて今日は「骨粗鬆症」について、皆さんに大切なメッセージをお送りしたいと思います。

「骨粗鬆症」というとどんなイメージをお持ちですか?

一般的には、高齢者の方の病気というイメージが強いようなのですが、
実は20歳代、30歳代で気をつけてこそ、はじめてこの病気の予防ができる ということは
案外知られていないことなので、ぜひ皆さまに知っていただきたいと思います。

まず、骨粗鬆についてご存じがない方もいらっしゃるので、その仕組みを簡単にご説明したいと思います。

骨というのは常に動いていて、骨の「形成」と「吸収」のバランスがうまく取れてはじめて
一定の骨量を保てるのです。
図にありますように、
蛇口のついたバケツに水を注いでいるところを想像してみてください。

「骨粗鬆症」について

水は一定の割合で外に出て行きます。
外に出て行くのは骨が吸収された分で、注がれた水が形成された骨です。
このバケツのモデルで出入りのバランスがうまく取れればバケツの中は一定の水量(すなわち骨量)を保てます。
ところが蛇口が開かすぎてしまうとバケツにたまっている水はどんどん減っていきます。
この状態が骨粗鬆症です。

特に女性では更年期を過ぎると女性ホルモンが減ってそれに合わせて急激に骨の量も減ってきます。
注がれる水の量が一定でも、出ていく水の量が多いため、バケツにたまった水が急に減っていく状態です。
さらに高齢になりますと、注がれる水の量、すなわち骨形成も少なくなって、
出て行く水の量、すなわち骨吸収も少なくなって、
ある意味縮小均衡の状態になりますが、骨の量は減る一方です。

さて、それでは骨粗鬆症のどういった点が問題なのでしょうか?

骨の量が減っても痛くもかゆくもないので全然気がつきません。
ところがある程度以上に減ってしまうと骨折を起こすようになります。

背骨は体重を支えきれずにつぶれてきますし、ちょっと転んだくらいで大腿(ふともも)の
付け根の骨が折れたりします。

つまり骨量が減っても骨折を起こさない程度の減り具合でしたら何も問題ないのですが、
一定以上に減ってくると骨折を起こすようになり、これが一番の問題なのです。

20歳代、30歳代でたくさん骨を貯め込んでいた人は、
更年期を過ぎて骨が減ってもまだ骨折を起こすほどには減っていないということになりますし、
この年代のころに骨の量が少なかった人は早いうちに骨の量が骨折を起こすまで
減ってしまうということになります。

つまり年をとって骨粗鬆症で泣かないためには20歳代、30歳代で
骨をたくさん貯め込んでおく必要があるということです。

ところが昨今のダイエットブームで、若い世代の骨量が減ってきています。

これは「ただ単に食事量を減らすだけ」、あるいは「食べない」という間違ったダイエットを
やってしまったことが原因の1つなのです。
外見的なスマートさだけを追いかけると、体にとっては負担が大きく、
骨粗鬆症を招くといった事態になってしまいます。

アーテイジでは「骨を減らさないで肥満を解消するダイエット法」のセミナーを行っています。
年をとって車いすや寝たきりの生活を送らないためにも、お気軽にご参加いただき、
賢いダイエット法を身につけて、健やかな生活をお楽しみいただきたいと思います。


2010/02/18 10:48:35 | コメント (0) | トラックバック (0)

セロトニンダイエット??その3(最終回)

脳は一番重要な臓器であるため、
血液中から厳選したものしか取り込まれない仕組みになっていて、
これを血液脳関門といいます。トリプトファンは血液脳関門を通らないわけではないのですが、
他のアミノ酸があるとそちらが優先されます。
トリプトファンは炭水化物を食べてインスリンが分泌され、
ブドウ糖が吸収されるとそれに併せて様々なアミノ酸が脳内に取り込まれますが、
それらが取り込まれるといっしょにトリプトファンも取り込まれます。
つまりトリプトファンは肉、魚など多くの食物に含まれていますが、
脳には取り込まれにくく、その分セロトニンが不足しやすいと言えます。
従って、単に食事量を減らすだけのダイエットは、
脳機能にも影響を及ぼしかねない
ダイエットとなるので、
セロトニンの働きを理解した上で賢いダイエットをする必要があるのです。

セロトニンでメタボに関連した話題をひとつ。
欧米ではすでに承認になっている
抗肥満の薬剤でシブトラミン(製品名メリディア)というものがあります。
この薬剤はシナプスでのセロトニンとノルアドレナリン
両方の量を増やす薬剤(SNRI:セロトニン/ノルアドレナリン再取込阻害剤と呼ばれています)で、
もともとはパキシルなどと同様にうつ病に対する治療薬として臨床試験が行われましたが、
うつ病にはあまり効果がなく、その代わり食欲を抑える作用があることがわかり、
食欲抑制による肥満治療薬として開発されました。
日本ではエーザイとアボットの共同開発で現在承認を得るための申請中で、
もうしばらくすると医療現場に提供されると思います。
このように同じような受容体にくっつく薬剤でも作用が異なることが多いのです。
これはあくまでも治療薬であり、お医者さんの処方箋が必要となります。
個人輸入などで使っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、
セロトニンは多くの病態に係わっており、
その分多岐にわたる副作用(たとえば血圧上昇、頭痛、錯乱など)が出ます。
あまり安易に、やせ薬として使わないようにお願いします。

2008/01/17 10:59:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

セロトニンダイエット??その2

脳の中で感情や精神に関係する中枢組織には、
このセロトニンによって働きがコントロールされている神経が多く分布しています。
セロトニン作動神経ではシナプスでのセロトニン量が神経の働きを左右します
ところが、多くなりすぎると神経が興奮しっぱなしになるので、
これまた困ったことになるため、シナプスでは絶妙にセロトニンなどの
化学伝達物質をコントロールする仕組みをもっています
(セロトニン再取込作用:一端神経終末から放出されたセロトニンを
神経内に再びくみ上げてしまう)。
うつ病などではこのセロトニン作動神経の働きが鈍っていることがわかってきて、
このシナプスでのセロトニンが減らないようにする薬剤が、
うつ病の治療薬として開発されてきました(パキシル、ルボックス、
ゾロフトなどSSRI:セロトニン再取込阻害剤と呼ばれる)。
またセロトニンは消化管にも多く存在しており、
特に消化管の動きを支配している神経にある
セロトニン受容体を邪魔する薬剤(ゾフランなど)は、
抗ガン剤による吐き気を抑える治療に使われています。
脳血管ではセロトニンが減ることによって調節がうまくできなくなり、
血管が収縮したり拡張したりして頭痛が起こります。これを偏頭痛といいますが、
脳血管に分布するセロトニン神経の受容体にくっついて、
セロトニン類似の作用を起こす薬剤(イミグラン、マクサルトなど)が
治療薬として用いられています。
このようにセロトニンはひとつでも、脳や消化管に分布する受容体のタイプに違いがあるために、
その作用が違ってくるのです。

また神経細胞のシナプスという特別な部位でのごくわずかな
濃度が調節されることにより、その神経の働きが活発になったり、
抑えられたりするわけです。
よく、最近の人たちはストレスなどによりセロトニンが少なくなっているため
キレやすいだとか、セロトニンが少なくなっているためうつ病が多くなっているとか、
あるいはセロトニン合成のもとであるトリプトファンを多く含む食物を摂ると神経が落ち着く、
といった説明をしている本やインターネットサイトがありますが、
今までの解説でおわかりのように、事はそれほど単純ではなく、
もっと複雑なシステムが働いていますし、未知の部分もまだ多いので
今後の研究が期待されます。
ただしそうはいっても、食事での栄養素の取り方で、
脳内伝達物質が増加して脳の機能が影響を受けるという
臨床データもあります(たとえば飽和脂肪酸を多く摂っている人では認知障害の確率が高まる、
とかGABA、グリシンなどのアミノ酸にはリラックス効果や興奮作用がある、など)。
セロトニン作動神経の働きには神経細胞内のセロトニン量も係わってくるため、
脳内のセロトニンを増やすことは重要です。食物やサプリメントの中には、
うつ状態に効果のあるものがありますが(セントジョーンズワートなど)、
これは薬剤と同じようにセロトニン受容体に働く物質や神経細胞での
セロトニンを調節する物質が含まれていて、
脳内セロトニンを増やすと考えられています。
ただし、セロトニンはトリプトファンから作られるからといって、
単純にトリプトファンを多く含む食材やサプリメントを摂れば良いということではありません。
(次回完結)

2008/01/16 10:52:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

セロトニンダイエット??(その1)

最近セロトニンダイエットというのがはやっているようですが、
セロトニンについてあまり理解がないままに解説しているサイトもあるため、
今回セロトニンとは?ということで取り上げてみました。
セロトニンは化学名を5-ヒドロキシトリプタミンといい、
5-HTと略します。医学書などには5-HTと書かれることが多いので、
覚えておくと便利です。ヒトを含む動植物に一般的に含まれる化学物質で、
体内に取り込まれたトリプトファンからつくられます。
脳などの中枢神経系や胃とか腸などの消化管系に多く存在し、
またその受容体も多く分布しています。
受容体というのはセロトニンがくっついて作用を起こす、臓器の側にある組織のことです。
この受容体は、細かい違いも入れて現在見つかっているものは11のタイプがあります。
異なるタイプの受容体からは異なる作用が生まれます。
神経細胞にはパソコンなどの回路のように電気信号としてその信号を伝える部分と、
神経細胞同士が突起を出してつながるシナプスと呼ばれる、
セロトニンなどの化学物質を使って信号を伝える部分とから成り立っています。
セロトニンが信号伝達物質である神経をセロトニン作動神経、
ノルアドレナリンという化学物質を使っているものを、
ノルアドレナリン作動神経などと呼んでいます。
(次回に続く)

2008/01/15 18:03:33 | コメント (0) | トラックバック (0)

脂肪は美味しい?

体が欲しているもの、あるいは好きなものを食べると、脳内のご褒美物質、
エンドルフィン
などが放出されます。
これによって人は一定の食物を食べたがることになります。
それがその人にとっての好物ということになるのでしょう。
おそらく脂肪は体内に吸収されると脳内物質を出させる働きがあるのだろうと推測されます。
 
たとえばマグロのトロ、しもふり牛肉、フォアグラなど、
脂肪が豊かに入った食材はたいていの人が好きだと思います。
江戸時代以前の日本では獣肉はあまり食されなかったはずです。
ところが明治期以降牛肉などが一般的に食べられるようになり、
肉食のおいしさが知られるようになったわけです。
また第二次大戦後、欧米流の食事スタイルと内容が一般化してくると、
食事中の脂肪量が上がり、1回の食事あたりのカロリー量が一挙に増加します。
 1gあたり炭水化物は4Kcalの熱量を発生しますが、
脂肪は9Kcalと倍以上の熱量を発生します。
脂肪量の多い現代の食事はそれだけエネルギー量が高いのです。

和食と洋食のカロリー量の違いを見てみると、


  1. 和食の場合・・・ごはん(茶碗1杯 約200kcal)・ アジの塩焼き(150kcal)・豆腐の野菜あんかけ(110kcal)・青菜のからしあえ(15kcal)・味噌汁(野菜・きのこ)(20kcal) 合計 495kcal

  2. 洋食の場合・・・ごはん(同上 約200kcal)・ハンバーグ・付け合せつき(530kcal) ・ミックスサラダ・ドレッシング小さじ2程度付き(70kcal)・コンソメスープ(60kcal) 合計 860kcal

 典型的な洋食と和食とではこれだけの違いがあるのです。
カロリーだけから見ると洋食が圧倒的に多いのですが、
食事内容はカロリーだけでは片付かないのです。
炭水化物(糖)、タンパク、ビタミンなどとのバランスもあり、かなり複雑です。

よく低カロリー食が健康食であるかのように宣伝していることがありますが、
一概に低カロリーだから良いともいえないのが、
事を複雑にしている原因でもあります。

2007/11/17 15:13:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

ダイエット法いろいろ-その4・低カロリーダイエット編

万人に効果があるのは低カロリーダイエット。
食事のカロリーと量をひたすら減らして、いどみます。「いどみます」と書いたのはそれほどの覚悟がいるからです。飢餓に打ち勝つ強靱な意志、衰える体力にむち打ちながら運動に励みます。それは、そうちょうど減量中のボクサーのようです。

これはちょっとオーバーな例えですが、前にも書きましたように、飢餓感が強くなるとからだは緊急事態モードになり、入ってきた栄養を何でも脂肪に置き換えようという代謝に変わってきます。その結果、よほど食事内容、タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、微量元素などのバランスを考えて減らさないとただ単に体力が落ちただけで体重は減らない、脂肪は増えたという結果になりかねません。

体重が一時的に落ちたとしても食事をちょっと戻すとすぐにダイエットを始める前、あるいはそれ以上にリバウンドしてしまいます。

このダイエット法はそれこそ管理栄養士についてもらって、細かく食事内容を指導してもらいながら行わないと成功しない方法です。やり方として簡単そうで、ダイエット本にもいろいろ載っているので見よう見まねでやると、多くの場合失敗を繰り返してかえって太ってしまうか、健康を害する結果となります。

いろいろなダイエット法がありそれぞれ個人にあった方法を選ぶことが重要ですが、一番良くないのがいったんすごいやせて、でもやめたとたん一挙にリバウンド、というものを繰り返すことです。これによって体内環境はめちゃくちゃになりますし、ホルモンバランスも崩れてしまいます

よくダイエット法の宣伝で1ヶ月で5kgやせる、とかありますが、目先の売り文句に惑わされないでぜひ「始める前に長く続けられる方法なのか」、リバウンドに関することも含めて「体の健康を害することがない方法なのか」をよく見極めてから取り組んでください。

2007/11/07 22:58:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

ダイエット法いろいろ-その3

 メタボリックシンドロームの成因の項でも書きましたが、この病気には「インスリン」(インシュリン)が非常に大きな役割を果たしています。

すなわち吸収されたブドウ糖を筋肉でうまく使えるようにするのもインスリンなら、脂肪をため込むのもインスリンです。

インスリンが過剰に分泌されるとこの脂肪蓄積の作用が強くなります

たとえば急いで食事を詰め込むと一挙に血糖値が上がり、インスリンが過剰に出ます。あるいは非常に吸収の良い糖分、たとえばブドウ糖そのものを飲んだりしても血糖値は急激に上がり、インスリンが過剰に出ます。

この過剰なインスリンが肥満を悪化させることがわかってきました・・・

早食いの人が概して肥満であるのはこのためです(ギャル曽根は例外です)。

 ここでインスリンの出方をコントロールすることにより肥満対策をしようというアイデアが出てきました。ひとつは「ゆっくり食べよう」という指導、もうひとつは「低インスリンダイエット」、究極はアトキンスダイエットです。

「ゆっくり食べよう」は誰にでもできて、結構効果のあるやり方です。低インスリンダイエットは血糖値が急激に上がることを防いで、インスリンの過剰分泌を抑えてやるという方法です。

血糖値が上がることを防ぐために、家庭でできることは野菜、特に繊維が多くカロリーが少ないキャベツなどの野菜をたくさん食べることで、糖の吸収を遅らせる方法があります。

キャベツダイエットとしてはやりましたが、メタボや糖尿病の人にはかなり有効な手段です。

 さてこの考え方を推し進めて、糖分の供給源である炭水化物を極端に減らしたのがアトキンスダイエットです。

ロバートアトキンス博士が発表したダイエットプログラムで、血糖値を上げる炭水化物を極端に制限して、そのかわりタンパク質、脂質は制限しない食事法です。

タンパク質、脂質を制限しないことから、肉食の多い欧米ではかなりの人気ダイエット法となりました。体重減少は比較的早く効果が出ますが、脂質過剰になることから、栄養バランスはくずれ、1年くらいの長期で見ると体重減少は通常の低カロリーダイエットと同じになったという臨床試験データもあります。食事内容を元に戻すとリバウンドが強いという報告もあるようです。

2007/10/17 11:17:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

ダイエット方法いろいろ-その2・マトリックスダイエット編

 おなかがすいた状態、すなわち飢餓感により代謝が変化してダイエットを失敗させる話を書きましたが、これを加速させるのが、太古の昔より備わった、「倹約遺伝子」肥満遺伝子という場合もあります)といわれる遺伝子です。

日本人はこの「倹約遺伝子」を持っている割合が欧米人に比較して高いため、食べ過ぎるとすぐに脂肪の蓄積が起こって太ってしまう人が多いのです。この遺伝子は一つではなく、今では数十種類の遺伝子が特定されていますが、ひとつひとつ働きが異なるため、全部が解明されているわけではありません。

 中でも有名なのは「アドレナリン受容体遺伝子」でこの遺伝子の一部に変化があるタイプの遺伝子(倹約遺伝子)を持っている人はちょっとカロリーオーバーすると太りやすくなります。

このアドレナリン受容体遺伝子はエネルギー代謝に係わる遺伝子で、この遺伝子が倹約型であるとエネルギー代謝が落ちて、基礎代謝が低くなります。すなわち車でいうとアイドリング時のエンジン回転数が非常に低いのと同じです。倹約遺伝子とか、肥満遺伝子にはいろいろなタイプがあります。日本人はそのような遺伝子を持っている割合が欧米人に比較して高いのです。

 ちょっと前に遺伝子タイプ別に体型が決まっていて、体型別に肥満対策を考えましょうという、「マトリックスダイエット」がはやりましたが、相当な数の遺伝子が係わっており、ことはそれほど単純ではありません。

このダイエット法にしても結局は、タイプ別になってはいますが、基本はカロリー制限です。
カロリー制限を遺伝子タイプ別に如何に効率的にやるかということで、かえって複雑になってしまい、わかりにくいという批判も多かったようです。

 ちょっと話が横道にそれてしまいましたが、肥満はこのように多様で複雑です。ですから備わった遺伝子を、ときには働かせないようにしたり、ときにはだましたりすることが、肥満対策には重要となります。

2007/09/25 11:15:55 | コメント (0) | トラックバック (0)

ダイエット法いろいろ-その1

 世の中いろいろなダイエット方法の情報が氾濫しており、その情報の多さに混乱することも多いと思います。ここでそれらを整理してみたいと思います。

 まず一般的なのは「摂取カロリー量が消費カロリー量をうわまらないようにする」、低カロリーダイエット・・・。

この場合、摂取カロリー全体に占める脂質のカロリーが多いのが普通ですので、まず脂質の摂取を控えるということになります。
その上で、さらに炭水化物を減らして、総カロリー量を減らすという「超低カロリーダイエット」。

これらのダイエットは全体のカロリー量を把握できれば比較的簡単に実行できますので、通常病院などの食事指導というとこのタイプのダイエット法になります。

ところがおなかは減るし、食欲の本能に勝つのは禅僧でもない限り困難なことで、たいていは1、2ヶ月で脱落します。それに単に食事量を減らしただけでは栄養的にも偏りが出てきて、極端になると健康問題を引き起こす可能性があります。

 そこで出てきたのが、食事量を減らしてその一部を低カロリーの代替食品でおきかえたダイエット法。

これですと、たとえばお昼ご飯の代わりにこの食品を食べることで、1食分のカロリーをカットできるのと、多少飢餓感を抑えられるというメリットがあります。今世の中で一番出回っているダイエット法はこの方法です。代替食品は低カロリーで飢餓感を少なくできれば何でも良く、たとえばこんにゃくダイエットや寒天ダイエットというのもはやりましたね。

また有名なマイクロダイエットも基本的にはこのタイプです。ただこんにゃくや寒天と違うのは、栄養素も考慮されているということでしょうか。医療機関向けのマイクロダイエットもあり、このタイプのダイエット方法の中では信頼性は高いといえます。

 実は私もこのタイプのダイエット法を試したことがあります。体重は多少減りましたが、1ヶ月程度で挫折しました・・・ひとつの理由はやっていてぜんぜん楽しくないのです。

たとえ1食分とはいえ、他の人が楽しそうに食事をしているのを横目で見ながら、パックに入った飲料を飲む。そのとき気がついたのは食事は単に栄養補給のためだけではないということです。

食事をするという行為自体が大きな意味を持っているということです。
もうひとつはやはり時間がたつと次の食事までにおなかがすいてしまうことです。この飢餓感を覚えるということはダイエットのひとつの落とし穴なのです。

 おなかがすいた状態が長く続きますと、体は緊急事態だと認識します
そうしますとわずかでも入ってきた食糧を無駄にしないように、体はいろいろなホルモンを動員して吸収効率を高めます。

さらに少しでも残っている糖や脂肪があればともかく脂肪組織に溜め込もうとします。
低カロリーダイエットをやって経験された方も多いと思いますが、最初は順調に体重が減っていたのにあるときまったく減らなくなります。それどころか食べる量は増えていないのに体重がむしろ増えてしまう、という現象も起こってきます。このメカニズムがダイエットを行うときに一番気をつけなければいけない落とし穴です。

ということでこの食事を減らす低カロリーダイエットは長続きさせるためには強靭な意志の力と精神力が必要とされ、また一旦中止するとほとんど必ずリバウンドがくることです。

 そうは言ってもカロリーオーバーで痩せるはずもなく、低カロリーダイエットは基本ですから、以上の難点をどう工夫すればよいかということが効果を上げるためのダイエットのポイントとなるのです。このポイントについては次回以降でお話します。

2007/09/17 11:13:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

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プロフィール

医師、医学博士。メタボリックシンドロームに精通し、大手製薬会社にメタボ体策健康栄養指導を提供。

著作一覧

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(ベイFM78.0MHz)
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「インフルエンザ」について
(ベイFM78.0MHz)
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「卵子凍結保存」について
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radio_bn.jpg2015年1月13日(火)
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