2008年度から健康保険組合に義務付けられる、メタボリック対策の健診も担当する「ドクター内山」が、長年の臨床や製薬企業の医療コンサルタントとしての経験を元に健康維持のための様々な情報を気軽に書き綴るブログ

あてにならない自己分析

今年最初のブログhttp://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_13.html
に続いて、再びスポーツジムのサウナでの会話。

一人は51歳会社部長、もう一人は58歳会社社長(いずれも私の勝手な想像)。
部長(完全にメタボ体型)曰く、「最近食べていないのに全然やせないんですよね。」
社長「そうだよな。昨日の居酒屋だってかなり少なかったよな」。
部長「そうですよね、ビールだってジョッキ2杯、
   その後酎ハイを2杯だけでしたから。」
社長「おつまみの唐揚げだって少なかったし、
    ただ最後の串上げがちょっと余分だったかな」
部長「そんな事ないでしょう。全体少なくして、
    最後だってそばだけで終わったんですから」

…ということで、話に出てきたものだけでも、
もうかなりのカロリー量になっています。

みなさんもうお判りだと思いますが、
自分では少なく食べている、気を遣って食べている、
と思っていても、多かれ少なかれこんな状況なのです。

肥満の方の栄養指導で、「どれくらい食べていますか?」
と質問するとほとんどの方から
「あまり食べていないのに太ってしまうんです」
という答えが返ってきます。それではどれくらいですか、
と具体的に食べた内容を挙げてもらうと、
それって少ない量ですか!?
と言いたくなるくらいの量である事がしばしばです。
事ほど左様に人間の感覚は当てにならない事が多い。
ですから自分ではダイエットしているつもりでも
全くダイエットになっていなかったりします。

こんな例もあります。
ダイエットで食事を減らしたところ、どうしてもお腹が空くので、
腹がふくれる炭酸飲料を食事の合間にかなり飲んでいた。
炭酸飲料も、中にはかなりカロリーの高いものもありますので、
せっかく食事のカロリー量を減らしても、
かえって栄養バランスを崩して、
糖分だけの補給をしてしまったという事になるわけです。
ですからダイエットのはじめは栄養士さん等に
必ず客観的に現状を評価してもらい、
その上でどんなダイエットなり、運動なりが必要なのかという
プログラムを書いてもらう必要があります。

その上で無理のないダイエットプログラムに励んでください。

目指すのは減量もさることながら、生活習慣の改善なのですから。

投稿者 : 2008年07月07日 11:13

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