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      <title>メタボ・糖尿病をなくしたい｜ドクター内山の健康・アンチエイジング・食育ブログ</title>
      <link>http://www.metabo-help.com/drblog/</link>
      <description>2008年度から健康保険組合に義務付けられる、メタボリック対策の健診も担当する「ドクター内山」が、長年の臨床や製薬企業の医療コンサルタントとしての経験を元に健康維持のための様々な情報を気軽に書き綴るブログ</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
      <lastBuildDate>Wed, 05 Nov 2008 14:32:12 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>副作用から身を守るということ</title>
         <description><![CDATA[CIOMS（Council for International Organization of Medical Sciences）という
学術団体の会議へ出席のため、先週ロンドンに行ってきました。
このCIOMSという団体はWHO（世界保健機構）とUNESCO（ユネスコ）とが
共同で作った学術団体で、
私は薬剤の副作用監視に対するいろいろな提言を行うグループに所属しています。
現在のグループでは如何に早く薬剤の重大な副作用を捉えて、
医療現場に注意喚起を行うかというシステムの提言を話し合っています。

<strong>病院で使われるお薬は、残念ながら程度の差はあれすべて副作用があります。</strong>
主作用である有効性に優れる薬剤は、
裏腹に副作用も強いものが多いのです。
このため製薬企業は多くの臨床試験を通して
有効性と副作用のバランスを確認しながら、
最終的に国の承認を受けて医療機関に向けて販売しています。

よく、副作用のあるようなクスリをなぜ国は承認したのだと怒る
患者さんがいらっしゃいますが、<strong>一定の頻度で副作用が起こることを前提に
薬剤は承認されるのです。</strong>

有効性と安全性のバランスがよいもの（ベネフィット・リスクバランスといいます）、
すなわち有効性が高く、
副作用が少なく安全性の高い薬剤（副作用はゼロではありません）が
理想的な薬剤です。

臨床開発の段階では臨床試験に参加した患者さんの数は
日本国内だけですと、多くても1000人程度、
グローバルに展開している製薬企業の場合、
海外の臨床試験も含めると3000人から5000人程度です。
たとえば5000人の患者さんに使われ、
そのうちの1例に重大な副作用が発生したとすると0.02%の発生率となります。

ところが各国で承認になって使われ始めると、
世界中で10万人と100万人に使われるようになり、
かなりの数の重大な副作用が発生することになるのです。
そのため製薬企業や国（厚生労働省やその関連機関）によって
副作用の情報収集と分析が行われ、予期しない副作用が起こっていないか、
特定の条件下で
（特定の薬剤といっしょに使うとか、心臓などに病気を持った患者さんの集団とか）
特定の副作用が起こっていないかを監視しています。

今回のロンドンでの会議では
そのような副作用発生の兆候を如何に早く捉えるか、
その捉えた兆候をもとに、どのように医療機関や患者さんに
届けるのかといったシステムを作り上げるための提言をまとめております。

新聞報道などで取り上げられる薬害問題は
この副作用の監視がうまくいかなかったために起こったものです。
<strong>血液製剤で起こったエイズや肝炎は、
副作用の情報を捉えていながらその情報提供が遅れたり、
副作用情報の分析が不十分で副作用の広がりを過小評価したために起こりました。</strong>

現在でも副作用を捉えて情報を分析するシステムは存在します。
でも必ずしも完璧ではありません。

この薬剤を使えば病気が治ると信じて使った薬剤で思わぬ副作用を起こり、
別の重大な病気になってしまうことは大変不幸な出来事ではありますが、
いつ誰の身にも起こりうることなのです。

病院や調剤薬局で副作用情報を聞かされ、
飲むのが怖くなったという話を良く聞きますが、
<strong>副作用から身を守るのは自分自身なのですから、説明は良く聞いてください。
そして説明を受けた副作用と同じような症状が起こったらただちに医師に相談してください。</strong>

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         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/0004/post_37.html</link>
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         <pubDate>Wed, 05 Nov 2008 14:32:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>突発性難聴体験記</title>
         <description><![CDATA[先日突発性難聴という病気になってしまいました。
歌手の浜崎あゆみさんがなったことで有名になった病気です。
浜崎さんは残念ながら完全には回復しなかったようですが、
私の場合幸いにもほぼ完全に回復しました。

結構多い病気なので、少々長くなりますが、参考までに経過を書くことにします。

始まりは耳が詰まったような感じです。
病名のとおり、まさに突発性で私の場合は左耳でした。
最初はジムでの水泳で耳に水が入ったのか、
風邪を引いて耳管
（図を参照：鼻とつながっており、内耳の気圧を調整する働き）が
閉じてしまったのかと考えていました。
感覚としてはちょうど高いところに急に上ったときに耳がボーとするといった感じです。
唾を飲んだり、あくびをしてもいっこうに改善せず、
電話を左耳で聞こうとするとエコーがかかったような声になり
よく聞こえないのです。

たまたま、以前に大学時代の同級生とゴルフをやったとき、
その中の一人が突発性難聴になったという話を思い出し、
これが噂の、と変な感心をしてしばらく様子を見ていました。
しかしいっこうに良くなる気配はなく、
耳鼻科をやっている同級生に電話をしました。
そうすると2，3日で回復しなければ早く耳鼻科で検査をして、
治療を始めた方がよいとのこと。
彼曰く、
「治療開始は早いほうが治りは良く、遅れると回復しないこともある」とのことでした。
受診した耳鼻科では、滲出性中耳炎でも同じような状態になるということで
鼓膜も診てもらいましたが、こちらは正常。
聴力検査では中音から低音域にかけて
みごとに50デシベル程度まで低下していました。

原因としてはストレスが一番多いようで、
ウイルス感染が原因という説もありますが、実はよくわかっていないようです。

受診した耳鼻科の先生からは最近ストレスは多くありませんか、
としつこく聞かれました。
忙しいことには変わりありませんが、それをストレスと感じたことはなく、
後で精神科の友人から聞きましたが、
そういう人間が過労死しやすいのだそうです（この話は別の機会にまとめたいと思います）。

<img alt="%E7%AA%81%E7%99%BA%E6%80%A7%E9%9B%A3%E8%81%B4.jpg" src="http://www.metabo-help.com/drblog/images/%E7%AA%81%E7%99%BA%E6%80%A7%E9%9B%A3%E8%81%B4.jpg" width="502" height="386" />

それはともかく、耳で音を聞くとはどういうことかを図を見ながら解説しましょう。
耳で集められた音は外耳道を通って、鼓膜をふるわせます。
鼓膜の振動は耳小骨（鼓膜側から槌（つち）骨、砧（きぬた）骨、
鐙（あぶみ）骨といって人体の中で一番小さな骨です）を伝って
蝸牛と呼ばれる、まさにカタツムリのような形をした組織に入ります。
さらに蝸牛の中に並んだ細かい毛を振るわせてそれを電気信号に変換して神経に伝え、
音として感じ取ります。

蝸牛の入り口は高い音を、奥に行くに従い低い音を感じ取るような
仕組みになっています。突発性難聴という病気の実態としては、
蝸牛の中にリンパ液が充満していて、
その対流が滞ることが原因ともいわれています。
ちなみに蝸牛にくっついている3本のループは半規管といい、
体の傾きや動きを感じ取る組織です。

さて突発性難聴の治療としては、副腎皮質ステロイド剤が基本で、
かなり大量に使います。私はそのまま仕事をしながら治療しましたが、
ひどい人では入院して治療する場合もあります
（ほんとうは外来通院でも家で安静が基本で、私のように仕事をしていてはいけません）。
ステロイド剤以外ではビタミンB12がよく併用されます。
それ以外では高圧酸素療法なども使われているようですが、調べてみたところ、
エビデンスの高い治療法は、ステロイド剤以外無いようです。

副腎皮質ステロイド剤は古くから使用され、
いろいろな病気の治療に欠かせない治療薬ですが、
副作用も多く代わりの薬剤が望まれています。
しかし多くの分野で相変わらず治療の第一選択薬となっています。

私の場合、3日間ステロイド剤を飲んだところ、
聴力検査で中音域がまず改善して、更に3日間で低音域も正常に近くもどりました。
耳の詰まった感じは徐々に軽くなり、その後3，4日でそれも改善しました。

いろいろな統計がありますが、50％から70％はほぼ完全に回復し、
10％程度は回復しない、特に障害の程度が強いと回復が悪いようです。
ということで、<strong>病気にならないように食事や運動に気をつけていても、
なる病気もあるということを、身をもって体験しました。

だから何もやらなくて良いということではなく、
気をつけていれば防げる病気はしっかりと注意して、
少しでも病気になる確率を下げることが肝要ですね。</strong>
]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat79/1_2.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0010日記</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 15 Oct 2008 17:55:07 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>腸内環境と炭製品</title>
         <description><![CDATA[腸の中には多くの細菌が住んでいます。
その種類や数は人によりまちまちですが、
100種類以上、100兆個だともいわれています。
これらの細菌は集団をなして腸内に生息しているため
腸内細菌叢（フローラ：叢は草むらの意味）と呼ばれています。
小腸から大腸と食物が通過していく中で、消化酵素で分解され、
栄養素が吸収される他に食物残渣はこれらの細菌によりさらに消化分解され、
必要な栄養素が取り出されます。

<strong>ビフィズス菌に代表される乳酸菌は乳酸や絡酸などの有機酸を作り、
腸粘膜を保護したり、腸の蠕動運動を助けたりします。</strong>
ただ善玉の細菌ばかりではなく、悪玉の細菌も中にはいます。
ウェルシュ菌や大腸菌がその例ですが、
これらの細菌は食物残渣を分解して強い匂いの物質や毒性のある物質、
時には発ガン性のある物質をも産生します。
腸内に発生したこのようなガスは腸粘膜から取り込まれて
体を巡ることになりますので、健康的な生活をするためには
このようなガスをなくす腸内環境が必要です。

炭はその分子構造が多孔状をとり、様々な物質を吸着することから空気や
水の脱臭などに用途が広がっています。
<strong>最近、炭を加工して腸内の毒性物質を吸着させようという
試みがなされるようになってきました。</strong>
医薬品ではイオン交換樹脂を飲ませて金属イオンなどを吸着させて
治療する方法が従来からありましたが、もっと簡便にできるようになったということです。
炭自体は純粋な炭素原子の集合体で
一定の大きさと構造を保てば食しても無害で、
腸内でいろいろな物質を吸着してそのまま排泄されます。

長引く便秘や不規則な生活は悪玉菌を増やしてしまいます。
また肉類を食べ過ぎると臭気の強いおならが出ることは経験があると思います。
つまり肉類を食べ過ぎていると悪玉菌が優位になり、
タンパク質が分解されておならの匂いが強くなってくるのです。
このようなときに炭を利用して腸内環境を整えるというのは
おもしろいアイデアだと思います。

]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat29/post_36.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0001食生活</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 14 Oct 2008 13:23:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>脳内脂質代謝（イクラと睡眠質改善）</title>
         <description><![CDATA[脳は重量としては体全体の2％程度しかありませんが、
全体のエネルギー消費量の20％近くを消費しています。
このエネルギー源はグルコース（ブドウ糖）ですが、
脂質もまた、
神経細胞の膜やシナプスという神経細胞突起でのつながりを
維持する上で重要です。

DHAは脂肪酸の一種ですが、n-3系の多価不飽和脂肪酸といって、
動脈硬化を防いだり血管が詰まる原因である
血小板凝集を抑えたりする作用があります。
またDHAは脳の血液脳関門というバリアを通り抜けて
脳実質に取り込まれ脳の代謝に利用されます。
少数例の臨床試験ではありますが、
<strong>DHA投与により認知症患者の機能改善が認められています。</strong>

DHA以外の脂質ではフォスファチジルセリンや
フォスファチジルコリンというリン脂質が
神経細胞膜やシナプスという神経細胞突起の
つなぎ目の機能に欠かせない脂質で、
神経細胞が正常な機能を営む上で重要な因子です。
<strong>フォスファチジルコリンは記憶や計算といった
脳の高次機能を司っているアセチルコリン系神経へコリンを
供給することでも重要な役割を果たしています。</strong>

<strong>イクラの中にはこのDHAとフォスファチジルコリンが結合した特殊な脂質があり、
この複合脂質を投与したところ睡眠の質が改善したとの報告があります。</strong>
睡眠は眼球運動が見られないNon-REM睡眠と
すばやい眼球運動が見られるREM睡眠とに分けられますが、
通常の睡眠ではこれら2種類の睡眠が交互に現れます。
この２つがバランス良く出現することにより熟眠感が得られるとされています。
このイクラに含まれる脂質は長めのＲＥＭ睡眠時間をもたらし、
結果としてよりよい熟眠感が得られるようです。
サプリメントとして摂取した脂質が、
どの程度脳内の脂質に影響を与えるかまだ定まった見解はありませんが、
こういった脂質が睡眠に係わるというのは大変興味深い知見です。

睡眠の質は疲労感などにも影響を与え、日常生活の質に深く関わるため、
今後さらに研究されることが期待されます。
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         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat79/post_35.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0010日記</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 07 Oct 2008 17:55:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>医療保険の矛盾が教えてくれること</title>
         <description><![CDATA[「高齢化社会を本格的に迎え医療費は高騰の一途。
そこで後期高齢者医療保険制度（長寿医療保険）を設立し、
高齢者の皆様にも
医療費の一部を負担してもらおうということになりました」

これは厚生労働省の説明であります。
この文章は高齢者になると
病気になる人が増えるということを前提に
書かれています。

医療保険は病気になって初めて支払われますから、
どんなに病気にならないように努力しても
国からは一銭も支給されません。
なのに医療保険は、
病気で保険を使っている人と同じ金額を徴収されます。
これでは病気にならないように努力しましょうと
厚労省がいくら叫んだところで、
金銭面だけを考えれば誰も実行しないでしょう。
高齢化社会で保険財政の破綻が危惧されるというなら、
国はもっと疾病予防にお金を使うべきです。

今回のメタボ健診でも同じことです。
メタボ健診プログラムは国が決めました、
実行は健保組合で自分たちのお金でやりなさい、
良い結果が出ないと高齢者医療保険への
拠出金の額を上げますよ…という具合です。
この辺は各方面から批判も出ていて、
見直しも検討されているようですが、
そうはいっても国のやることを変更するのは時間がかかります。

医療保険の矛盾もさることながら、
やはり自分のことは自分で管理する、これが大事です。
誰しも病気になりたくはないでしょう。
<strong>メタボがすべての病気の根源とはいいませんが、
生活習慣を変えることで予防できる病気は数多くあります。</strong>
生活習慣の中で変更して健康に一番効果があるのは食事です。

今後もこのサイトでは健康によいレシピとともに
生活習慣を変えるヒントを出していきます。

病気になりたくない人は
ぜひこのサイトの記事をぜひ継続して読んでください。
前述の話からすれば病気になって
保険料を使わないともったいない気もしてきますが、
やっぱり元気に生活できた方がずっと良い。
そう思いませんか？
]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat79/post_34.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0010日記</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 17 Sep 2008 11:25:56 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>抗加齢医学（アンチエイジングとは何か？）</title>
         <description><![CDATA[抗加齢医学のセミナーに参加してきました。
抗加齢はアンチエイジングと同じ意味です。
アンチエイジングというと外見的な若さの演出というように
一般的には捉えられていますが、
<strong>抗加齢医学は加齢のメカニズムを解明して、
寿命そのものを伸ばすことをめざしています。</strong>
もちろん寿命が延びても寝たきりになったのでは生活の質が損なわれますので、
最後まで元気でいることが前提です。

このメタボヘルプドットコムのスポンサーである<a href="http://artage.co.jp/">株式会社アーテイジ</a>は
アンチエイジングの技術開発をミッションのひとつとして設立されました。
<strong>このメタボヘルプサイトは肥満対策の情報発信サイトですが、
なぜそれがアンチエイジングと結びつくのかを説明しましょう。</strong>

近年ずいぶん老化のメカニズムが研究され、
興味深い事実がいくつも明らかにされてきています。
その中で、血糖値を下げるホルモンであるインスリン、
エネルギー代謝に係わる体内のシステムが加齢現象と
大いに関与していることがわかってきました。
すなわち日常の食事の取り方、<strong>食事の内容が
寿命に関係しているということです。
というわけで、短絡的な言い方をすれば
メタボ対策はすなわち
アンチエイジングにつながるということです。</strong>

前置きが長くなりましたが、
今回のセミナーでの話題のひとつはカロリー制限が寿命を延長することです。
人間ではまだ証明されていませんが、ハエ、線虫、ネズミ、
イヌやサルではすでに証明されています。
今まで、なぜカロリー制限をするとこれらの動物の寿命が延びるのか
判りませんでしたが、
最近このメカニズムに<strong>サーチュイン</strong>という物質が
係わっていることが明らかになってきました。
この辺のお話を次回以降解説していこうと思います。
]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/0003/post_33.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0003アンチエイジング</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 16 Sep 2008 11:17:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『コードブルー』ふたたび</title>
         <description><![CDATA[またまた「コードブルー」というテレビ番組のお話で恐縮です。
前々回のストーリーでは、黒田医師という指導医が
レジデントをかばって自分が崩れた鉄骨に右腕を挟まれてしまい、
救命のために右腕を切断せざるを得ず、その後再接着には成功するも
外科医としてのキャリアは断念しなくてはいけないという話になりました。

どうも肘よりちょっと上での切断だったようですが、確かにこの部位での切断と再接着は技術的には
それほど難しいものではありません。
また切断も押しつぶされて切断したものではなく、再接着を前提に切断されたものですので、
神経、動脈の損傷も非常に少ない状態で切断されているため、
後の回復は比較的よいと思われます（もちろんこの話はフィクションです）。

ただこの黒田医師の設定が50歳くらいでしょうから
神経の回復がどの程度かというところが心配です。

手足に行く神経は脊髄から出るとその先は末梢神経といわれ、
神経細胞そのものはそこにありません。
神経細胞は脊髄の中にあって、そこからでた突起が細長くなって
神経の中を走って手足の末端まで入っています。

途中で切れてもきちんとつないでやれば、
また植物の根のように神経細胞のある脊髄から手足の先端に向かってのびていきます。

伸びる速度は平均的には1日1ミリくらいの速度です。
このテレビ番組のように上腕部ですと、細めのうどんくらいの太さの神経を3本修復する必要があります。
図に末梢神経の構造を示します。

<strong>＜末梢神経の構図＞</strong>
<img alt="code_blue.jpg" src="http://www.metabo-help.com/drblog/images/code_blue.jpg" width="400" height="300" />


1本の神経にはそれぞれの中に10本以上の細い神経線維束があり、
その一つひとつが筋肉を動かす運動神経だったり、皮膚からくる知覚神経だったりするわけです。

もし切れた断端の両側でどの神経束がどれだかわかれば
それらの神経線維束同士をつないでやれば非常に機能回復は早くなります。

ただし上腕部での切断となりますと、切断したところから末端まで40cm以上はありますから、
大雑把に言って回復には1年以上を要する事になり、その間に神経の通っていない筋肉は、
血液がしっかり通っていてもどんどん萎縮しますから、
神経が届いた頃には萎縮が進んで使えなかったという事にもなりかねません。

そのため電気刺激を与えたりして、
末梢の筋肉が萎縮しないようにするリハビリが必要となります。

先ほど50歳くらいだとちょっと心配、といいましたが、子供ではこの回復が早くなります。
私もかつて割れたガラスで上腕の半分くらいを切ってしまった小学生の修復をした事がありますが、
神経の切断端がきれいだったのでうまく修復でき、後ほど無事に手も動くようになりました。

<strong>「先生、動くようになったよ」</strong>

と言った、あのときの患者さんの笑顔は今でも忘れる事ができません
（この話はフィクションではありません。念のため）。]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat79/post_32.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0010日記</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 09 Sep 2008 15:56:54 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ドラマ『コードブルー/ドクタ－ヘリ』について</title>
         <description><![CDATA[木曜日のテレビドラマで「コードブルー／ドクターヘリ」という番組があり、
毎週見ています。
実際はあんなに何でも治ったり、うまくいったりはしませんし、
第一あれほどの美男、美女ばかりの病院はありませんが、
それ以外はかなり忠実に実際の医療現場を再現しています。

見ていると救急病院の当直で悪戦苦闘したり、
美人ナースに心をときめかしたりしていた研修医時代を思い出します。
ただ家内といっしょに見ているとつい、
「あれは本当はこうなってるんだ」
などとつっこみを入れてみたり、
医学的な解説をついしてしまったりして、うるさがられています。

ドラマの研修医に限らず
本物の病院のお医者さん達もほんとうによく働いています。
私も市中病院に勤務していた頃は、
当直で夜中に患者さんが大勢来られて寝られず、
翌日も外来や手術があって休めず、
ということがしょっちゅうでした。
私は何より当直が嫌いで、製薬企業に移ったのも
学問的興味もさることながら、
この当直の地獄から抜け出したかったのが大きな理由のひとつでした。

大学時代の同級生でまだ頑張って救急の現場で働いているものもおりますが、
ごくろうさまとただ頭が下がる思いです。

今回のブログはなにもオチはなく、
医療最前線の現場で働くドクター達にエールを送って終わりです。

<strong>みんながんばれ！</strong>
]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat79/post_31.html</link>
         <guid>http://www.metabo-help.com/drblog/cat79/post_31.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0010日記</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 Aug 2008 15:03:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>脱キリギリスのすすめ</title>
         <description><![CDATA[前回厚生労働省発表の2006年国民健康・栄養調査の結果について書きましたが、
7月28日付の朝日新聞朝刊に、
朝日新聞が行った健康に関するアンケート結果が掲載されていました。
それをみますと、昨今のメタボリックシンドロームの喧伝により
心配のネタは増えたけれど、さりとて実行は難しいよ、という結果であるようです。

記事によりますと、自分の健康に不安を感じている人は66％、
健康に気を遣っている人は「おおいに」「ある程度」をあわせて83％、
健康によい食生活をしていると思っている人は全体の62％、
運動をしているという人は全体の34％でした。
自覚はかなり高まっては来ています。
しかしまだ実行に移せない人も多いようで、
たとえば健康によい食生活をしていない人は全体の27％、
運動をしていない人は54％でした。
不安を感じつつも心のどこかで、
「そうはいっても身に付いた生活習慣を修正するのは面倒くさい」とか、
「いざ病気になったら医者に行って治してもらえば
そのときでも遅くはないだろう」とでも考えているのでしょうか。
<strong>
残念ながらこれは非常に危険な考え方といわざるを得ません。</strong>

<strong>慢性疾患、特に生活習慣病関連は
一端症状を発症してしまうと薬剤を手放せなくなる事が大多数です。</strong>
誰しも残りの人生ずっとクスリを飲まなければいけないといった
状況にはなりたくないと思います。

生活習慣病の多くは10年以上の歳月をかけて悪くなる病態です。
今からでも遅くありません。
特に若い世代の人たちは若干の軌道修正で終生クスリいらず、
医者いらずの生活が満喫できるのです。
また、もうすでに病気を発症してしまった人たちでも食生活の改善、
運動を効果的に行うとクスリの量を減らす事ができます。

まさにイソップ物語に出てくるアリとキリギリスのお話ですね。
どちらの人生を歩むかはまさにあなた次第です。
]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_30.html</link>
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         <pubDate>Mon, 04 Aug 2008 13:53:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>国民健康・栄養調査の結果に思う</title>
         <description><![CDATA[2006年の「国民健康・栄養調査」が本年4月に発表になりました。
それによりますと40歳～74歳の人口約5700万人のうち
メタボリックシンドローム該当者は960万人、
予備群を入れると合計で約1940万人に上ります。

<strong>05年の統計から該当者が40万人増えています。</strong>
「糖尿病が強く疑われる」は820万人、
「疑いがある」にいたってはなんと1870万人（！）にもおよびます。
02年では1620万人でした。4年間で250万人も増えています。
さらに高血圧といわれている人は3970万人に上ると推定されています。

メタボリックシンドロームはもちろん、
不幸にして糖尿病を発症してしまった人でも
生活習慣を変える事により、十分病態を改善できる事ができます。
ところが日常生活の中で運動していないし、
運動しようとも思っていないという人がなんと4割以上になっています。

もちろんこれはまだメタボが騒がれる前の2006年のデータなので、
2008年のデータでは多少なりとも改善されている事が期待されますが、
それにしてもメタボ、糖尿病の怖さがいかに
認識されていないかが判り、唖然とします。

はっきり言えるのは、
<strong>「改善は可能、しかしメタボはもっともっと恐れなければならない相手である」</strong>
という事です。


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         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_29.html</link>
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         <pubDate>Thu, 24 Jul 2008 16:43:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>あてにならない自己分析</title>
         <description><![CDATA[今年最初のブログ<a href="http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_13.html">http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_13.html</a>
に続いて、再びスポーツジムのサウナでの会話。

一人は51歳会社部長、もう一人は58歳会社社長（いずれも私の勝手な想像）。
<strong>部長</strong>（完全にメタボ体型）曰く、「最近食べていないのに全然やせないんですよね。」
<strong>社長</strong>「そうだよな。昨日の居酒屋だってかなり少なかったよな」。
<strong>部長</strong>「そうですよね、ビールだってジョッキ2杯、
 　　　その後酎ハイを2杯だけでしたから。」
<strong>社長</strong>「おつまみの唐揚げだって少なかったし、
　　　 ただ最後の串上げがちょっと余分だったかな」
<strong>部長</strong>「そんな事ないでしょう。全体少なくして、
　　　 最後だってそばだけで終わったんですから」

…ということで、話に出てきたものだけでも、
もうかなりのカロリー量になっています。

みなさんもうお判りだと思いますが、
自分では少なく食べている、気を遣って食べている、
と思っていても、多かれ少なかれこんな状況なのです。

肥満の方の栄養指導で、「どれくらい食べていますか？」
と質問するとほとんどの方から
「あまり食べていないのに太ってしまうんです」
という答えが返ってきます。それではどれくらいですか、
と具体的に食べた内容を挙げてもらうと、
それって少ない量ですか！？
と言いたくなるくらいの量である事がしばしばです。
事ほど左様に人間の感覚は当てにならない事が多い。
ですから自分ではダイエットしているつもりでも
全くダイエットになっていなかったりします。

こんな例もあります。
ダイエットで食事を減らしたところ、どうしてもお腹が空くので、
腹がふくれる炭酸飲料を食事の合間にかなり飲んでいた。
炭酸飲料も、中にはかなりカロリーの高いものもありますので、
せっかく食事のカロリー量を減らしても、
かえって栄養バランスを崩して、
糖分だけの補給をしてしまったという事になるわけです。
ですから<strong>ダイエットのはじめは栄養士さん等に
必ず客観的に現状を評価してもらい、
その上でどんなダイエットなり、運動なりが必要なのかという
プログラムを書いてもらう必要があります。</strong>
その上で無理のないダイエットプログラムに励んでください。

<strong>目指すのは減量もさることながら、生活習慣の改善なのですから。
</strong>]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_28.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0000メタボリックシンドローム</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0001食生活</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 07 Jul 2008 11:13:23 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>沖縄食材</title>
         <description><![CDATA[沖縄本島に行く機会がありましたので、
沖縄の食材についてちょっと見てきました。
沖縄には長寿につながるといわれる食材が多くあり、
その多くは野菜です。
有名なところではゴーヤがあります。

独特のいぼいぼの表面で、特有の苦味があります。
今ではテレビ番組の影響もあり、全国で食べるようになりました。

料理としてはゴーヤチャンプルがあります。
チャンプルとは沖縄方言で混ぜ合われるという意味で、
何を入れてもよいのだそうですが、
通常は豆腐とスパムというソーセージの一種とか、
ハム、豚肉、そしてゴーヤと卵を炒めて作ります。
ゴーヤはビタミンCが豊富で、
特有の苦味は胃の働きを整える作用があります。

パパイヤもよく使われる食材で、
熟したものは立派なフルーツですが、
沖縄では熟す前の青い実を野菜として炒め物などに使います。
カルシウム、カリウム、ビタミンC、カロテンなどが豊富ですが、
パパインというタンパク分解酵素を含んでいて、
肉といっしょに料理すると肉を軟らかくする作用があります。
炒めたものはパパイヤイリチーという料理で
しゃきしゃきした食感です。

ナーベラはヘチマのことで、これも熟す前の若い果実を食用とします。
作用機序の詳細は不明ですが、
糖尿病や腎臓病によいとされています。
写真の料理はナーベランブシーといい、
ゆでたナーベラと白みそをあえたものです。


「ゴーヤチャンプルとナーベランブシー」
<img alt="image002.jpg" src="http://www.metabo-help.com/drblog/images/image002.jpg" width="320" height="240" />


ハンダマはキク科の多年草でビタミンA、B2、
鉄分などを含み血液さらさらの作用があるといわれています。
切るとちょっと粘り気がでてきます。ゆでてもよいのですが、
色が黒くなるので、サラダで食した方が良さそうです。
これは沖縄伝統食のほんの一部ですが、
<strong>このような食材や料理が沖縄の長寿を支えていたのです。</strong>


「ハンダマ、デークンイリチー（大根と昆布の炒め物）、海ブドウ、トマトの盛り合わせ」
<img alt="image004.jpg" src="http://www.metabo-help.com/drblog/images/image004.jpg" width="320" height="240" />


ところが太平洋戦争後のアメリカ統治により、
アメリカの食文化が入り込み、
このような伝統食が遠ざけられるようになってしまった結果、
今では沖縄の男性は肥満が進み、
長寿番付の10位にも入らない状態になってしまいました。
<strong>沖縄伝統食が長寿のすべてであるとはいいませんが、
少なくとも重要な因子である事には変わりなく、
更に研究する価値があると思います。</strong>

沖縄の食材で有名なのは野菜以外では豚肉ですが、
これはまたの機会にしたいと思います。
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         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat29/post_27.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0001食生活</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 30 Jun 2008 16:13:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>抗加齢医学会より   その1ー活性酸素の話</title>
         <description><![CDATA[先週末抗加齢医学会が東京で開催されました。
<strong>アンチエイジングという言葉はすでによく知られていますが、
外見の若さを保つ事だと理解している人が多いようです。</strong>
ところが、いろいろな年齢における体の状態を調べてみると、
一般的に暦の上での年齢より若い状態を保っている人は
外見も若いといえるようです。

この抗加齢医学会はアンチエイジングを
科学的に研究しようという人たちの集まりで、
様々な方面からのアプローチがなされています。

その中での話題をいくつか取り上げていこうと考えています。

<strong>今回はカロリー代謝の話。</strong>
細胞内でエネルギーを作り出しているのはミトコンドリアという組織です。
このミトコンドリアという組織は太古の昔
別々の単細胞生物が共生していましたが、
いつしか片方の細胞内に居候となり、
エネルギー産生の役割を受け持つようになったと考えられています。
<strong>このミトコンドリアの機能が亢進すると活性酸素が産生されますが、
同時に、これを処理するSOD（スーパーオキサイド変換酵素）という
抗酸化酵素が増加します。</strong>
逆に、このミトコンドリアの機能が悪いと肥満になってしまいます。

ところで、運動すると酸素を余分に消費しますから、
活性酸素が体内で多く発生します。
だから体に悪いので運動しない、という言い訳をして
運動をさぼっている人がいます。
こんな人に一言。
<strong>最近の研究では活性酸素が多く発生するようになると、
このSODなどの抗酸化の機能が上がって、
効率的に抗酸化処理が行えるようになります。</strong>
活性酸素は運動以外でも発生し、
これが老化や病気につながるわけですが、
このSODの機能が上がって抗酸化処理がアップすることで
細胞の老化が防げると考えられています。
<strong>すなわち運動は若さを保つ方法でもあるわけです。</strong>
というわけですので、
みなさん、活性酸素を怖がらずに大いに運動しましょう。
]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/0003/_1.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0003アンチエイジング</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 12 Jun 2008 11:49:59 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ健診への批判</title>
         <description><![CDATA[最近テレビで医療番組が増えてきましたが、このような特集番組で良く目にするのが、
救急車で運び込まれるシーンです。
このような場面に登場する病気はたいてい心筋梗塞とか脳卒中です。
番組を見て、誰しもこんなことにはなりたくないと思いつつも、
ついポテトチップやチョコレートに手が伸びる、
お酒を飲んだ後にラーメンを食べてしまうというのが現実ではないでしょうか。

しかし<strong>心筋梗塞も脳卒中もメタボから動脈硬化を元にして起こってくる病気で、
防ぐことができる病気なのです。</strong>

メタボ健診が始まって各方面からいろいろな批判が出始めております。

メタボ基準がおかしいとか、国の受診目標は達成できないとか、
組合健保の保険者である企業、
国民健保の保険者である市町村の健診費用負担増、
受診目標が達成できなかったときのペナルティとして、
話題の後期高齢者医療制度への拠出金増額、
メタボ基準に満たなくても動脈硬化になる人はいる等々・・・、

確かに全体のスキームとして本当にこれでよいのか、
という問題はあるかと思いますし、
この健診で拾いきれない部分があるのも事実です。
しかしメタボそのものは放置すると冒頭述べましたように、
何年後かには発作を起こして救急車で運ばれる病気に、
あるいは運が悪ければ死に至る病気に発展するものです。
まだ動脈硬化が進まないうちに発見し、自覚して運動と食事に注意する事、
必要に応じて指導を受けること自体は推奨されるべき事ではあっても
批判されるべき話ではないと思います。

「ヘビースモーカーで、甘いものも大好きで、
お肉もたくさん食べていて長生きした人を知っている」
という声も聞こえてきます。
確かにたばこは吸いたい放題、
甘いものや脂肪たっぷりの食事はし放題でも
90歳以上生きた人がいるのは事実です。
しかしこれはたとえていうと、横断歩道の赤信号を無視して
目をつぶって横断しても、車にはねられないこともあるでしょう？
それといっしょで、確率の問題です。

自分の健康は自分で守ることが重要です。
多少の忍耐は必要ですが、
病気になってしまうともっと厳しい忍耐を要求されるのですから。

みなさんがんばりましょう。

]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_26.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">0000メタボリックシンドローム</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 15 May 2008 10:57:21 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>生活習慣病と薬剤</title>
         <description><![CDATA[私自身製薬企業の中で長年医薬品の開発にも携わり、
メタボリックシンドロームに関係する領域の薬剤のデータも見てきました。

多くの製薬企業はこれらの疾患の治療薬を開発するのに
莫大な費用をかけています。
薬剤の開発は通常、健康なボランティアでの臨床試験（第Ｉ相試験）で
ヒトにおける薬剤の吸収、代謝、排泄を検討します。
ここに至るまでには発想段階から幾多の実験を積み重ね、
動物を使って厳格なルールに基づいて行われる
毒性試験など多くのハードルを越えて、
少なくとも人に投与しても大丈夫だろうという
程度までは確認済みのものがこのステージに上がってきます。
この第Ｉ相試験をクリアしますと、その後は患者さんで、
最も有効性と安全性のバランスのよい投与量を探す第Ⅱ相試験を行い、
さらに大規模な患者さんの集団で既存の薬剤と比較したり、
形の区別はつかないけれど有効成分の入っていない
プラセボを用いた臨床試験を行ったりした後、
それら全体の試験結果をまとめて製造販売承認申請を提出します。
このように<strong>発想から数えると
10年以上の歳月と300億円以上の費用をかけて薬剤は開発されるのです。</strong>

ところで生活習慣病関連の病気ではこれらの承認前臨床試験に加えて、
数千例の患者さんでかつ数年という期間にわたり有効性、
安全性を検討する長期大規模臨床試験が市販開始後に行われます。
これは、対象の患者集団に対して
全体としてどの様なメリットを与えられるかをみるものです。
最近ではこのようなデータがないと医師に信用して使ってもらえません。
といいますのは生活習慣に根ざした病気ですので、
様々な生活習慣を持つ患者さんの全体を総合すると
どんなところに効果があるのか、
いろいろな生活習慣の違いを鑑みてもやはり有効性は期待できるのか、
他社の同効薬と比較してどこによりよい利点があるのか
といったデータを確認するものです。
<strong>ただし、製薬企業がこれだけの資金と歳月をかけても
依然として生活習慣病関連の病気で治療できるのはごく一部にすぎません。</strong>多くの企業努力にもかかわらず高い有効性と副作用のない
理想的薬剤はまだ存在しません。
まして進行してしまった場合はお手上げ状態です。

しかし食事と運動といった生活習慣病対策の
基本プログラムは薬剤費ほど多くの医療費を消費しません。
しかも並の薬剤よりははるかに有効で安全性も高いのです。
もちろん薬剤と組み合わせてより効果を上げることも可能です。
<strong>今回のメタボ健診とその後の特定保健指導は、
肥満を放置して本格的な病気になってから薬剤のお世話になるのか、
なんとか忍耐強く肥満に対処して、
健康寿命を全うするかの選択を迫っていると考えるのはオーバーでしょうか？</strong>]]></description>
         <link>http://www.metabo-help.com/drblog/cat80/post_25.html</link>
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         <pubDate>Mon, 12 May 2008 17:56:00 +0900</pubDate>
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