男女問わず若々しく健康に年齢を重ねて欲しい・・・医学博士 内山明好によるアンチエイジング・ダイエット・メタボ対策の取組みを掲載した情報サイトメタボヘルプ.com。
ニックネーム ちかパンさん
性別 女性
年齢 40歳
住所 神奈川県
先日、人間ドッグを受けました。
専業主婦でもあり、出産などもあり、中々健康診断を受ける機会も無いので、
40歳になったからと思い、受けたのですが、
その中にオプションで腫瘍マーカー検査と言うのがあり、それを頼みました。
その中に、SCCと言う項目が、平成18年に受けたのが「1.0」だったのです
が、今回「1.90」と出てました。
SCC抗原の値がやや高めな為、3ヶ月後に再検査をお勧め下さいとの事が記載されてました。
少し肥満傾向もあり、メタボを気にし始めてたので、こちらのサイトを見つけ、
ダイエットに役立てようと思ってた矢先に、こんな結果が出てしまって。
私自身凄く心配性な性格な為、今もどうしたら・・・と居てもたって居られない状態です。
ドキドキして溜まりません。
何か対策などありましたら、アドバイス頂けたら助かります。
出来れば、やんわりとお返事頂けたらありがたいです。
宜しくお願い致します。
▼ドクター内山からの回答
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▼回答内容
確かに腫瘍抗原の検査が上がったりしますと心配になりますよね。
でもご安心下さい。この程度の上がり方は特に問題ありません。
SCCは子宮頸部ガンから分離された抗原を使ってそれと同じ抗原があるかどうかを検査するものです。
通常は2.0ng/mL以下が正常値ですので、「1.90」と書かれていますので(単位はng/mLですよね?)、
もしそうでしたら正常範囲内ですので問題ありません。
確かに前回1.0で今回1.9というとだんだん上がって来ているようで不安に思われるのも当然かと思いますが、
腫瘍抗原の検査値は血糖値やコレステロール値のように連続的に変動していくものではありませんから、
全く異なる検査値と考えて下さい。
血糖値などは正常値よりちょっとでも高めにでたりしますと生活習慣や食事内容を見直す必要がありますが、
腫瘍抗原検査(SCCに限らず)は、正常範囲内の細かい変動はほとんど意味がなく、
通常目に見えない腫瘍があるかないかをみつけるためというよりは、
腫瘤があった場合それが悪性かどうかを見極める参考とする検査です。
ですから上がり方を見る場合は正常値の何倍上がったかで見ていきます。
SCCは扁平上皮ガンといって肺ガンや子宮頸部ガンに特徴的に上がってくる検査ですが、
子宮の検査は健診で子宮頸部から細胞を少しこすり取って検査したと思いますし、
肺も胸のレントゲンを撮影したかと思いますので、それらの検査で異常がなければ
あまり心配されることはないと思います。
また皮膚の炎症(湿疹等)があった場合にもSCCは高く出る場合があります。
それよりはダイエットの方がんばって下さい。メタボリックシンドロームは一端糖尿病とか動脈硬化を
発症してしまいますと、ある意味ガンよりも怖い病気ですので、そうならないように気をつけて下さい。
今後もブログや特集などで情報発信していきますので、時々チェックしてみて下さいね。
お住まい 石川県
性別 男性
年齢 36
ニックネーム ち~ちゃんさん
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はじめまして、よろしくお願いいたします。
・・
身長159㎝、体重87㎏の体系です。
体はもともと筋肉質で、がっしりしているので見た目は太って見えますが、腕や足はかなりがっちりしています。
が、問題は腹回りです。
スイカがまるごと1個入ってるのでは・・というくらいの状態。
血圧は高め、肝臓が悪いといわれる(酒はほとんど飲みません)
糖尿病の気があるが、かかってはいません。
腰が悪いため、歩く運動など向いていないので一時期
水泳にも通ったことがありますが、あまり効果がありませんでした。
現在、服用中の薬は
1.鬱の薬
2.血圧の薬
3.呼吸系の薬(無呼吸症候群で、痰が絡みやすいため)
4.花粉の薬
です。
食事ダイエットも試してみましたが(キャベツ・バナナ・トマトダイエット)
効果はありませんでした。
で、ぜひ教えていただきたいのですが
1.腰に負担をかけずにできる運動
2.食事の際、気をつけたいこと
3.なるべく取ったほうがいい食事メニュー
以上3点、どうかよろしくお願いいたします。
乱文で失礼いたしました。
▼ドクター内山からの回答
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▼回答内容
はじめまして、ドクター内山こと内山明好です。
ちーちゃんさんの身長と体重から計算されるBMIは34.4ありました。
日本人ではこの値が25以上が肥満になります。
確かに筋肉質の方ですと多めにでるのが通常ですが、それにしても少々多いと思われます。
お酒をほとんど飲まないのに肝臓が悪いといわれているとのことですが、
これはおそらく脂肪肝といって肝臓に脂肪がたまっている状態を示していると思われます。
これは体重が減って体脂肪量が減ってきますとそれに合わせて改善してきます。
お薬もかなりの種類を飲んでおられるようですが、お薬の中には体重を増やす副作用のあるものもありますし、
組み合わせで体重増加を起こすものもありますので、主治医の先生とよくご相談下さい。
ご連絡だけからは病気の程度がわかりませんので、お薬を勝手に減らしたり止めたりすることはしないで、
お薬を処方された先生とよくお話ししてください。肝臓が悪いということにお薬が影響していることもあります。
またある種のホルモン異常でもがんこな肥満を引き起こすことがありますので、
ホルモン系の検査をもしされていないようでしたら検査してもらってはいかがでしょうか。
高血圧や無呼吸症は肥満が改善しただけでそれらの症状もよくなることが多いので、
お薬と同時に肥満対策が重要かと思います。
腹回りもかなりあるとのことですが、これを減らすためには運動と食事に工夫を凝らす必要があります。
現状でどの様な食事をされているのかがわかりませんと十分な指導はできませんが、
一般的には、管理栄養士鶴田真子のコメントにあることに注意して頂ければよいかと思います。
運動については腰がお悪いとのことですので、やはりお勧めは水中歩行、水中エアロビクスです。
水泳をやったが効果がなかったということですが、水泳が上手な方ではあまり運動量を上げずに
長距離泳げてしまいますので、むしろ水中エアロビクスなどで心拍数が増えるような運動の方がよいでしょう。
少しでも体重が減りますと腰への負担が減って痛みも変化してきますので、再度挑戦してみてください。
運動の目安は軽い息切れがして、心拍数が1分間110以上になるくらいの運動が最低限必要です。
管理栄養士 鶴田真子の回答
はじめまして、鶴田真子です。
ちーちゃんさんはお腹まわりが気になるとのことですので、
いわゆるりんご型肥満で内臓脂肪が多いタイプかと
思われます。内臓脂肪は比較的落としやすい脂肪ですので、毎日の食生活を改善され、
適度な運動を実践されこれらを習慣化させることで改善が見られると思いますので、
ぜひこの機会に頑張って生活習慣の改善に挑戦なさることをおすすめいたします。
まずは、ご自身のお食事の記録をつけられてみてはいかがでしょうか。
摂取時間と内容を3日間程度記録してみると、ご自身の食生活の改善ポイントが見つかると思います。
たとえば、「脂っこいものが多い」「パターン化している」「外食が多い」というように
内容に関するものであったり、「食べてすぐ寝てしまう」「朝ごはんは食べない」など
生活のリズムと関連のあるものであったりと改善の糸口が見えてくると思いますので、
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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イクラのよい成分とは何でしょうか?
イクラは大変おいしい食材ですが、コレステロールが高いと敬遠されることもしばしばあります。
コレステロールに対する考え方もずいぶん変化しており、単に総コレステロール値ではなく、酸化LDLを注視する傾向にあると思います。
さらに先生の「メタボヘルプ.com」に紹介されていた「DHAなどの不飽和脂肪酸、リン脂質、それらが結合した複合脂質」が
イクラに多く含まれるというお話は、大変興味深くよみました。
イクラを扱う私たちには、勇気づけられる内容でした。毎日三食大量に食べるものでもないのに、
コレステロールが多いということのみで、悪い食べ物のように言われますが、
4年数千キロの旅をして生まれた川に間違わないで戻ってくる鮭の卵には、
疲労を防ぎ何かしら記憶に関係するいい成分も含まれていると考えます。
先生のご意見や情報をいただければ幸いです。
お住まい 北海道札幌市
性別 男性
年齢 54
▼ドクター内山からの回答
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イクラに含まれるコレステロールはあるデータによると平均30g中144mgで、これは卵黄1個分(286mg)の約半分です。
普通小どんぶりのいくら丼で70gくらいでしょうか。
そうするとだいたい小どんぶりのいくら丼が卵1個のコレステロールということになり、
それほど多い量ではないと思います。いくら丼など毎日食べるものでもないので、
卵でさえ1日2,3個食べていても問題にはなりませんので、
イクラでそれほどコレステロールを気にする必要はないと思います。
またブログにも書きましたが、DHAやフォスファチジルコリンなど脳によい脂質が含まれています。
睡眠の質の改善にも役立つかもしれないというデータも出ています(ブログ参照)。
またイクラにはアスタキサンチンという強力な抗酸化成分が含まれていて、
酸化ストレスから体を守ってくれます(ヘルステ:ファイトケミカル参照)。
アスタキサンチンは高齢者の脳機能の活性化やパーキンソン病の症状改善などのデータも出ています。
卵などもよく誤解されますが、コレステロールが高い人は食べてはいけないかのごとくいわれていますが、
そんなことはなくて、むしろ栄養素として外から入ってくるコレステロールが極端に減ると、
体内でのコレステロール合成量が増えてかえって体によくないという研究者もいます。
もちろん長期間毎日のように大量に食べるのはよくないですが、
コレステロールが高いから食べてはいけないということはないので、安心して食べてよいと思います。
ご参考程度となりますが、2010年版食事摂取基準での目標量としては、
18歳以上どのライフステージにおいても男性 750mg未満/日 女性 600mg未満/日です。
生活習慣病は、認知症に影響するのでしょうか。
お住まい 三重県
性別 女性
年齢 40代
メタボ、高血圧、高コレステロール 肥満、この三大要素が、そろっている高齢者は、認知症になりやすいのでしょうか。亡くなった母は、メタボで認知症になりました。現在、施設にいる父もアルツハイマーです。父は、痩せていますが、脳梗塞が原因でした。
▼ドクター内山からの回答
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認知症の危険因子としてはやはり生活習慣病が大きいようです。
この方がおっしゃるように危険因子としていわれているものは
メタボ、高血圧、脂質異常症などです。
家族性アルツハイマー病とか遺伝的要素が強いアルツハイマー病もありますが、
大多数は家族性ではありません。
原因自体が完全に解明されたわけではありませんので遺伝的な影響も
どの程度なのかはっきりしておらず、おそらくは50%程度かそれ以下といわれていますので、
やはり生活習慣の是正が今のところもっとも有効な予防法です。
米国の臨床研究では地中海食といわれる果物、野菜、魚、オリーブオイルなどを
習慣的に摂っている人にアルツハイマー病発病が少なかったとの報告があります。
また野菜は野菜ジュースでもよいようです。
日本食は地中海食に近いので、和食を中心に献立を組み立ててはいかがでしょうか。
ただし、伝統的な和食は塩分が多いので、これは高血圧の誘因にもなり、
この点は要注意です。
それから運動も大切です。特にただ体を動かせばいい、というのではなく
しっかり楽しみながら体を動かすことが重要との報告もあります。
要は体と頭を常に動かして、バランスのよい食事をすることが
今のところのいちばんの予防法ということでしょうか。
ニックネーム おじゃ様
性別 女性
年齢 59
仕事は手仕事なので1日中座りっぱなしで、かといって足が痛くてウオーキングを毎
日するのは無理です。
メタボ健診で引っ掛かりましたが、食事もそんなに多くは取って無いと思いますが、
太りやすい体質です。
ただ、お茶やコーヒーの水分は多く飲んでます。
こんな生活でメタボを解消する手だてがあるでしょうか?
▼内山先生からの回答
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足が痛いと日常生活も大変なことがあるでしょう、色々とお困りではないでしょう
か。
少しでも効果的なアドバイスを差し上げたいと思いますので、
最初にいくつか質問させてもらえますか。
痛む箇所は、膝関節などでしょうか。それとも足首の関節でしょうか。
膝が痛む場合は、簡単なストレッチ運動をお教えしましょう。
そして、メタボ健診のどの項目が引っかかったのでしょうか?
腹囲、血液検査などの情報があると、的確なアドバイスもできますので
差しさわりがない程度で教えていただいてもよろしいですか。
おじゃさんは、お茶やコーヒーをよく飲むということでしたね。
コーヒーに砂糖やミルクをたくさん入れているようでしたら、
これが肥満の原因ということもあります。コーラやジュースなども同様です。
またお茶やコーヒーはカフェインによる利尿作用(おしっこがでやすくなる)で、
体内の水分バランスが崩れてむくみの原因となる可能性があります。
これを防ぐにはお茶やコーヒーではなく、水(水道水で十分ですが、
ミネラルウォーターでもOKです)にすることがお勧めです。
あと、太りやすい体質と伺いましたが、考えられる原因としては、
食事中のタンパク質、脂肪、炭水化物のバランスが悪くなっていることと、
食事の仕方によっては脂肪蓄積が起こっている可能性があります。
食事分析や栄養指導が必要かもしれないですね。
メタボを解消する方法は様々で、その症状によってもたくさんあります。
焦らずにゆっくりと進めて、継続することが大切ですよ。少しずつでも始めていきま
しょう。
腹囲は85cmだとか90cmだとか数字ばかりが議論になりますが、
原理をよく理解してください(Dr.内山のメタボ対策講座、「あなたも隠れ肥満かも知れません」参照)。
腹囲の正確なはかり方はへその高さでお腹の力を抜いて、
息を吐いた状態で計ることです。
服を買うときに計るウェストとは場所が若干異なりますので要注意です。
現在多く市販されている体脂肪計は、
体の成分による電気抵抗の違いを利用して計測する仕組みになっています。
ですから汗をかいた状態か乾燥した状態か、
周囲の環境などによっても多少数字が変動します。
初期に比べるとずいぶん改良が進んで安定してきましたが、
器械の精度というより、計る方の状態を一定にしないと
比較ができないということです。スポーツジムなどでもおいてあって、
通われている方は計っているのではないかと思いますが、
上記のような理由で運動前に計るか、
運動後に計るかで数字が違ってきますので、
いつも同じ状態で計ることが重要と思います。
ちなみに最も正確に脂肪量を計測できる装置は何かといいますと、
DXA (Dual Energy X-ray Analyzer)という骨の密度を測る器械です。
骨粗鬆症の健診に行くと踵で計る場合も多いですが、
寝た状態で端子が動いて計るかなり大型の器械です。
おそらくドクターは骨の状態の説明しかしないでしょうから、
一度、皆さんの方から聞いてみてはいかがでしょうか。
メタボとはメタボリックシンドロームとかメタボリック症候群などと呼ばれている
病気の名前を略したもの。
メタボリックは代謝、シンドロームは症候群と日本語では訳しています。
症候群とは原因にかかわらずある一群の病気や症状がそろうと、
同じような経過をたどることから、
一つの病気と同様に扱うように~症候群という病名がつけられるのです。
メタボリックとは代謝に関係した病気であることを示します。
すなわち肥満が原因して糖尿病、高血圧、
動脈硬化などの一群の病気が進行することをメタボリックシンドロームというのです。
糖尿病、高血圧、動脈硬化などは一定の年齢になると重なって起こることが多く、
死の四重奏とかシンドロームX(エックス)とか呼ばれていましたが、
実は肥満が原因でこれらの症状が出てくることがわかってきました。
ある程度長期間肥満があると、これらの病気が起こってきますが、
なぜ同時に起こってくるのかはこれまで分かっていませんでした。
これが最近体内の糖や脂肪の代謝に深く関わっていることがわかったため、
メタボリック(代謝)という名前が付けられたというわけです。
中性脂肪は、トリグリセリドともいわれています。
脂肪の多い食事を取ると上がります。
健診前にはあまり脂肪の多くない食事を取り、
しっかり間を空けて(12時間以上)検査しないと高めの値になることがあります。
150mg/dl以上ではメタボが疑われますよ。
血糖値とは、血液中のブドウ糖の量をいいます。
通常は8時間以上何も食べない状態で測った値を空腹時血糖値といい、
これが基本になります。正常値は100mg/dl未満です。
この値が110mg/dl以上でメタボリックシンドロームを、
126mg/dl以上になりますと糖尿病を疑うわけです。
しかしこの値が正常値でも油断できません。
食事をすると血糖値は上がりますが、
正常ですとインスリンが膵臓から出て血糖値は下がります。
ところがインスリン抵抗性(インスリンがたくさん出てはいますが、働きが悪い状態)
になりますと、時間たっても血糖値が高いまま、ということもあります。
食後2時間のとき200mg/dl以上あるようですと、
やはり糖尿病を疑います。空腹時血糖値が低くても
ヘモグロビンA1cという検査項目の値が高いとインスリン抵抗性を疑います。
体重は一生のうちでも大きく変化しますし、また1日のうちでも変化します。
小児期から肥満している人は別にして、
20歳代前半くらいの体重がその人の理想体重といわれています。
だいたいの目安として身長(cm)から110を引いたくらいが標準体重といわれますが、
BMIを計算する方が正確です。
急激な体重変化は要注意。
特に何の努力もしていないのに体がだるくて1ヶ月で5kg以上体重が減ってきたら
何か悪性の病気が考えられます。
逆に関節リウマチなどで副腎皮質ステロイド剤を飲んでいますと、
短期間で10kg以上太ることもあります。
何はともあれ、体重の変化は体調のバロメータでもありますから、
できるだけ頻繁に計りましょう。
毎日の体重測定とその変化をグラフにつけることはダイエットの基本です。
ぜひみなさん実行してください。
たいした努力をしなくてもこれを実行するだけで
体重減が実現されたという臨床データもあるくらいです。
通常は成人してからは、身長に大きな変化はありません。
ただし、朝一番の身長と一日活動して夜寝る前くらいの身長では1cm以上異なります。
頭の重さは一般的に体重の13%程度といわれており、60Kg の人では8kgにもなります。
また背骨(脊柱)は脊椎骨の間に椎間板という軟骨と繊維靱帯の組織があり、
この組織に柔軟性があるため背骨を動かすことができるのです。
寝ている間は頭の重さがとれますので、椎間板が回復して高さが戻ります。
1日活動しますと頭の重さで少しずつ椎間板が低くなり、
全体として1cm~2cm身長が低くなるのですす。
また骨粗鬆症といって骨が弱くなる病気になると脊椎骨がつぶれてきます。
そうなりますと5cm以上は低くなってきます。
女性の場合、閉経後女性ホルモンが少なくなると、急激に骨の量が減り、
少しずつ骨が変形してきます。特に胸椎という胸の後側の背骨に変形が強く出ますので、
背中が丸くなってくるのです。
この時期の女性は体重だけでなく身長も気にしましょう。
壁にまっすぐもたれて立ったとき、踵、おしり、背中が壁につきますが、
このとき頭が壁につかなかったら骨粗鬆症の疑いありです。
タンパク質は糖水の中に37度で置いておくと茶色くなってきます。
これが糖化反応といわれる現象です。
すなわちタンパク質に糖がくっついてタンパク質が堅くなった状態です。
血糖値が高くなると体内でもこれと同じ現象が起こります。
この時できたものをAGE(Advanced Glycation Endproducts:Glycationは糖化反応のことで、
年齢とか加齢の意味であるAgeをひっかけた用語)といいます。
糖尿病で血液中のブドウ糖の濃度が上がってきて、
赤血球の中の酸素を運ぶ役目をしているヘモグロビンにこの糖化反応が起こったものが、
ヘモグロビンA1cです。
正常値は5.8%以下で6%以上は糖尿病の疑いありです。
インスリン抵抗性は、インスリンはたくさん分泌されているけれど、
その割には血糖値が下がらない状態をいいます。
内臓脂肪がたまってきて、その脂肪組織からホルモン様因子が出てきますと、
筋肉組織などでのインスリンの働きを邪魔するようになります。
そうなりますと筋肉で糖が消費されにくいために、
ますますインスリンが出てきます。これが長年続きますと、
膵臓が疲れてしまい、インスリンの分泌が悪くなってきます。
そうなるととたんに血糖値が上がり、糖尿病が始まります。
これを防ぐためには肥満を解消するのが一番です。これは笑い話ですが、
大阪人にインスリン抵抗性を改善するためには、
肥満を解消しなければいけないと説明してもなかなか実行してもらえないので、
「あんたの体は筋肉を働かせるのに他の人よりぎょうさんインスリンが必要や。
それが痩せれば少ないインスリンで済んでしまう。もったいない話やないか」
と説明したとたん、一生懸命痩せる努力を始めた・・・。と、
話自体の真偽は別として、インスリン抵抗性の説明としては大変わかりやすいです。
人間は興奮すると交感神経が緊張してアドレナリンというホルモンが分泌され、
いろいろな反応が体内で起こってきます。
これは元来敵に襲われたときの逃避行動であるとか、
逆に獲物を捕るときの行動に有利な状態を導きます。
血圧の変動を見ると、興奮状態では高くなって、筋肉の隅々にまで血流を確保します。
そうなると太古の時代には、高血圧の人ほど生き延びやすかった、ということになります。
若いうちは血管もしなやかで弾力性に富み、
筋肉も力強いですが、加齢とともに血管の弾力性は失われ、
筋力は弱くなってきます。
若い時には平時には血圧が低くても、
いざというときには筋肉への血流を確保して、筋肉をしなやかに動かすことができます。
ところが血管が硬くなり、筋力が衰えてくると、
危機が迫った時にしっかり筋肉が働けるようにするためには、
ある程度の血流量を確保しておくことが必要となり、
血圧は高くならざるを得ないのです。
医療機関にかかる理由で最も多いのがこの高血圧。
それくらい人類は高血圧になりやすいのです。
高血圧を放置しておくとどんどんあがり続けて、
そのうち重要な脳の血管が切れて出血を起こしてしまいます。
ですから、ある程度のところで血圧をコントロールするわけです。
高齢者になっても、太古とは違って、今の時代、
サーベルタイガーに襲われることもありません。
安心して血圧を低めにコントロールすることが肝要です。
逆に今は、これが長く生き延びる条件となってしまったのです。
団塊世代はその後の世代の人たちに比べて、
メタボになりやすいとされていますね。
答えは、イエスです。
理由としては、団塊世代の人たちは戦後の食糧難の時代に胎児期、
小児期を過ごしている、ということが挙げられます。
実は胎児期の栄養障害が、
後のメタボリックシンドロームへのなりやすさを規定しているのです。
胎児期に栄養が十分でないと、脳の発育への栄養が最優先され、
体は低栄養の状態でプログラミングされてしまいます。
これは膵臓のインスリン分泌細胞の発達障害や成長ホルモンの低下、
筋肉量の低下を招きます。すなわち、インスリンを分泌する能力の低下が起こって、
なおかつインスリンが作用しにくい状態となるのです。
この状態で生まれて、生後正常の状態に追いつこうと急激な成長が起こります。
この成長のために、胎児期とは逆に成長ホルモンやインスリンが過剰に生産され、
脂肪が蓄積しやすく、肥満になりやすい状態となるのです。
インスリンは血糖値を下げるホルモンとして知られています。
食物が吸収されて血糖値が上がると、
膵臓からインスリンというホルモンが出てきます。
このインスリンはマジックのように血液中の糖分を消し去るわけではなく、
糖分がエネルギーとして筋肉にうまく取り込まれて使われるように手助けしたり、
余分な糖分を脂肪に変えたりして血液中の糖分を調節しているホルモンです。
このように飢餓状態に強い体の団塊の世代は、逆に飽食の時代にあっては、
極めて肥満しやすい体の状態になっているということが言えるのです。
この状態が長く続くとインスリン分泌細胞が疲れてしまい、
インスリンが出にくくなってきます。これが糖尿病なのです。
団塊世代は、このような危険性を負っています。それは宿命的とも
言えるのですが、それは回避できるものです。
まずは意識的になること。そこから変えていきましょう。
カリウムの話の前にナトリウムの話をしなければいけません。
カリウム、ナトリウム、塩素などは電解質と呼ばれ、
細胞の内外液量の維持や細胞の機能、
浸透圧を調節する重要な役割を担っています。
たとえばナトリウムが不足すると血圧と食欲が低下して
疲労しやすくなるのです。
逆に取りすぎると高血圧になります。和食は概して健康によいのですが、
欠点としてはナトリウムが過剰になってしまうことです。
味噌、醤油など和食で使われる調味料にはかなりの食塩が含まれます。
味付けは地域によって薄い濃いがあり、
西日本では薄味で東日本では濃い味が一般的ですが、
同じ献立でも味が薄いといって、
醤油をかければナトリウムはすぐ過剰になってしまいます。
高血圧の人は要注意です。日本人の60歳代では60%の人が高血圧であり、
この病気は国民病なのです。
ナトリウムが細胞外液に存在するのに比較して、
カリウムはほとんど細胞内に存在します。
カリウムを摂取することでナトリウムの排泄を促し、血圧が低下します。
神経や筋肉の活動は内外のカリウム濃度差によって維持されているので、
細胞外液のカリウム濃度が上昇すると、これらの活動が停止してしまいます。
細胞が多く壊れてカリウムが細胞外にでて、細胞外液のカリウム濃度が
高まると神経や筋肉、心臓の活動が停止してしまうため非常に危険なのです。
カリウムは野菜類に多く含まれますが、
煮ると30%程度煮汁に出てしまうため、
野菜の煮物は煮汁と共に食べるのがよいのです。
腎機能が正常ならカリウムは腎臓から出て行くので
過剰になることはあまり心配しなくても良いのですが、
腎機能が悪い人では注意が必要です。
メタボリックシンドロームは内臓脂肪がたまった状態であることは
このサイトでも何度か述べていますが・・
栄養の面から見ると脂肪組織は定期預金のようなもので、
必要量以上の栄養が手に入るとそれを脂肪として蓄積しておいて、
食物がしばらく獲れなくても、必要なときになんとかエネルギーが
確保できるような仕組みになっています。
通常エネルギーとして使用するのは脳にしても筋肉にしても糖分です。
こちらは普通預金のようなもので、肝臓にグリコーゲンとして蓄えられ、
簡単に出し入れできますが、
ジョギング程度の運動を30分程度しおただけで使い果たしてしまいます。
そうすると今度は、
脂肪組織に蓄えられた脂肪を糖分に変換してエネルギーとして使います。
この脂肪を糖分に変換するときに結構エネルギーが必要なのです。
この辺りも、なかなか引き出しにくい定期預金と似ていますね。
以前は、脂肪組織とはこのように単なる貯蔵組織だと考えられていました。
ところが、最近脂肪組織を構成する脂肪細胞はサイトカインという、
特定の細胞に働きかける、ホルモン様の物質を出していることがわかってきました。
貯蔵組織から内分泌臓器への格上げです。
脂肪細胞が小さいうちは、インスリンの働きを助ける善玉のサイトカインを出していますが、
だんだん脂肪が蓄積されて脂肪細胞が大きくなり、
大きくなりすぎて炎症を起こしてくると今度は、
インスリンの働きを妨げるような悪玉サイトカインを出すようになるのです。
これがメタボの始まりなのです。
生活習慣病とは日常の生活習慣に根ざした原因で起こってくる病気の総称です。
実はこの言葉は生活習慣に根ざした病気を予防しようということで、
行政当局が作り出した造語であり医学用語ではありません。
そんな経緯もあり、この言葉の定義はあまり科学的ではありませんが、
生活習慣を変えることで予防できたり、治ったりする病気ということです。
たとえば糖尿病は長年にわたる、食べ過ぎ飲みすぎで起こり(もちろんこれだけではありませんが)、
また日常の食事に注意したり、運動習慣を取り入れたりすることで病状は良くなります。
動脈硬化、高血圧なども同様です。
生活習慣病はさらに広い範囲の病気を示し、
たとえば骨がもろくなる骨粗鬆症や癌も、ある意味生活習慣病です。
そのようなわけでメタボリックシンドローム(メタボ)は生活習慣病そのものと言えます。
しかしメタボはれっきとした医学用語であり、
きちんとした科学的定義があります。
ちゃんとお医者さんのカルテに書かれる「病名」なのです。
東洋医学では未病という言葉があります。病気には至っていないけれど、
かといって完全に健康な状態でもない。メタボはまさにこの状態をさすのです。
メタボの日本における定義は以下のようになっています。
これが日本内科学会を主体とする関連学会がまとまって発表したメタボの定義です。
日本におけると書いたのは、欧米ではそれぞれ異なった定義が作られているからです。
メタボは糖尿病、高血圧など個々の病気からみると、
いわゆる境界領域にあたります。
たとえばメタボの定義で血糖値は110mg/dlですが、
これが糖尿病となると126mg/dl以上となります。血圧も同様です。
これらがいくつか重なって、はじめてメタボの定義に当てはまるのです。
つまり病気の一歩手前の状態がいくつか集まると本当の病気になっていきますし、
また症状がまとまって出やすいというところに特徴があります。
メタボが重要なのはその定義もさることながら、未病の状態であり、
まだ十分健康に戻れる可能性があるということです。





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